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配信4枠目 馬鹿とFPS配信をしてみた。


 さてと、配信も無事に終了し、やる事やって眠りの体制に入った俺は、今更ながらにヤバい事に気付いてしまった。


 日課である就寝前の俺のエゴサ。それがひと段落つき、何と無くで俺Bの情報収集をしていた時の事だ。突如目に入ったのは、とある番宣。


「はぁん!?」


 今、放送している日9のドラマ。その番宣の画像には、何処か見覚えのある顔が居た。それは、別に俺Bの事を指している訳では無い。その隣に居る人物へ向けられた言葉だ。


 この俺Bの隣に居る人物。俺の見間違いで無ければ、俺の弟である。


 いや、は?


———

——


「コレは…弟だよな?」


 特徴的な白髪に金色の眼を持ち、コレからも伸びるであろう身長。そして、神に愛されたと言っても過言では無い完璧な容姿。


 はい、どう見ても弟です。対戦ありがとうございました。ん?黒髪で赤眼のお前と全く似てない?まぁ、母は同じであれど、父が違うからね。仕方ないね。


 ちょ、待てよ。それよりも、何で全日制の学生である弟が俳優をしてるんですか?それも、俺Bに勝らず劣らずな人気。寧ろ、十分に勝っている。


 いや、まぁ、そりゃそうだろうね。弟くんは超絶イケメンだし…しかも、ただイケメンな訳じゃなく、端正な美少年と言った様に、性別不詳でも問題無いレベルには顔が整い過ぎている。


 当然、俺もそんな弟が出来れば、どうしたってブラコンになる訳で。当時はよく心の中で大喜びしたものだ。


 まぁ、それはあくまでもぬか喜びに過ぎず、今現在、一人暮らしをしている時点で、現実は辛いと分かってもらえるだろう。


 それにしても、こんな奇妙な事ある?現実は小説も奇なりって言うけどさ。あまりにも奇を衒い過ぎでは?


 さて、このままだと埒が明かないので、一度本題に戻る。この奇妙な世の中には、俺Bのウィキ○ディアが存在するのだ。当然、同等以上の人気を誇る弟のウィキ○ディアもある訳で。


 兎に角、プロフィールに目を通してみよう。もしかしたら弟とは全くの別人の可能性も、無きにしも非ずな筈だ。


 ふむふむ。成程…つまり、まとめるとこうか。


 容姿  一致!

 名前 不一致!

 性別  一致!

 年齢 不一致!

 身長  一致!


 え?そんな事ある?俺と俺Bは全て一致なのに、弟と弟Bは全て一致じゃない確率って、一体どのくらいよ?


 ただでさえ、ドッペルゲンガーらしきものが同じ国に2組も確認出来ている時点で、もう既に天文学的数字になってそうだけれども。それよりも低い可能性って、それはもう、宇宙の誕生に他ならないでしょ。


 でも、まぁ、コレで少なくとも、弟と弟Bが別人である確認は出来たし、良しとしようか。……え?コレは良しとして良いのか?


———

——


「んん…っ…」


 カーテンの隙間から入り込む光に邪魔され、俺は目を覚ます。いや、このカーテン仕事しなさ過ぎだろ。ちゃんと日光を遮光してくれよ。


 現在の時刻は14時………14時!?


「はぁ!?」


 思わず素っ頓狂な声が出た。ここ最近、こう言う事ばかりな気がするんだが?常に着いたエアコンの所為で、乾燥ばかりしている喉。そんなので叫びやがって、そろそろ喉を労わってやれ。


 と、コレはしょうもない補足だが、別に今日は昼間に予定がある訳でも、急ぎの仕事があった訳でも、やるべき事があった訳では無い。ただ、こんな時間まで寝ていた事に驚愕しているだけである。


「クソ…エゴサなんてするものじゃないな…」


 なんて後悔を口にはしているが、あくまでも調べてるのは、俺Bや弟Bの事なので、別にエゴサな訳じゃ無い。ただ、普通にネット検索をしてるだけである。コレはかなり大事な方の補足。


 昨晩は弟Bの事が気になり過ぎて、自分を見失ったかの様に、照明も無しに弟Bの情報を集めていたのは記憶に新しい。お陰様で、俺は色々な発見をする事が出来た。


 弟Bは俺Bの様に、アイドル売りをしている訳では無い様だ。寧ろ、彼は結構気さくな人の様で、特にバラエティーでは引っ張りだこ。聞いたところによると、ギャグセンスが高いのだとか何だとか。


