表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ちびっ子猫口調TSサタンちゃまは悪魔ガチャで頼れる部下を集め、仲間と一緒に異世界大陸を楽しく冒険するにゃん♬  作者: 大空司あゆむ
異世界大陸編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

341/669

サタンちゃまとダンジョン祭り8 久しぶりのガチャ

 

「ちょっとちびっ子!」

「にゃんっ!」


 カプセル自販機を出したら、メリーが飛び出して来て俺の頭を叩いた。そういや彼女はシロウの仲間にされてたっけな。これも全て俺が奴との勝負に負けたからだ。

 でも、相変わらず元気そうだ。


「にゃんだ。叩くにゃよ」

「うっさいわね。それよりダンジョン内でカプセル自販機出すんじゃないわよ。天井が崩れたらどうすんのよ」

「どうって、そにゃ大変にゃら」

「それが駄目でしょっての!」

「にゃっ!」


『また頭打った』相変わらず暴力女め……だが出したからにはもう遅い。

 ひらき直った俺はメリーを無視してステータス画面を開いた。


「ちょっと聞いてる?」

「……うるちゃいな〜今からガチャ引いてそこのチート野郎をワンパン出来る部下当てるから、黙って見るにゃいい」

「な、なによ偉そうに……てっ、邪神っ!」


 俺の背後に立つ邪神にメリーが今頃気づいて指差した。


「シシ、ずいぶん騒がしい娘じゃないか……ところでチート野郎になにか変なことされなかったかい?」

「じょっ、冗談っ」


 聞いちゃいけない話題だけど邪神は気にせずメリーに聞いた。すると彼女は手を横に振って否定した。

 まぁひとまず安心だ。なにせ一人で3人の嫁をもらうクソ野郎のことだ。仲間にしたメリーにイタズラしてないか俺も心配していたんだ。


「こーんなイキリ野郎どこが魅力的なんだか」

「にゃっ」


 メリーはシロウの嫁たちを軽蔑の目で見渡し、その仲間のイザベラの親友ロティの手を引っ張った。


「ちょと! なになさるのっ!?」

「アンタもこんなシロウ()と付き合うのやめなさいよ!」

「そんなの私の勝手ですわっ、なによりこの勝負イザベラさんに負けるわけにはいかないのです」


 メリーを拒否したロティは手を振り払うとシロウの元に戻った。とりあえず洗脳されてはいないようだ。


「そこまであたくしに勝ちたいのならっ、受けて立ちますわっ!」


 丁度階段から優雅に降りて来たイザベラが会話を聞いていたみたいで、扇子を開くとロティに答えた。

 とはいえイザベラは俺の背後に回った。結局勝負は俺任せかよ。別にいいけど、そのつもりだったからな。


 さて、ステータスチェックだ。


【 職業サタンちゃまレベル237 魔力53540 攻撃力9585 力9200 体力58808 素早さ5672 幸運65300 標準スキル 鑑定スキルレベル10MAX 毒耐性スキルレベル8 特殊スキル 悪魔ガチャスキルレベル75 魔石ガチャスキルレベル30MAX 魔人具ガチャスキルレベル9 召喚悪魔活動レベル7(30時間) グルメガチャレベル10 魔力課金スキルレベル4 】


 特に大きな変化はないが、とりあえず今は10連ガチャを何回回せるか重要だ。んで、魔力量が53540で10連ガチャ一回に使う魔力量は2000だから10回だと20000だ。

 まぁこれだけ消費してもまだ魔力が33540残るから余裕だな。


「にゃにゃにゃっ♬ とりあえず10連悪魔ガチャ10回回すにゃ」

「まぁ、それだけ回せばね〜当たり出るよね?」

「にゃっ…………」


 最近ガチャを理解してきたメリーだが、気楽に言ってくれる。例え10連10回回してもピックアップ外すなんてまれにあるぞ。

 それはいわゆるクソガチャッてヤツだな。


「にゃははっ♬」


 笑いながら台に乗ってガチャハンドルを掴んだ俺を見た邪神が『大丈夫か?』と言ってきたが、いたって冷静だ。しかし10連と言っても一々魔力をマシンに注ぎ込む手間が省けるだけで、回すの人力の手動だから途中で右手が死ぬかもな。


『…………』一瞬頭が真っ青になったが、考えるのを辞めてひたすらハンドルを回すことにした。


 ガチャッガチャガチャッポンッ……。


 まず一回目の結果。


【 1、星1 レッドデビル剣型 2、星1 ユニコーンラビット 3、星1 レッドデビル槍型 4、星2 ブラックデビルスライム 5、星1 レッドデビル剣型 6、星1 ユニコーンラビットオレンジ 7、星1 デビルソーセージ 8、星1 レッドデビル棍棒型 9、星1 デビルソーセージ 10、星1 デビルソーセージ 】


「にゃっ!」

「ちょと! いきなりクソガチャじゃないの……」


 確かに星2以外全て星1とは早々からやっちまった感があるが、まだ一発目だから全然余裕ですよ。


「まだ次にゃっ!」


 気を取り直して2回目の10連ガチャだ。


【 1、星1 ユニコーンラビット 2、星1 デビルソーセージ 3、星3 パープルモスマン 4、星1 タンポポデビル 5、星1 レッドデビル槍型 6、星1 デビルソーセージ 7、星3 デビルグラキリス 8、星1 片耳ブタ 9、星3 ムカデビル 10、星1 レッドデビル弓型 】


