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耕耘機

アケラ村の教会、その中の一室にケンジとセティは居た。


「ごめんなさいね、怖がらせるつもりはなかったのだけど…。

異世界人が持ってくる魔法道具って聞いたらどんなものか気になっちゃって、つい笑みがこぼれてしまって…。」


「いやぁ、少し怖かったですよ、魔法道具持ってきたって言ったら微笑むんですから。」


「ごめんね~、魔法道具が好きでして…。

で、何を持ってきたの!?」


目を輝かせながら聞いてくるセティさん。


「実はですね、野営地のビットさんから頂いたものでして、『水が湧き出る壺』というものです。」


「えっ?」


きょとんとした顔をしたが、すぐに残念そうな顔になるセティ。


「う~ん、残念ですが『水壺』は割と出回っている魔法道具なんですよ、お高いですが買えなくはないですし、ちょっと味のついた水が出る壺はものによっては高かったり安かったりと。」


「へぇ~、魔法道具ってなんだか珍しいイメージがありましたけど割と出回ってるんですね。

ビットさんに魔法道具を使うには教会の認可?許可が要るって聞いたんですけど…。」


「そうですね、魔法道具という言い方してますけど『奇跡』なので

そして『水壺』とは言っても『液体が無限に湧く』という奇跡ですので、必ずしも飲み水が湧くとは限らないですから。」


「例えばほかにどんなのがあるんですか?」


「言える範囲でなら、お酒やジュースなんかがありますね。」


今回持ち込んだ水壺と呼ばれる奇跡は世界各地で発見されており、大小様々な大きさの物があり、その中身も千差万別である。

飲めない水の壺は庶民でも買えるほど安く、酒などが湧く壺は城が買えるほどの値が付く場合もあるそうだ。


「では今回の水壺を一応お調べしますね。」


箱から壺を取り出し机の上に置く。


セティは修道服の懐に手を入れ、四次元ポケットのように物を取り出す。


右手人差し指に付けた奇跡の指輪、第三者から目視されていない空間から物を取り出せる便利な奇跡だ。


「それは何です?貝?」


セティが取り出したのは少し大きめの二枚貝。


「この貝は非常にきれいな水辺にしか生息してない個体でして、水質調査などにも使われます。」


「銀は使わないんですか?」


「よくご存じですね!冒険者がよく使う方法の一つに銀による毒性の有無を調べる方法が存在します。

こちらの貝は生ものですので毒などで死んでしまう可能性があります、貝自体がなかなか希少ですので。」


「なるほど、というか生もの収納しても大丈夫なんですね…。」


セティは所持する奇跡により別空間から物を取り出せるのだが、生ものである貝も収納可能という事が気になった。


「はい可能です、生肉も可能でした。

しかし動き回るものは不可能でしたね、リスで試みましたが取り出した際には死んでおりました。」


「なんと…いったいどこに繋がっているんですかね。」


「ふふふっ、顔を入れる事が出来ればいいんですけどね。」


発動条件が『第三者が目視していない』事なので顔を入れるという事は不可能なのだが…

一体その空間はどうなっているのか、それはセティ本人すらわからない。



そしてセティは水壺から水を汲み金魚鉢の様な器に注いだ、その中に貝を沈める。


「これで貝が良い水質だと判断すれば開くはずです。」


「なるほど。」


水中の貝は最初2枚の貝殻を閉ざした状態だったが、しばらくするとゆっくりとその2枚貝が開いてきた。


「あ、開いた。」


「つまりはかなり良い水質という事だね、この貝は陛下に献上する飲料水の検査にも使われる代物だから信頼していいよ。」


「でも味が…。」


「味?」


そう、セティにはまだ言っていなかったが、この水壺から湧き出る水はかなりの『硬水』なのだ。

好きなものと嫌いなものに分かれるだろうし、アケラ村の酒場で飲める水は軟水だったので恐らく世間一般的に軟水が主流なのだろう。


「では飲んでみましょう。」


水質の次は味を確認するセティ。

貝を取り出して水を少しすくい、そのまま飲む。


「ん、なかなかに癖のある味ですね。

昔飲んだ記憶が…何だったっけな~。」


額にしわを寄せ何かを思い出そうとしているセティ


「あの、異世界知識にはなるんですが向こうでは『硬水』と呼んでいて主に山とかで取れる水と同じ味なんです。」


「ほぉ、あっ!!思い出しました!!

昔登ったジュゲ大山脈の湧き水です!その味に似ています!!」


(登った?はるか彼方に見えるあの山々を?)