 ただ、弟と同じく、やれば何でも出来る、所謂天才と呼ばれるタイプの人間であり。度々、その片鱗を見せつけているそうだ。


 中身にまでも、何処か似ている部分があるのは、俺と俺Bも同じで有る。例えば、俺には『一度見た物は忘れない』そんなギフテッドの様なモノがあったりするが、それは俺Bにも有るみたいで、視力が平均を大きく上回っていると言うのも、俺も、俺Bも同じ事だった。


 今、こうして整理してみると、恐ろしい程に共通点が浮かび上がっていく。片割れと言う言葉が有るが、正に俺と俺Bはそんな感覚なのかも知れない。


 それに、陰キャな俺と、陽キャな俺B。殆どが共通点だらけなのに、一部、完璧に相反する物が存在するのが、正に片割れの様だ。


 もしかしたら、弟も、弟Bを見ては、似た様な事を考えているのかも知れないな。是非、機会があれば、弟に聞いてみたい物だ。


 それよりも、早くベッドから出ませんかね。いつまで喉を乾燥させたままでいるんだ?


———

——


「あっ。あそこ敵居る」


 そう言って、俺は味方に危険を知らせるピンを立てる。因みに、コレは独り言じゃないぞ。ちゃんと話し相手がいる。相変わらず、通話の先だが。


 今は脳筋プロテインこと、ミカくんのFPS配信にチームメイトとして付き合っている。コイツに付き合わされているお陰か、苦手なタイプのゲームなのに、中々上手くなってきた。


 まぁ、ランクは下から数えた方が早いんだけどね。確か、ランクには6か7つくらいは段位?種類があった筈だ。俺は下から3番目。脳筋プロテインは上から3番目だ。


 何でコイツは馬鹿な癖して、そんなに上位に居るんですかねぇ…それに、1番上のランクは人数制限がある為、実質、脳筋プロテインは上から2番目のランクと言える。


『よっしゃ。抜いた。スナのヘッショ気持ち良すぎだろ!』


 スナはスナイパーライフルの事で、ヘッショはヘッドショットの事だ。初めはこの専門用語?略称?を覚えるのに必死だった。今となっては日常会話の様に使える。


 尚、覚えた意味はなかった模様。だって、バトロワ系のFPSは絶対に1人でしないし、その様子を配信する気もないんだもん。


「あっ。敵追加だ。こことあっこ」


 そうして、連続してピンを刺す。こう言うとズルしている様に映るかもしれないが、一度見たものを覚える力のお陰か、元の景色を覚えているが故に、敵の有無が一目で分かる。他の技能は兎も角、索敵に関しては負ける気がしない。


《コメント》

【はい。変態】

【何で見えるんですかねぇ…】

【そこって描画距離外ちゃうんか…】

【野良さんも困惑やろなぁ…】

【チート疑われてそう】

【そして、馬鹿がちゃんとスナで抜くのが面白すぎる】

【馬鹿も大概エイムが良過ぎる】

【尚、キャラコン】

【尚、立ち回り】

【尚、索敵】

【滅多刺しで草】


 この脳筋プロテイン。キャラコン…キャラのコントロールは壊滅的。立ち回りは突撃一択。索敵なんてどこ吹く風。と、言った様にエイム…銃弾を命中させる事以外、破滅する程出来ないのだ。


 更に、果て無くロマンを追い求め、絶対にスナイパーライフルとピストルしか持たない事から、一部視聴者からは固定砲台と呼ばれているそうだ。


 でも、こんなプレイであろうと、この脳筋プロテインは上位のリーグまで上り詰めた事実に変わりはない。流石、有名配信者と言ったところで有る。見習いたくは無いが、尊敬はする。


『フォ〜!!!3連続ヘッショ気持ちぃーーー!』


「ナイスキルー」


 ランクマッチはポイント制で、敵を倒す事や、生き残る事でポイントが入る。バサバサ倒してくれる脳筋プロテインのお陰で、俺もランクが上がって嬉しい。いつかランク詐欺になりそうな気はするが。


《コメント》

【コイツらキモ過ぎて笑う】

【エイムに振り切った人間と、索敵に振り切った人間が合わさるとこうなるんやなぁ…】

【敵が可哀想過ぎる】

【相手視点だと、移動してたら突然ダウンだもんな】

【敵が近づく前にスナで薙ぎ倒すから、立ち回りもクソも無いのが最高にイカれてる】

【チートにしか見えなくて草】

【アレもコレも全て先生の所為やね】


 なんでや!俺関係無いやろ!