 2回目も特に高レアが出なかったが、気になる新キャラがチラホラ。えっと、植物系のタンポポデビルは種を飛ばして敵の身体に発芽させてエネルギーを奪う悪魔だ。そしてもう一匹のデビルグラキリスは丸々とした塊根ボディに水を貯めて乾燥に強いとステータス表記されていた。正直言って砂漠限定になるな。

 で、ムカデビルはムカつくんじゃなく、俺が苦手な足多い虫系悪魔だ。とはいえあからさまに嫌がるとムカデビルは傷つくので愛想笑いしてやった。


 さて、気を取り直して3回目だ。


【 1、星1 レッドデビル剣型 2、星1 レッドデビル剣型 3、星1 レッドデビル弓型 4、星1 レッドデビル剣型 5、星1 レッドデビル棍棒型 6、星1 ユニコーンラビット 7、星1 デビルソーセージ 8、星1 デビルフラクフルト 9、星1 レッドデビル棍棒型 10、星1 ユニコーンラビット 】


「にゃっ…………」

「ちょとちびっ子! さっきからクッ…………ソガチャじゃないのこのっ!」

「にゃんっ! 打つにゃメリー!」


 頭を両手で押さえた俺は涙目でメリーに抗議した。確かに30回回しても星4すら出ないのはまずい。だけどまだ10連3回目だからな……とはいえハンドルを回す右手が痺れてきた……。


「おい、どうしたチビ。まさかお前のガチャスキルって雑魚しか出んのか?」


 言ってくれるぜイキリチート野郎。今からとんでもない高レア部下を出してそのニタニタした顔を泣き顔に変えてやるよ。

 それにしても一々ハンドルを回すのが面倒くさい。かくなるうえは……俺は両手を上に掲げた。


「残り30000魔力課金にゃっ!」

「ちょとちびっ子急に課金すんのよっ!」

「うるちゃいにゃ〜〜もう回すの面倒臭ちゃくにゃったの!」

「……勝算はあるの?」

「にゃぁ、これだけ魔力をつぎ込めにゃ、にゃにかしら星6悪魔が出ると思うにゃっ!」

「ふ〜ん、大した自信ね。でも失敗したらアンタ負けるわよ」


 んなもん承知の俺の賭けだ。

 そのための課金スキルだからきっと上手くいく。


 俺は30000の魔力をハンドルに込めて一回回した。


 ガチャガチャッポンッ…………。


「にゃっ!!」


 プラチナレインボーの星6カプセルが排出されて転がった。そしてフルフルと揺れるとパカリと開いて、眩ゆい光と共に巨大シルエットが現れた。


 巨大と言えば全長50メートルの悪魔七将軍の一人ギガントデビルがいるが、今回のシルエットは3メートルサイズで大柄だ。3メートルと言えば長身のヒュドラスが該当するが、彼はスマートでガタイは良くない。


 あとはソルトの身長は2メートルで違うし、フェミニムは女性だから違い過ぎる。

 なら、残る高レアは…………大人型バイオボディスーツか、奴しか残ってない……。


 そいつは強大な馬鹿力を誇り頼もしい味方の通称天使ハンター。まぁ、中々の馬鹿なので俺がしっかり手綱を引いてないと暴走する困った部下だ。


 そいつの鍛え抜かれた上半身裸の背中が見えた。そしてゆっくりと振り返った。


「お、おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜サタン様お久しゅうございます」

「にゃっ!」


 ローマ兵の兜に良く似た顔が剥き出しのヘルムを被り、口をM字に結んだマッチョ悪魔が俺に挨拶した。

 その姿は京都鞍馬山霊道を通って降りて来たスーパードラコスと瓜二つだ。

 それもそのはず彼は奴の弟だからな。


「久しぶりだにゃドラコス」

「はは〜〜サタン様。俺をお呼びいただきありがとうございます。早速ですが、天使はどこだ……」

「にゃっ……」


 ドラコスは辺りを見回し天使を探した。コイツは異常な女好きで敵対する天使が皆美女型だから『たぎる』らしい。なんのこっちゃ……とにかく危険。


「いやにゃ……天使はいにゃいにゃ」

「……サタン様それはつまらん」

「にゃっ……つまらんとかワガママ言うにゃっ! とにかくそこにいるシロウ()を倒すんにゃ」


 俺はドラコスのふくらはぎをぱんぱん叩いてシロウを指差した。悪いな本当は背中を叩きたいのだが、奴がデカ過ぎてふくらはぎまでが背一杯だ。


「俺の相手……………男か………………興味ないっ!」

「にゃっ! 男相手で萎えるのは分かるにゃけど仕事にゃぞドラコス?」

「興味ないっ!」

「……」


 腕組みしたドラコスがソッポ向いた。四六時中女のことしか頭にない別名【異常性欲魔人(・・・・・・)】のこの男は俺の呼び掛けにもテコでも動かないな。

 しかし、ダメージカウンタースキルのシロウを一撃で倒すには、この男の馬鹿力が必要だ。

 かくなる上は色仕掛けだな……。


「そんにゃこと言うにゃん……」

「……急にどうしたサタン様俺の足元でクネクネして」

「アイツをぶっ飛ばしてくれたにゃら、おみゃえにアタチがキスしてもいいにゃん」

「悪いがサタン様………………俺はロリコンじゃねえ!」

「にゃっ!?」


 主が相手でもハッキリと否定する筋が通った男だな。

 とはいえこのままやる気が出ないのは困る。仕方がない。いつもの三人娘を召喚するか……でも、黒ガラスにめっちゃ文句言われそうだよな……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