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カエデの唄
芽生えた想いは失うがつれない日々は続くのだ
「私は髪を短くしました。何か見える世界が変わるかな?」
なんて思っちゃう事が馬鹿らしくて 誇らしかったり
寂しいと思う度に気付く やはり、ひとりではダメなんだなぁ
繋いだ右手は離れるよ 冷たい風は止まないのだ
「新しいブラウスを買いました。いつか纏った汚れが消えるかな?」
なんて思っちゃう事が馬鹿らしくて 微笑ましかったり
悲しいと思う度に気付く やはり、優しさは温かいんだなぁ
最後の一枚 カエデの葉 私に似た寂しさで
最後の一枚 カエデの葉 私に似た微笑ましさなのかなぁ
出逢えた奇跡は受け取るが別れる定めは見ないのだ
「明日は晴れだと聞きました。それなら私の心も晴れるかな?」
なんて思っちゃう事が馬鹿らしくも 優しさだったり
さよならと言う度に気付く 最後はひとりになるんだよなぁ
それもみんな一緒なんだなぁ