アケラ村から野営地に行く際に馬車から見える、いや馬車からじゃなくても教会を出て道に少し出ただけで見える山脈。

その壮大な山脈がジュゲ山脈なのだ。


「山の水の味に近いので、もしかしたら普通の人はお腹を壊すかもしれないですね。」


(やっぱり教会の白服にもなってくると知識が豊富だな、いやエルフで長生きだからこその知識量なのかな。)


「ふむ、これなら大丈夫そうですね。」


セティは道具一式をしまいながら、懐から取り出した本になにやら書き込んでいた。


「ケンジさん、こちらの水壺ですが特に教会の許可は要りませんよ。

本来なら『奇跡』はすべて教会の許可がいるのですが、民間で使用する分に危険性がないものに関しては制限はありません。」


因みに許可なしで使用出来るものとしては、自然発火する石や今回の様な水壺、ページが減らない本などがある。


「時折許可が要らない種類の物でも内容物などが変わる可能性がありますので、一度審査が必要ですけどね。」


水壺が良い例だが、『液体が無尽蔵に湧く壺』なので何も水だけでは無いのだ。

中には油などが湧いたという事例がある。


これが人体に有毒な物や危害を加える可能性があるものの場合、教会の管理下に置かれることになる。


「じゃあ、好きに使っていいってことですか?」


「大丈夫ですよ、とは言ってもなかなか癖のある味ですが。」


「とりあえずはギルドのバーに置かせてもらうことになりそうですね。」




◇     ◇     ◇     ◇




ケンジはギルドのバーにやってきた、水壺の設置のためである。

好きな人がいるかもしれないので無料のドリンクバーみたいな扱いで置いてもらえないか相談しに来たのだ。


「あれ?リガさん?」


「ん、壺はどうだった?」


「特に許可なくとも使用してもよいとの事で、ここの無料の飲み水として置いておこうかなと。」


「いいじゃないか?冒険者向けのサービスってことで、飲めないことはないからな。

私はその水の味好きだぞ。」


リガの許可も得たのでバーの端っこに壺を設置した、ジギさんにも水の説明をして提供してもらえるようにした。

知らない人でも分かりやすいように『山の水』としての提供だ。


「でもかなり便利になったんじゃないか?

いままで水は綺麗に浄化する手間がかかっていたしな。」


「そういえば薄めたワインばかりでしたね、飲み水はないんですか?」


「無いね、水は傷みやすいからたとえきれいな水場から保管できたとしても数日で痛む、その分ワインなどの発酵酒は長期保存が効くからな。」


ちなみに水はアケラ村の井戸から汲んだもので、大樽に砂利や布、綿などを詰めたろ過機に通した水を次に煮沸する、こうして出来上がったものをアケラ村では飲料水として利用していた。


非常に手間がかかるため一日に使用できる量に制限がある、故にワインを水で薄める方法をとっていたのだ。


「なるほど、やはり水は貴重ですね。」


(ていうか日本が水に恵まれすぎなのか、そこの考え方もいちから見直さないとな。)


「今ジギは卸した食材の確認しているからまた後で私から水の確認をしてもらうように言っておくよ。」


「そうですね、バーテンダーでしたら飲み水以外にも料理とかにも使っていただけると思いますし。」


ギルドに所属するバーテンダーは全員調理師の資格持ちであり、王都で修行をした者だけがバーテンダーを名乗れる。


ケンジのイメージだとお酒を作ったりなどのイメージがあるかもしれないが、この世界では料理人の様な立場に近い。

なのでもしかするとこの水も料理に使えるかもしれないのだ。


(水なんて料理に必ず使うだろ、スープとかに使うなら癖があっても大丈夫なんじゃないかな。)



「では壺も置きましたし、今回持って帰ってきた農機具などを農場に置いてきますね。」


「わかった、何か用があれば今日は一日事務室にいるから来てくれ。」





◇     ◇     ◇     ◇




「本当ですか!?」


耳を疑うような良いニュースが飛び込んできた。


「え、ええ。

匂いの苦情が多かったので試行錯誤した結果ですが…。」


ケンジが今いるのは村のはずれにある牛舎、牛舎と言っても牛以外に馬や家畜用の羊などがいる。

そんな牛舎の管理をしているアケラ村在住の青年の『レイリリ』

彼のほかにも住民の皆さんが手伝いに来たりしてるが、基本的にレイリリ君が管理者として働いている。


「どこにありますか!?」


「村のはずれに山になっていますが…。」



始まりは耕耘機を引っ張る動力源を探しに牛舎を訪ねた事から始まる。


「この世界の牛が前世と同じような生き物ならありがたいんだけどな。」


などと考えながら村のはずれにある牛舎に近付くと、懐かしい嗅いだことのある香りが漂ってきた。


「ここか。」


牛舎、というよりは牧場のように牛たちがのんびりと柵の中で放牧されていた。


「こんにちは。」


声をかけてきたのは健康的な小麦色の肌をして青年、名はレイリリ。


「こんにちは、畑をたがやすのに牛をお借りしたいのですが…。」


「はいはい、お話は何となく聞いていますよ!!新しく来られた職員さんですよね!