———

——


 さて、そんなこんなで、楽しく配信を楽しみましたと。お風呂も入ったし、ご飯も食べた。後は寝るだけですね。


 今日はもう遅いし、エゴサは明日にして寝よう。


 って、なる筈でした。何故かスマホが壊れた様にめちゃくちゃに煩い。寝ようとしてる隣でさぁ…光って震えてお前はDX玩具かよ?コレ消音モードだよね。音出したらマジでDX玩具だぞ。


 成程。通知に目を通したところ、大量の通知は脳筋プロテインからのメッセージで、俺と脳筋プロテインが炎上みたいなバズり方をしてるみたいですね。


 まぁ、理由は明白ではある。何でも、あの脳筋プロテインがスナイパーライフルの鯖にしたプレイヤーの内の1人が、業界で話題のプロゲーマー『PaPur』と言う方だったみたいです。それも、ライブ配信中の。


 当然、脳筋プロテインにヘッドを抜かれるシーンも映っている訳で、早速出来ていた切り抜き動画を見たところ、そのプロゲーマーが前触れも無く、突然ダウンしてましたね。はい。どう見てもチートです。ありがとうございました。


 何やってんだミカァ!(責任転嫁)


———

——


812 風邪引けば名無し ID:MutImUti

コレ、どう言う事や?

————————————————————————

透影ユリウスです!@ゴミ箱所属!

————————————————————————

コレ、ヤッベェ。ヤベくね?

#神クリップ

ogdpwj.com

————————————————————————


813 風邪引けば名無し ID:oimgMmgW

コレは…何だ?キショ過ぎクリップ?


814 風邪引けば名無し ID:ogMmpDwJ

しかもコレ、ランクマやんけ!


815 風邪引けば名無し ID:dWjmpAwg

このミカくんがエイム良いのは有名だが

エイムが良いと気付かれたのは

他でもないこの変態絵師の所為


816 風邪引けば名無し ID:MutImUti

つまりどう言うこっちゃ?

FPS?無知なワイにも分かり易く頼む


817 風邪引けば名無し ID:CmpwJdwm

ゲームには描画される距離があるんやが

この変態さん達はその距離ギリギリに居る

蟻さん以下の敵を見つけて

しかも、めちゃくちゃ距離減衰も有るのに

頭に弾丸を当てて倒したって事

言わば、変態超人プレイ


818 風邪引けば名無し ID:MutImUti

めちゃくちゃ早口で言ってry

それって、どれくらい変態?


819 風邪引けば名無し ID:IwpmWdTm

SNSにあげたら

トレンド下位に入るくらい変態


820 風邪引けば名無し ID:dPjgwMuw

無事、入ってますねぇ…

————————————————————————

26 アプデ完了


27 黒ストッキング


28 〇〇生誕祭


29 ミカくん

————————————————————————


821 風邪引けば名無し ID:GogaTwDm

ユリウスは何でコレを?


822 風邪引けば名無し ID:dpWdgMjm

そりゃ、お前!

自分に出来ない事だから羨ましいんだろ!


823 風邪引けば名無し ID:GmpmgWdW

ステ比較

ミカくん

エイムS。キャラコンE。立ち回りE。索敵E


変態絵師

エイムC。キャラコンD。立ち回りD。索敵S


ユリウス

エイムE。キャラコンS。立ち回りS。索敵E


824 風邪引けば名無し ID:SmgMjpWm

見事にユリウスに足りない物だらけやな


825 風邪引けば名無し ID:JRwmTAJm

そら、ユリウスにしたらヤッベェわな。


826 風邪引けば名無し ID:ImpMtMwt

コイツら、ステが特化型過ぎる

後、変態絵師以外、バランスが悪過ぎてだな


827 風邪引けば名無し ID:GwpMtDtw

あっそうだ(唐突)

変態絵師のイラスト。いいゾ〜コレ

お前らも見ろよ見ろよ。見とけよ〜?


828 風邪引けば名無し ID:MpwDJmdj

何で1番強そうな変態絵師が

この中で1番ランク低いんですかねぇ…


829 風邪引けば名無し ID:VmpDjwmM

本人がFPS苦手やからやろ


830 風邪引けば名無し ID:YmgwpjWm


831 風邪引けば名無し ID:BwpmgTmw

苦手なんかェ…


832 風邪引けば名無し ID:QwgDtDwm

もう、お前らでパーティ組めよ


833 風邪引けば名無し ID:LwgDtAwm

そのパーティ半端ないって!

こんなん勝てへんやん普通!


834 風邪引けば名無し ID:MpAtWaJm

何かしらのイベントでチーム組まねぇかなぁ…

無双ゲー待ってます


835 風邪引けば名無し ID:GwpNtMwm

ミカくんと変態絵師が揃ってる時点で

既に無双ゲーしてるんですがそれは


836 風邪引けば名無し ID:xjmPdtpW

ユリウス要らなくて草ァ!


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