表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/42

会心の一撃

「「ふむ…。」」


ジュゲ大密林から来たネコ型獣人の建築士ココ、そしてゴルド王国で鍛冶屋を経営しているドワーフのノックス。


「ココ、おめえさんはどう見る?」


「ジュゲ大密林出身として?それとも建築士として?」


「両方。」


2人は弟子たちを連れてギルドからそう遠くない空き地に来ていた、空き地からは畑とギルドが一望でき周りは丸石の塀があり元々家があったと思われる場所だ。


「うん、やはり良い木材だ、多分少し先にある森の木の黒王樹だね。」


「俺は専門外なんだが、そのコクオウジュってのどんな木材だ?」


「あっちの森は見えるかい?」


「俺が見えるのは大剣2本分までだぜ。」


「ドワーフにしては見える方か、まぁ向こうに暗い森があるんだけど、それは生い茂ってるのもあるが木そのものが黒いっていうのがあるんだ。

そしてこの黒王樹の2つ目の特徴は硬さにある。」


「硬いのか。」


「硬い、なぜこの村が戦争の最前線だったのかの理由があの森さ、あの黒王樹の森が魔王国とゴルド王国の進軍を拒んだのさ。」


ココは家の跡地にあった基礎の柱をノックスに見せた。


「見てこの年輪の細かさ、この柱に使われる手のひらサイズの木材でも100歳は超えてるだろうね。」


「重そうだな。」


「重いんだよ、とてつもなくね。

だから騎士団で練習用の木剣に使われてるよ、ほぼ鉄に近い重さだ。」


「で?建築士としてこの木材は建築に向くのか?」


「…うん、使えないことはない.....だが加工が大変だ、今回は急ぎの案件だからオススメは野営地から買うのが早いが...。」


「俺に任せろ、丁度良いものがあるんだよ。」


ノックスはのっしのっしと荷馬車に戻り、何やらごちゃごちゃとした道具箱を持ってきた。


「実は以前、王都の大工に頼まれてな『素早く木材を切るノコギリを作ってくれ』と。」


何やら円盤らしきものを取り出す。


「なんだそれ?」


「これは丸いノコギリ、略してマルノコだ。」


取り出したのは円盤型のノコギリで、現代でも丸鋸として使用されているものに酷似した物だった。


「お前らがデカい木材を切る時に少し丸っこいのを使うだろ?そこから着想を得て丸型にしたのさ。」


「なるほどな、で?これでどうやって切るんだよ、取っ手が無いじゃないか。」


「回すのよ。」


ノックスは丸鋸の真ん中に空いてる四角の穴に角材を差し込む。


「そして大きいのと小さい歯車をうまいこと合わせると...。」


目の前に出来たのは簡易的ではあるが歯車式の切断機が完成した。


「ほぅ、これはどうやって?」


「まだまだ改良の余地があるが、ここの取手がついた歯車を回すんだ。」


大きな歯車が回るとそれに繋がった小さな歯車が回り、結果的に繋がってる丸鋸が勢いよく回り出した。


「なるほどね!これは良いね、実際に切れるかやってみるか?」


「角度気をつけろ、回転してるから引っかかると弾かれるぞ。

刃に対して必ず真っ直ぐ木材を当てろ、斜めにしたりしては駄目だ。

そして台の上でやれ。」


「わかったわかった、まずは作業場を作ってからだな持ってきた木材で台も作れるだろう。」


「だな。」


ココは連れてきた弟子達と共に作業に取り掛かった。



◇ ◇ ◇



北の森

昔から様々な呼び方をされており、魔の森、黒王樹の森、死の森などと呼ばれてきた。


だが実際には正式な名前はなく、商人や旅人などの間では北の森で通じるので皆そう呼んでいる。


そんな森で10人程の騎士団の隊が辺りを警戒しながら調査を行なっていた。


「コレは...」


「糞だな、獣の。」


目の前にはハエがたかってる獣のフンが落ちており、まるでここは自分の縄張りだと主張するかのように強烈な匂いを放っていた。


「熊?」