レイリリと申しますよろしくお願いします。」


レイリリと握手を交わして本題に入る


「牛はどんなのでもいいんですか?」


「はい、そしてずっと貸してほしい訳ではなくて必要な時にだけお借りしたいと思っています。」


「なるほど、でしたら好きなだけご利用ください。

牛たちは基本的におとなしいですし言う事も聞いてくれます、ご飯は牧草を食べますので除草にも使えますよ。」


「おぉ、それは大変ありがたいですね!!」


現代社会でも牛のレンタルなどがあり、除草をしたい土地に対して放牧し草を食べてもらう。

飼い主もエサ代が浮くし、土地の持ち主は草がなくなってwin winである。


「して、少し相談なのですが。」



本題はここから、牛のレンタルの件はリガさんに事前に確認していたのでスムーズに話せたのだ。


「牛から出る『糞』、こちらってどう処理されています?」


「え?糞ですか?」


そう、牛のレンタルも重要だがケンジからすると牛ふんの方が重要だった。


牛ふん堆肥たいひ、牛ふんにもみ殻や藁を混ぜて発酵させた肥料であり昔から幅広く利用されてきた。

土壌改良としても使われており、豊富な有機物が土壌の微生物の動きを活性化させ、結果的に土がふわふわになるのだ。


「えぇ、牛のふんは発酵させると肥料になるので畑に使いたいのですが…。」


「でしたら…。」


◇  ◇  ◇


「あぁ~。」


村のはずれの誰も来ないような所、その土地には牛ふんがまかれており、かぐわしい香りが漂っていた。


「少しにおいがきついですが、これでもだいぶマシにはなってんですよ。」


そう、牛ふんなどは発酵させることにより匂いが少なくなり水気が完全になくなればサラサラになるのだ。

だが目の前にある牛糞は…。


「これは完全に乾燥しきってますね。」


「ダメなんですか?」


牛ふん堆肥は約70%の水分を含ませてから発酵を開始する。

その後雨などに濡れないように気を付けて保管する、約2か月に1度かき混ぜ酸素を送り込み発酵を促す。


そうして約半年ほどで匂いはなくなりふかふかの牛ふん堆肥が完成する。


だが目の前にある牛ふんは完全に乾燥しきっており、肥料としては利用できる状態ではなかった。


「これでは肥料としては使えないんです。」


「そうなんですね、どうすればいいんですか?

リガさんから村の食料問題を解決するのに重要な課題だからと聞いています。」


「リガさんがそんなことを?」


「はい、ケンジさんには全面協力するようにと。」


「そうですか…。」


正直、農業が衰退している村で1から作物を作るにあたって、住民の協力を得られるかどうかが心配だったのだ。

怖いのは先入観、現代でも3Kと呼ばれることがある農業、キツイ、汚い、危険。

嫌がる人は多い。


だがこの村では皆協力的であり、嫌がる人をまだ見ていないのだ。

村人が協力してくれるというのなら、ケンジも期待に答えたいと思っている。


「わかりました!ではレイリリさんには肥料を作っていただきたく思います、作り方を説明しますね。」


「はい!はい!」



◇      ◇     ◇



「といった感じで、サラサラになるまでやる感じです。」


「なるほどなるほど。」

 

