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ちびっ子猫口調TSサタンちゃまは悪魔ガチャで頼れる部下を集め、仲間と一緒に異世界大陸を楽しく冒険するにゃん♬  作者: 大空司あゆむ
タイムトラベル編

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サタンちゃまと異世界転移9 大会ルールの説明

 

 週末になっていよいよ武術大会開催日をむかえた。開催場所は都の中心部にある闘技場で、広大な円錐形のグランドを客席が囲む。ローマのコロシアムと驚くほど似ていた。

 まぁ、グランドの規模はローマの三倍位ある。そこで11人対11人のチーム戦が行われるらしい。


 会場の裏門前に参加チームが、主催者側からの正式ルールの発表を聞くために集まっていた。


「しかし強そうな奴らが集まってんな」


 どこ行っても変わらない犬飼が楽しそうに言った。


「そにゃあ、予選を勝ち抜いた16チームにゃからにゃ」

「まぁ、雑魚チームばっかで予選は楽勝だったけどな」

「そりゃにゃあ、アタチらが強すぎて手加減して実力隠しに苦労したにゃ」

「そりゃ確かに、なんせ主戦力の俺やお前は戦わず言っちゃ悪いが、格下のミルトとメリー、ザレオン、ビビットの四人だけ回して苦戦しながらなんとか予選突破したしな」


 そのおかげで俺たち『サタンちゃまチーム』は雑魚チームと評判になって、ピンク髪勇者チーム以外の優勝候補チームからはノーマークとなった。

 まぁ本気出されても負ける気はしないが、手を抜いて向かってくる方がやり易い。


「ちょっと〜〜アタシが格下ってのが不満よ」


 俺と犬飼の会話を盗み聞きしていたメリーが、不機嫌な顔で噛みついてきた。

『いやいや』美少女補正が付いているけど、大分メリーは雑魚だね。


「とはいえメリーは良くにゃったと思うにゃっ!」

「なにがにゃっよ。ちびっ子の癖して上から目線でムカつくわね」

「にゃっ! にゃめろ〜〜っ!?」


 逆上したメリーに首を絞められた。全く、たい焼き姫の首絞めを皆んなマネしだして迷惑だ。


「おいおい仲がいいからって、他の冒険者の前でじゃれるなよ」


 ヒューイが俺とメリーをからかうように注意した。しかし仲がいいことは違う。なにかと俺の後頭部をバシバシ叩く暴力女とは相容れんからな。


「いい加減子供みたいにはしゃぐな……いや子供だなサタンちゃま(お前)は」

「にゃんだとビビット」


 何度も言うが、こう見ても一万年生きている俺にとってはたかだか十代のビビットはミジンコレベルだぞ。

 だがそれを言ったら大人げないので言わない。そう俺は年配者として心が広いのだ。

『まぁ…………せいぜい頑張れ……』目を細めた俺は、ビビットの背中を見ながら『まあ、せいぜい頑張れ……』と生暖かい視線を送り呟いた。


 こうして無駄話しをしているうちにマイクを握り、七三髪型に黒縁眼鏡の黒のスーツ姿の司会者が壇上に登った。

 どうでもいいけど、一応三百年前の異世界にマイクがあるのが驚いた。


「え〜〜っ…………こんにちわ〜〜」

「『……………………………………………』」


 司会者の気の抜けた挨拶にここにいる参加者たちは皆無反応。


「え〜〜こんにちわ〜〜」

「『……………………』」

「……………こんにちわ〜〜」


 意地でも参加者たちが返事を返すまで、意地でも挨拶するつもりらしい。

 だから誰か挨拶返してやれよ。


「こんにちわにゃのだ」


 誰も返事しないので結局、痺れを切らした俺が前に出て元気良く挨拶した。


「おっ! 元気なちびっ子ですな〜歳いくつ?」

「にゃっ……」


 司会者にマイクを向けられ硬直する俺。唐突に歳なんか聞くなよ。


「はいっ始まりました第3回チーム戦武術大会」


『なんだまだ3回』思ったより歴史が浅い大会なんだな……。

 しかし歳聞いといて俺を無視して司会進行するな。


「え〜〜っとりあえずルールの説明します」


 司会者がとりあえず言うな。


「え〜っと……チーム同士が闘技場内のバトルフィールドで戦い、どちらかが全滅するまで試合が続きます。ちなみに全滅と言ってもなにも対戦相手を殺せと言うわけではありません。要は全員ダウンさせれば全滅とみなしますので、頑張ってください」


『それは助かる』だってこんな大会で死にたくないよ。とはいえ、対戦相手を殺しても失格にならないルールが恐ろしい。


「え〜それじゃあ……改めて変更になったルールについて説明します」


 司会者はスタッフがかかげるカンペを見ながら棒読みで説明を続けた。


「まず試合中個人が使用して良いスキルの数は二つまでです。ちなみに何回もスキルを使ってくれても構いません」


 まさかスキル使用制限があるとはな……。

 とはいえ疑問が浮かんだので俺は手をあげた。


「おっちびっ子どうした?」

「質問いいかにゃっ?」

「……なんなりとどうぞ」

「にゃっ、ちなみに魔法と召喚術はスキルに入るかにゃ?」

「えっ! 魔法と召喚術がスキル? う〜〜ん、まぁいいでしょう。これらもスキルと認定します」

「にゃっ……」


 余計なことを聞いてしまったせいで俺は冒険者たちからブーイングを浴びせられた。


「このガキッ余計な質問しやがって死ねっ!」

「そうだっそうだっ!」


 気持ちは分かるが、子供相手に死ねはないだろ。

 まぁ俺のせいで魔法と召喚がスキル扱いにされて、使えるスキルが限られてしまった。

 それで俺の場合は、まず召喚をスキル1とし、悪魔ガチャをスキル2に決めて、紙に書いて運営に提出した。


『しかし困った』そうなると課金ガチャスキルが使えない。だとしたら、フェニミムが出るまで一回一回手動でガチャハンドルを回すしかない。


「え〜以上がルール変更の説明でした。え〜しばらく本大会が始まるまでしばしお待ちを……」


 司会者はお辞儀をすると壇上から降りて退場した。さて、大会まで1時間ほどあるな。

 それまで暇なのでメリーを連れて屋台巡りでもするか……なんか知らんが、誘ってないのにたこ焼き天使とたい焼き姫がついて来た。


「妾もついて行っても良いかのう」


 これはトラブルの予感がする……。


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