救いのない絵本。
明日は休みだから今日は一緒に遊ぼうね!
帰ってきたら手首を傷だらけにして、眠剤をワンシート空けて寝ている彼女がいた。
今日は専門の時の友達と飲んでくるね!久々だから遅くなるかも、ごめんね?
結局気になってる男と宅飲み薬飲みをしてセックスして、平気な顔で帰ってきて甘えてくる彼女。
薬を飲んでるから嘘をつくのか、薬を飲んでるから本当の事を言うのか、僕にはわからないけど。
私は1円も使いたくないの、本当はもっと色々買ってほしいし!
気になってる男には平気でAirPodsを買い与えている彼女。
サンリオピューロランドに行きたい!
僕が撮った写真をインスタのストーリーに乗せた彼女。写真には「彼氏なんていらねーぜ!」
ここまで読んでいただいた読者の皆さまがたはきっとこう思っているだろう。
「ビッチにただ良いように利用されているだけの、冴えない男のよくある話。」
実際、僕自身も上の情報だけ読んだらそう思うだろう。「どうせこの先も相手にされないんだから、早く別ればいいのに。」
別れればいいのに。
そう、付き合っているのだ。
同棲をしている。
キスもするしセックスもするし大好きだとさえ言ってくる。
虚言癖をこじらせた自己愛精神病の、所謂メンヘラというやつだ。
これが実に厄介なことに、「守りたい。」と思わせるほど、僕の前では嘘を平気でつく。
僕はそれが嘘だとわかっていながらも、毎回信じてしまう。
本当は僕の事が大嫌いなのに、自分から別れようとできない臆病で、狡猾で、したたかな、僕の彼女。
繰り返し、繰り返し、繰り広げられる、薬とファッションリスカと浮気と嘘。
やがて僕の精神も狂ってくる。
感覚が狂う。
彼女が目を閉じている時は全てを疑い、目を開いてる時は全てを信じる。
愚かで、どうしようもない、可愛そうで、可愛い
僕。