場所は移動してレイリリの自宅、堆肥を作るノウハウを紙に書き写し教える。


「えっと、これだと今から植えるジャガイモに間に合わなくないですか?」


「大丈夫です、ジャガイモには使用しません。

ジャガイモなどには相性が悪くて病気になったりするので。」


「へぇ、そうなんですね!」


牛ふん堆肥はゆっくりと土地を育てていくので、撒いたらすぐに作物が良く育つようになるというわけではないのだ。


「肥料としては鶏のふんなどが一番良いのですが、鶏とか飼育してます?」


「大鳥なら過去に何羽か飼育したことがありますが、森にいる大鳥の方が身が美味かったので狩ってくることになりました、それ以降は飼育していないですね。」


「なるほど、確かに森で放牧した方が身がしまっておいしいかもしれませんね。」


「お望みなら飼育もできますよ、新しく柵で囲って放牧してみるのもいいかなって思っていたんです。

大鳥は高くは飛べないので人一人分の柵で囲めば行けると思います。」


「おぉいいですね、もし余力が出来れば大鳥の飼育もお願いしてもよろしいでしょうか?」


「任せてください、牛ふんの方も頑張りますね。」


「ありがとうございます、時間がかかる仕事ですのでゆっくりでいいですよ!」


これで耕耘機を引く動力源の牛を確保できた。

大鳥の家畜化も目指したいが、鳥の飼育は難しいので長い目で見ていく。


「ではさっそく、牛の方を1頭お借りしてもいいですか?」


「分かりました、荷引きし慣れている子を連れていきましょう。」




「おとなしいもんですね。」


「そうですね、この子歩くのは遅いですけど結構長距離が得意な子で、何回か王都の往復をしたことありますよ。」


「結構距離ありますよね~、もうちょっと近くなったらいいのに。」


「ですが道の整備するらしいので馬車が早くなるらしいですね、個人的には狼とか盗賊とかの治安を何とかしてほしいですが…。」


レイリリ君の話を聞きながら村のはずれから農場に移動する。

牛は皆が想像する牛と遜色なく、異世界だからと言って見た目が異なることはなかった、食べるものも草食で性格もおとなしい。


特に急ぎじゃない場合は牛が荷物を引くらしい。

馬力があるし馬より悪路に強いとの事。


「さぁ、着きましたね。

これが農機具ですか…。」


レイリリの目の前にあるのはケンジが特注で作ってもらった大きな耕耘機。

大きな爪の様なものが地面に刺さっており、これを牛にひいてもらい地面をたがやす。


「あ、ちゃんと牛につけれるようになっているんだ。」


早速牛に装着し畑の端から耕してもらうことにした。


「この後はどうするんですか?」


「実はこの後が大変で、この爪の部分を上から少し抑えながら土を掘り返していきます。

ジャガイモは地面の中で育つので、少し深めに土を掘り返す必要があるので。」


「なるほど、進む力は牛ですけど地面の深さなどは人間がコントロールするんですね。」


「上に乗ったりするのも考えましたが、土がまだ固いので牛の力が足りないと思いまして。」


「確かに、この固さを掘り返すのは難しそうですね。」


「とりあえず、試運転です。

やってみましょう。」


乗り気のレイリリ君に牛を引いてもらい後ろからケンジが爪を押さえる。


牛は最初こそ誘導が必要だが、しばらく同じ作業を繰り返させるとお尻を軽くたたいて上がると勝手に進むらしい。


レイリリ君が手綱を少し引くと牛もゆっくりと歩き始めた。


最初は固くあまり食い込まなかったが、爪の緩やかなカーブを描いた形のおかげでゆっくりとめり込んでいった、爪はソフトボールサイズの石ですら掘り起こし、地面から30センチ程の深さを順調に掘り進んでいく。


「おぉ!!すごい!あの固い地面をいとも簡単に!!」


レイリリ君も大興奮で見ている。


やはり牛の馬力は素晴らしく、ぐいぐい進んでゆく。


だが。


「けどこの面積はだいぶ時間がかかりそうですね~。」


そう、まだ始めたてとはいえ広い農場、この調子で耕していたら季節が1周してしまう。


「ゴベさんたちに協力してもらって代わり替わりしましょう、牛はこの仕事量で負担はありませんかね?」


「そうですね、牛に関しては少しづつ休憩させていれば長期間労働行けると思います。」


なんて話をしながら牛を引いていると。


「あ、ケンジさん!!ここにいましたか!!」


噂をすればなんとやら、ゴベさんがすっ飛んできた。


「例の品が届きましたので知らせに来ました。」


「例の品?」


「ジャガイモです!」


「!!」


レイリリ君も何かを察したのか急いで牛を木にくくり、3人でジャガイモが到着した倉庫へと駆けていった。


更新が遅くなりました、夏の野菜の収穫が大変であまりかけてなかったです(-_-;)

牛に引かせる耕耘機は現在では『プラウ』と呼ばれているものです、土を掘り返しやわらかくしたり撒いた肥料を混ぜたりします。

牛に引かせるのは楽に見えますがかなり力が要ります、牛がまっすぐ進んでくれるわけではなので自分でコントロールしてまっすぐする必要があります、しかも地面の土を掘り返しながら。


今はトラクターがありますが、昔の日本は国民の大多数が百姓で協力して手作業で耕していたその苦労は測りしれませんね。

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