ベリットはそこらに落ちてた枝でつついてリガに質問する。


「おそらく、鹿系だとコロコロしてるしオオカミとかに比べるとデカい。

そして匂いがな、肉ばっか食べてるからか強烈だ。」


周りの隊員も鼻を摘んで話を聞く。


「ハエが飛んでるからかなり前だろうが警戒したほうが良いな。」


「肉を食べた熊か、それなら何度か討伐した事はあるな。」


「うーむ、果たして熊かどうか...魔物だった場合わからないことが多いからな...ベリット氏、魔物に詳しい者は?」


「呼んでこよう。」


しばらくして1人の兵士を連れて戻ってきた。


「こいつが動物や魔物に詳しいらしい、入隊希望も魔物を間近で見たいかららしい。」


「よろしくお願いします。」


「じゃあ意見を聞こうか。」


若い青年兵士は目を輝かせながら喋り出した。


「まず糞ですが、おそらく大型の肉食魔物かと思われます。

今の時期ですと熊はドングリや木の実を主食とし、寒くなり冬ごもりの準備をするので臭くない糞が特徴的です。」


「おや?つまりこれの主は熊ではないのか?強烈な匂いだぞ?」


「はい、そこが動物と魔物の違いです。

姿形が似ていても中身の作りが違うといわれているので、おそらく冬ごもりは必要ないかと...。

故に普通の熊ではなく肉食の大型魔物だと思われます、もう少し奥にゆき爪痕などがあれば熊型と見て良いかと。」


「ありがとう、今度からはゆっくりしゃべってくれ。」


「これは失礼しました、つい熱が。」


「ははっ、いや良い、夢中になれる事は良い事だ。」


兵士はベリットにポンっと肩を叩かれ照れくさそうに微笑む。


「ではもう少し行こう。」


リガ達は荷物の再点検をして森の奥へと進んだ。



「隊長、これを見てください。」


「どうした?」


黒王樹の幹に大きな爪痕が残されていた。


「これは…デカいな。」


背丈が170㎝程あるベリットよりはるか高いとことにある爪痕

大きな4本の爪痕は何層も重なっており、ここで爪とぎをしたと思われる。


「リガ氏とモンスター博士君を呼んできてくれ。」




「爪痕の位置からかなり大きい、4mはあるかも。」


「デカいな…熊よりデカくないか?」


「そもそも熊は爪とぎをしないです、木の皮をはいで齧ったりはしますがここまで綺麗に爪とぎはしないはず。

という事は普通の熊ではない、やはり魔物か…。」


「では、今までの情報をまとめると?」


「デカい熊型の魔物、と考えるのが良いかと。」


「熊の魔物か…騎士団はまだ戦ったことがないな。」


「リガさんは?」


モンスターに詳しい兵士と隊長は後ろで腕組をしていたリガに問う。


「熊なら何体かは狩ったことがあるがな…魔物の身体構造は同じか?」


「一部特殊な例を除けばほとんど同じだと思われます。」


「なら餌か何かでおびき寄せることは可能か?」


通常熊狩りの場合は木の実などを設置し、そこに誘い込まれた熊を網などで捕獲、その後槍や弓で安全圏から攻撃するといった方法を取る。


「ですが隊長、ここらへんの樹は木の実をつけませんし網もありません。

弓などで対応するのが一番安全かと。」


「毒はあるか?」


「麻痺毒ならすぐに作れます。」


「よし、準備をしよう。」




用意する物

・小瓶

・調薬用鉢

・ネズミゴロシの実


口元に布を巻き慎重に調薬を始める衛生兵。


「この綺麗なブドウみたいな実が猛毒で、一見おいしそうに見えますがこれが罠で森で遭難したものが謝って食べて命を落とします。

非常に死亡例が多いので冒険者ギルドガイドに必ず記載されています。」


赤くて綺麗な果実を汁がはねないように丁寧にすりつぶしてゆく。


「見分ける方法は?」


「ツンとした青臭い特徴的な匂いがするのでそれで見分けます、まぁ生き物が多い森であんなにおいしそうな果実がたわわに実っていたら何かあるに違いないと察せるとは思いますが。」


