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竿斬りの舞  作者: 凪子
第五夜
55/146

55.

天河てんかわにとって、ゲイバーで田中涼に近づき、ホテルへお持ち帰りするのは容易たやすいことだった。


だが誤算は、彼は幹部でありながらお飾りの存在で、SPOについての情報は全く持っていなかったということだった。


田中涼の竿を奪うことに成功した舞は、今度は北山への接触を試みた。



「お前が噂の竿斬りか。美しい。女であることが悔やまれるほどに」



物陰から現れた舞に、北山は騒ぐどころか、悠然とおのれの竿を突き出した。


「ここまで俺を狂わせるとはあっぱれ。褒美ほうびに俺の竿をやろう」


舞は嫌悪感のあまり頬をひくつかせた。


「日向野から盗んだ竿をどこへやったの」


「ああ、それのことか。それなら、北山組の経営するレストラン『frank中目黒店』の冷凍庫の中だ」


舞はあっさりと白状した北山に拍子抜けしつつも、用は済ませたと自分を納得させ、彼の竿を奪って闇夜に消えた。














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