表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ちびっ子猫口調TSサタンちゃまは悪魔ガチャで頼れる部下を集め、仲間と一緒に異世界大陸を楽しく冒険するにゃん♬  作者: 大空司あゆむ
日本クエスト編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

49/652

サタンちゃまと悪魔騎士クレナ

 

 争う気がないエイトに対してクレナは俺のために戦う気だ。その気持ちは嬉しいんだけど、せっかく引き当てたレア悪魔の彼女を怪我させたくないのは主君の気持ちだぞ。


 それになんでかレベル1のクレナがレベル不明のエイトと互角に戦えるとは思えない。

 居ても立っても居られない俺は飛び出した。


「待つにゃっクレナ!」

「サタン様っ!?」

「アタチの許もにゃく、勝手に決闘するのは駄目にゃっ!」

「し、しかしサタン様っ!」


 ガインッ!


「にゃっ!?」


 突然クレナが俺を抱き抱え後ろにジャンプした。

 良く見るとエイトが虹斧で地面を突き刺している光景だった。つまりクレナを俺ごと叩き割ろうとしたんだ。


「キサマ良くもサタン様を殺そうとしたなっ!」

「……」


 怒り心頭のクレナがエイトに剣を向けた。左脇には俺を抱き抱えてだ。

 済まんが降ろしてくれないか?


「悪魔は悪い奴……だからこの際サタンごと始末するのだ」

「はなからそのつもりか天使共はっ!」

「……」


 ギンッ!


「クッ!」


 返事するのも億劫なのか、眠そうな目のエイトが斧で叩き斬ろうとする。

 そこをクレナが剣で受け止めるが力負けして押され気味だ。

 いくら高レアでもやはりレベル1では分が悪いか!


 クレナは見たところ真面目で忠実な部下だ。しかし少々意固地な面があって前に出過ぎるな。


「クレナッいい加減にするにゃっ!」


 相変わらずクレナに抱き抱えられてる俺は足をバタバタさせて抗議した。


「喧嘩はするにゃっ!」

「しっしかし奴はサタン様の命を狙ったのですよ」

「そんにゃの百も承知にゃっしかし、天使と争うよりもアタチにはやることがあるんにゃっ!」

「もっ申し訳ございません。サタン様……」


 とりあえずクレナに降ろしてもらった俺は旅の目的とこれまでの事情を説明した。

 とりあえず納得したクレナが剣を鞘に収めた。

 で、問題は未だに斧を握り締めるエイトさんだ。全く敵対する天使にさんづけなんて俺は甘ちゃんだ。


「そこまでにしなさい。魔物の気配よ」

「……」


 聖女さまに言われたエイトさんは、クレナに背を向け渓谷の上流を睨んでから、うしろにさがって俺たちの最後尾に陣取った。


「エイトは強すぎるから後方で見護る。なんかあった時だけ動くのだ……」


 もはや経験値稼ぎも不要なほどの強さからか、聞いていたクレナが『大した自信だな』と毒ついた。

 でも、これ以上成長の見込みのない仲間に魔物を狩られまくったら困る。

 だから保護者に徹するエイトさんの判断は有り難いし、安心してクエストに挑めるな。


「ちょっとたこ焼き屋っ!あんなに強いのにあたしらに戦わせる訳ぇ?」


 人の話しを聞かないメリーがぶつくさ文句を言った。

 もしかして全ての魔物退治をエイトさん任せにするつもりだったのか……。

 それじゃあ成長しないし報酬泥棒だぞ。


「この先に魔物の気配がします。サタン様お気をつけてください」


 丁度倒木が道を塞いだ先に魔物が居るらしい。

 俺はその前にステータスを開いて悪魔カードファイルにタップした。


「出るにゃっ!」


 レッドデビル松尾とモスマンを出した。


「お呼びでやんすかサタン様」

「サタン様っお呼びいただきありがたき幸せ」


 ひざまづく二人に俺は役割を命じることにした。

 それと、クレナに気づいた二人は『クレナ様』と言って頭をさげた。

 クレナは高レアだけあって、この二人より階級が上みたいだな。しかしその遥か上の階級が存在する。全く記憶がないが、悪魔五将軍と呼ばれる者たちが最高レアで間違いない。

 今回星5のクレナを引き当てたのは運が良かった。でももし星6があるなら、レベルあげして幸運の数値をあげるしかないな。


 だからこそ今は自身のレベルあげと魔石回収に集中すべきなんだ。

 俺はクレナにガンガン突き進めと指示し松尾には、


「クレナが魔物を倒して突き進むからお前にゃ魔石の回収を頼むにゃ」

「へいっ任せてくだせい」


 魔石拾いをたのんでモスマンには俺のガードと魔石の収納だ。


「お前たちっ頼んだにゃっ!」

「承知しましたっ!」

「ガッテンだ!」

「了解っ!」


 俺が遥か先を指差し可愛い声で命令すると、それぞれ三人が返事をして魔物討伐に向かった。


「ではお先に」


 俺に一礼すると剣を引き抜いたクレナが倒木を飛び越えて行った。

 そのうしろを負けじとメリーと谷川シェフが続いた。まぁ、クレナと一緒だから彼らは心強いだろう。


『グルルルルッ』


 ズバッ!


 遠くから魔物の唸り声が聞こえてから肉を切り裂く音が聞こえた。

 誰かが魔物を倒した。それが誰かはすぐに分かった。


『レベルがあがりました』


 俺のレベルアップのお知らせだ。

 立ち止まってすぐにステータス表示した。


【 職業サタンちゃまレベル11 魔力115 攻撃力30 力25 体力28 素早さ23 幸運100 特殊スキル 悪魔ガチャレベル9 】


『おっ!』ガチャスキルがあがった。この調子でどんどんレベルをあげていこう。

 しかしクレナはケタ違いの強さで次々と魔物を斬る音がする。この調子だともう一回レベルがあがりそうだ。


 静かになったので奥に進んで行くとそこら中に、サンショウウオに似た魔物の死骸が転がっていた。

 全長2メートルのこれでも小型サイズで、恐らくコレがミストサラマンダーだと思う。

 しかしそれ以上の個体がさらに奥の鉄橋の下で待ち構えているハズだった。


いいね、ブックマーク、評価してもらって大変ありがたいです。本当にありがとうございます。

まぁ、作者に出来ることは続きを書くことしかありませんから頑張ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