十分に細かくすりつぶしたら小鉢から小瓶に移し替えてゆく。


「出来ましたよ、あとはこれに矢をつければよいかと。」


「ありがとう、では隊長である私が責任をもって管理しよう。」


矢の先端に付け弓兵に各々数本ずつ持たせ待機命令を出す。


「隊長、こちら用意できました。」


少し開けた場所に罠を仕掛けた、とは言っても単純に真ん中にそこらで仕留めた大鳥を置いただけではあるが。


「あとは隠れて待つのみだな、弓兵は魔物との戦闘時に対角線上にならないように意識しろ、猛毒の矢だ、十分に注意せよ。」


弓兵らも各々の配置につき魔物の出現を待つ。


「モンスター博士君、こんなので来るのか?」


「リガさん安心してください、 必ず来ますよ。

爪を研いだ後や木に身体をこすりつけた跡も確認できました、ここら辺はもう奴の縄張りですよ。」


「そうか、ならよいんだが。」


リガは背負っていた大弓を装備し1本の矢を手に取った。


「それは…またずいぶんと大きな矢ですね。」


「相手が大物だからな、久しぶりに本気で打とうと思う。」


「頼もしい限りです。」


「にしてもあの餌の大鳥、よく肥えてるな…もし餌に食いつかなかったらいただくか…。」


「リガさん?」


「では博士君、私は射線が被らない位置に移動するから後はよろしく。」


「あ、はい…。」



◇     ◇     ◇



「ここら辺でいいんでねえか?」


「いいね、村からも近いし木も良い感じの太さだ。」


ココとノックス達は村に一番近い森に資源の調達で木を伐りに来ていた。


「ヨッ!!」


ノックスは斧を振り下ろし渾身の一撃を叩き込む


カァン!と甲高い音が響く


「硬てぇ!こりゃ骨が折れるな。」


「我々はノコギリを使おう、斧だと日が暮れるぞ。」


「けっ、仕方ねぇだろ!お前らと身長差があるからノコギリは使いにくいんだからよ。」


ぶつぶつ文句を言いなが斧を振るノックス




「お?何だありゃ?」


「どうした?」


奥の木に何かを見つけた2人


「なんだこれ?矢か?」


「恐らく…これは山エルフの矢だな。」


木の幹に深くまで刺さっている数本の金属製の矢、それはまさにリガが朝稽古に放っていた矢だった。


「ここで練習をしていたのか?」


「だろうなぁ、なかなか良い腕だこの木だけに集中してる。」


「この木も切らないといけないんだが…この矢ってさぁ長さどんだけあるの?」


刺さってる矢はその大半の部分がめり込んでおり、ひっこ抜くのは不可能に思えた。


「さぁ?矢は作ったことがねぇなぁ…にしてもこんなに硬い黒王樹によくもまぁ見事に刺さったもんだ。」


「ここまで来るともう兵器だよな…。」


「まったくだな、じゃ切るぜ。」


「はいよ。」


2人は作業に戻ったが、事態の異常さに気が付いてなかった。

それもそのはず2人は矢を『一般的な距離から』放ったと思い込んでいたが、実際に放ったのはギルドの中庭から。


つまり約500mも離れた位置から正確に、尚且つ黒王樹に突き刺さるほどの威力で放ったのだ。


その人物は今まさに森でその弓を引き絞っていた。



◇     ◇     ◇ 



「伏せろっ!!!!」


叫び声と共にバンとはじける音が森に響く


伏せた兵たちの頭上を霞め、幹にけたたましい音と共に突き刺さる。


「なんだ!?」


「熊だ熊!!くそ、外した…それとも避けたか。」


音もなく忍び寄ったのは長い爪に茶色い巨大、何より薄暗い森でも目立つ真っ赤な瞳。

あからさまにその辺の熊とは違い、一目で魔物とわかる。


「なんなんだあいつは、避けたとしたらヤバいな。」


次の矢を構えながら文句を言うリガ、彼女は自分の矢に自信があった。

故郷の村でも一番上手かったし、冒険者になってからも評判は良かった。


だが叫んだこともあってか標的に避けられてしまった。


熊型の魔物は素早い動きで木々の間をすり抜けながら走り回る。


「固まれ!!孤立するな!!」


ベリットは周りの兵士に呼び掛けており、兵士たちもそれに応え集まり陣を組む。


薄暗い森の中、そいつは木漏れ日に当てられその姿をあらわにした。


赤褐色の毛皮、発達した四肢、そして何よりその巨体に目を奪われる。


「で、でかい…。」


見た目こそ熊に近いものの大きさがまったく違っていた

体長でいうと4mは超えているであろう巨体だった。


こちらを警戒している様子の魔物は一定の距離を取り、その知力が高いのが分かる。


「くらえ!!」


兵の一人が麻痺毒を塗った矢を放つ。


だがその大きな巨体に見合わず機敏に動き矢を躱す、矢はかすりもせずに後方の木に弾かれる。


「くそっ!」


「化け物!!こちらだ!!」


と、叫び前に出たのはベリット


「隊長!!」


「目を閉じろ!!」


素早く抜刀したショートソードを魔物に向ける


