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ちびっ子猫口調TSサタンちゃまは悪魔ガチャで頼れる部下を集め、仲間と一緒に異世界大陸を楽しく冒険するにゃん♬  作者: 大空司あゆむ
異世界大陸編

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サタンちゃまとダンジョン祭り11

 

 魔王軍幹部の一人パペットに操られた地竜が暴走し、追われた俺たちは急いで階段を駆けあがった。

 地上に出たらこれで失格なんだけど、最早そんなこと気にする場合じゃなくなった。

 なにせ地竜が地上に出たら市民を巻き込む大惨事になるから、知らせるために急いだんだ。


「シシ、結局は地竜とやり合うことになろうとはな」


 俺の腰を片手で掴んで先頭を走る邪神が嬉しそうに言った。

 まぁ穏便な流れだっても強引に地竜の首を刈る気だったろ。だからまさに邪神にとって好都合の展開だな。


「シャッチョ〜くっそ楽しい展開すね。ケケ……」


 もう一人危機を楽しんでいる黒鴉が邪神の横に並んで話し掛けてきた。


「遊びじゃにゃいにゃ、地上に出たにゃ地竜の暴走を止めるにゃ」

「止めるって無理っすよ。第一面倒臭いし、邪神のダンナが言う通り戦ってぶっ殺せば良くないすか?」

「おみゃえにゃあ……」


 単純に戦いたいだけみたいだな。

 それだと七竜の首を集めている邪神の思う壷だぞ。


「にゃあ、にゃんで七竜の首を集めるんにゃ?」


 移動中俺は首をあげて邪神に直接聞いた。


「……だから今は言えねーつうの! 分かってんのかちびっ子?」

「勿体ぶんにゃ!」

「シシ……決して言えねーなぁ俺はな、ネタバレが一番嫌いでな、特に映画館で見終わった奴が、これから観に行こうとしている奴の横で結末について会話しているのが絶対許せねーんだわ」

「にゃっ……」


 頑なにネタバレ回避する理由が分かったけど、映画館での例えってまるで実際経験したかのように言うな……本当に邪神は元人間だったのか?

 しかも妙に現代人ぽいよな。


 地上に出た俺たちは急いで観客たちに地竜が迫っていることを伝え避難させた。

 そして仲間全員が地上に出て地竜を待ち構えた。


「悪魔王これはどう言うことなのら……」


 真っ先に白天使のエイトさんが飛んで来て俺に聞いた。


「にゃにって魔王軍幹部に操られ暴走した地竜に追われ戦い易い地上に避難したんにゃ」

「……まさかまたお前が……」

「ち、違うにゃ」


 エイトさんが眠そうな目で俺を睨んだ。


「シシ、白天使か、邪魔だけはするなよ」

「邪神……お前はなんなのら……」

「にゃにゃっ♬ にゃんと元人間で並行世界を辺り歩く」

「馬鹿野郎ちびっ子ネタバレ言うなよ!」

「にゃっ!」


 邪神に手で口を塞がれた。

 勿体ぶって本当は言いたくてウズウズしている癖にな。


「ケケッ♬ そうだそうだ! 今最高に面白いところなんだから邪魔だけはするなよ白天使」

「黒天使が邪魔はお前なのら……」

「おっ! やる気か白天使? コッチにはサタン様とクレナとロウランがいるんだ。それと……今は仕舞ったけどあの巨ジンドラコスが復活したんだぞ」

「!!」


 ドラコスと聞いてエイトさんが固まった。なんせドラコス()は天使キラーだからビビりなエイト(彼女)はそりゃショックだろうな。


「にゃにゃっ♬ 逃げるにゃら今にゃぞ」

「…………」


 俺がステータス画面を出して人差し指で巨ジンを召喚する素振りを見せたら、無表情なエイトさんが背中をブルッとさせた。

 が、すぐに曇った瞳が輝き出した。


「……馬鹿にするな悪魔王。このエイトは逃げも隠れもしないのら……」

「にゃったら地竜を止めるにゃ」

「いや、邪神もなのら!」


 虹色に輝くジャッジメントアックスを握ったエイトさんが刃先を邪神に向けた。


「おいおい天使よ。戦う相手は俺じゃねえぜ」

「……お前は七竜の首を狙っているのらから、これ以上やらせないのら」

「……仕方ねーなぁ、だったら相手してやるよ天使。だが、俺も譲れねーから本気でいくから覚悟しろよ」

「…………承知の上なのら」


 エイトさんと邪神の一騎打ちが始まった。そこで俺は立場上どっちの味方につくか悩むところだな。だって俺は悪魔だから今は味方と言っても天使側につくのは見ている部下に示しがつかなくなる。

 だからこうしよう。


「黒鴉っクレニャッ、ロウランッ地竜を止めるためにアタチについて行くんにゃ」

「『了解しました!』」


 黒騎士三人娘が俺のうしろをついて行く。そしてイケメン黒天使のブラックウインズと合流して地竜がダンジョン入り口から出て来るのを待った。


「これはどう言うことかしら?」


 騒ぎを聞きつけた聖女さまが険しい顔して聞いて来た。忘れてたが地竜より怖い存在なんで思わず右肩がビクッとした。


「これはにゃあ……」


 俺はこれまでの経緯を聖女さまに伝えた。


「じゃあ失格かしら?」

「それは分からにゃい……」

「お座り!」

「にゃんっ!」


 お仕置きの強制正座させられた。しかし『俺のせいじゃねーよ!』


「でもこれは魔王軍幹部を倒す好機ね」

「しかし、白天使一人で邪神を任せて大丈夫か?」


 本来の仲間を引き連れたヒューイが聖女さまに聞いた。


「そうね……なら邪神にはそこのペットと黒騎士三人を加勢させるわ」

「なんだぁ人間の癖にワタシらに命令する気かい?」


 黒鴉が聖女さまに喰って掛かった。


「……失礼いたしました。改めてお願いいたします。どうか邪神を止めてください」


 反論せず聖女さまが三人娘にお辞儀をした。


「お……し、仕方ないわねー邪神を止めに行ってもいいけどあくまでワタシらはサタン様について行くだけだからね」

「よろしくお願いします」

「ケッ」


 これで話がまとまった。

 邪神には俺と黒騎士三人娘とエイトさんとオマケにメリーが迎え撃つことになって、地竜には聖女さま、ヒューイチーム、谷川シェフ、ブラックウインズ、他冒険者が対応すると決まった。


 で、俺たちは急いでエイトさんの元に向かった。


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