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生きる 裸の人生

作者: のみちあゆむ

気楽に生きよう

生きる


世の中、生きることが難しくなった。


誰もが一生懸命働き


お金を貯めて


土地を買い


立派な家を建てて


それからたっぷりのローンと満足感


それでも全てはうまくいかない


想定外の台風が来て


想定外の地震が起こり


想定外の災難が起こる




大方を失い

相当落ち込むが


また頑張るのが日本人


信じてはいけないことを信じて

ありえないと思って無関心で


電車の先頭車両に乗り

工事中のビルの下を急ぎ

見えない地震を他人事ととらえ

不純物が漂う空気を吸い


それでも都会に憧れ

それでも田舎に年寄りを残し

心配しているように言いながら

実はリアルに生きている。


身勝手だけど必死

身勝手だけどエゴを通す


高い二階建ての家を建て、立派な植木を植え

見栄っ張りな塀でかっこよく家を囲む


しかし予期せぬ風が

予期せぬ難儀ごとが幸せを押しのける。


我が家?我が城


そんなものに拘って生き続けてきたことを

ブルーのテントに包まれた朽ち果てそうな我が家を見て

今さらであるが立ち止まりたくなって来る。



家、

本当に要るだろうか?

みんなが二階建てのコンクリートの頑丈なアパートで暮らせば

台風で在っても、地震であっても、耐えられる。


もし倒壊したとするなら潔くそこを離れればいい。

今度も土地を買うことも家を建てることも考えなくてもいい


初めから持たなかった名誉やプライドは

これからも持つことはない。


気楽に生きていけばよい

名誉、自尊心、プライド、

この様な言葉の意味を知って何になる。?

人生なんて

流されても、

隅っこに追いやられても

粛々と生きていけばいい


見えない荷物を背負って生きるような生き方

絶対ごめんだ。


夕方になれば喉が痛くなって痰までが詰まってきて

いがらさに耐えるような都会で生きるなどありえない


澄み切った空

澄み切った風景

そして澄み切った空気


田舎でなら1万円で暮らせる食費

都会ならそれがいくらになるか・・・ばかげている。

本当に清潔だろうか?

本当にきっちり彼らは手を洗っているだろうか?


生きるって、

何もかもを捨てた時に

本当の人生が始まる事を私は知った。





見えない荷物を背負わない生き方

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