2-9 初めての使い魔
「さてと、こいつらの名前どうしようかな?」
魔理守は、モンスター二体を使い魔にして、二人は始まりの森に戻ってきた。
「まりりん、どうせ決めてるんでしょ?」
「まあな!じゃあ名前を言う前にこいつらを出すか!」
魔理守はそういうと、右腕を前に払い二体のモンスターを召喚した。
デスリスは「ミュー」出てきた。
それと同時に、「キュー」とヘルハムスターが出てきた。
「よし、じゃあお前たちに名前を付けるぞ!」
二体は魔理守を見つめる
「リスがたかしでハムスターはさんぺいだ!」
「え?」
あおりんが思わず声を出す。
「ちょいちょいまてまて、なんで『え?』なんだよ」
魔理守があおりんに聞いた。
「だって人の名前だもん、やっぱりまりりんはへんだね!」
笑顔で答える
「……」
〔笑顔で言われると返しずらいな〕
相変わらず笑顔に弱い魔理守
「まりりんどうしたの?」
「い、いや何でもない。こいつは歯がでているからこの名前にしたんだ」
動揺しつつ、質問に答える。
「まあ、まりりんらしくていいんじゃない?」
「そうか、ありがと」
「どういたしまして!まりりん」
「そんじゃあ、色々探索しに行こうぜ!」
「え?デート?行く行く!」
笑顔で答える
「え?ででで、デート?」
〔こいつ……〕
「あ!照れてる!可愛い」
「ちょっあーもう、行こぞ」
魔理守は照れつつ、歩き出す。
「あーちょっとまって」
あおりんも魔理守の隣へ駆け寄り、一緒に出発する。