「光よ!!!」


一瞬の閃光、薄暗かった黒王樹の森がまばゆい光に包まれる。


「グォオオオ!!」


低い獣の雄たけびが聞こえ、リガは恐る恐る目を開ける。


そこには閃光により一時的に視力を失った魔物が暴れていた。


「今だ!」


兵たちはこの機を逃すまいと次々に矢を放つ、麻痺毒の塗られたが次々と巨体に突き刺さる


だがダメージはさほどないように見える、巨体に対して矢が小さすぎるのだ。


しかしそれでよかった。


「よし!距離を取りつつ包囲しろ、麻痺毒が効くまで油断するな!」


魔物は先ほどの光に徐々に目が慣れてはきたのかこちらを睨みつける、だが明らかに先ほどより動きが鈍い。

そして巨体はゆっくりと地に伏せた。


「衛生兵、どれくらいで効く!?」


「どうでしょう…即効性です人ならすぐにでも麻痺の症状が出ます、あの巨体ですから…。」


「ならもう少し距離を取って…おいバカ!!!近づくな!!!」


あろうことか麻痺毒が効いてほぼ動かなくなってきた魔物に1人の兵士が近づいていた。


「え?」


ベリットの方へ振り向く新兵、だが遅かった。


巨体がむくりと起き上がり襲い掛かる


「まずい!!」



その時ベリットのすぐ横を何かが横切った


それは魔物の脳天を貫き後方の後方の黒王樹にけたたましい音と共に突き刺さった

木突き刺さりようやく目視できたそれは1本の鋼鉄製の矢であった


魔物は動きを止め前のめりに倒れこむ、そして少し痙攣した後今度こそ動かなくなった。




「なっ。」


ベリットが振り向くとそこにはしゃがんだ姿勢のリガが居た。


「ふぅ、危なかったな。」


「今のは、君が?」


リガは持っていた鋼鉄の弓を下ろす。


「そうだ、ギルド的には生け捕りが一番良かったが…そうも言ってられん状況だったんでな。」


「そ、そうかありがとう…おい近づくな!!確実に死んだかはわからんぞ!!魔物を動物と同じだと思うな!!」


魔物の周りに数名近づき剣でつついてた兵士たちに怒りながら駆け込んでいくベリット



「お手柄ですな、リガ殿。」


「副隊長、いや彼らの麻痺毒がなければ避けられていたでしょう...あの閃光は騎士団の?」


「えぇそうです、とは言っても隊長クラスでないと使えませんがね、それよりも見事な弓の腕前でした。」


「いやまだまだです、素早く動く生物への鍛錬が足りてませんでした。」


「にしても恐ろしい威力ですな、熊の頭部は正面からの衝撃に強く弓矢は刺さらないのが通説でしたが見事に貫き、黒王樹に突き刺さるとは…いやはや素晴らしい。」


「あの麻痺毒や閃光があってこそですよ。」


2人は死亡確認が取れた魔物の周りで兵士たちと隊長が話し合っているのを眺める。


「このあとの対応はギルドとしては?」


「そうですね、本来なら動物と同じで素材の剥ぎ取りですが、あんなのは見たことがない。

やはり王都の研究機関に素材を贈ることになりそうです。」


「それが良いでしょうな、我々もあそこまで巨大なのは見たことがない。」


「一度持ち帰るべき案件ですね、アケラ様の意見を仰ぎましょう。」


「我々も今一度大型魔物に対する動きを改めるべきですな、今回は危ない行動が目立ちましたな。」


「仕方のない面もあります、大半がこのような事初めてでしょうから。」


「というと?リガ殿は過去に魔物狩りを?」


「…一応、元金級ではありますから。」


「おぉ、そうでしたな。」


「お2人、こちらに来てくれ。」


「行きましょうか。」


「えぇ。」





◇     ◇     ◇     ◇





「なんだこいつは…。」


騎士団からの知らせを受けてギルド裏倉庫に来たアケラ


「アケラさん、どうしましょうか…。」


「リガ、お疲れ様だったな…その腰の大鳥は?」


「戦利品です。」


「.........そうか、どうするといわれてもだな…、初めて見るしな…。」


目の前には男が20人がかりでやっと動かした魔物がロープで縛られ台車に乗って運ばれてきていた。


「マッシはなんと?」


「あの魔物が今回のオオカミが街道に出た原因だと言っていた、マッシはそのまま森の調査へ。」


「そうか、働き者だな。」


「アケラ。」


「ベリット、報告をお願いしてもいいか?」


「もちろんだとも、会議室はあるか?」


「空いてるさ、副団長とリガも来てくれ、魔物に詳しい者はいるか?」


「いる。」


「ならその人も。」


こうして森林調査が終わり、あとは面倒くさい後処理のみが残った。


読んでいただき誠にありがとうございます!!


X(旧Twitter) @yozakura_nouka


ご感想や質問などお気軽にどうぞ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