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竿斬りの舞  作者: 凪子
第五夜
53/146

53.

「舞様。先ほどのことですが」


「萌様への報告は必要ないわ。私が一人で片づける」


田中とのデートを終えて、二人は帰り道を急いでいた。


屋敷の門まで来ると、藤城は心なしか怒ったように眉をつり上げた。


「軽はずみな行動はなさらないでください。あの場所はSPOのアジトの一つなのですよ」


「まだそうと決まったわけではないわ。だからそれを確認しに行くのよ」


我ながら筋の通らない理屈だと思った。


だが、藤城の顔を見ているとむしょうに腹が立つ。


「何よ。自分一人では男も誘惑できないくせに、偉そうに指図さしずしないで」


正確に言うなら、誘惑はできていた。できすぎていて困るくらいなのだ。


だから真打しんうちが必要になる。


誘惑しながらも正確な情報を引き出せるに足る、有能な人物が。


藤城もその人物が誰なのか、もはや問おうとはしなかった。


二人はそろって、物も言わずに萌の居室きょしつに向かった。












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