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第1話 駅のホームで

「あー……眠い………」


徹夜で人気ソーシャルゲーム、『ファンタジーオブドラゴン』通称FoDのギルドバトルに参加していたせいで、昨晩は一睡も出来ていない。

それでも満員電車に乗って出社しなければならないのが入社数年の社畜のつらいところだ。




『まもなく 3番線ホームに 電車が参ります』




聞き慣れたアナウンスがホームに響く。この電車はいつも満員でホームの人も多く、俺が立ってる黄色い線の後ろでは人がごった返している。

押し出されて線路に落ちてしまうのではないかと錯覚してしまうほどだ。



(うるさいし狭いし朝から最悪だ……うぅ、めまいが……)



少し姿勢を崩した瞬間、後ろで誰が動き俺に体重を掛けたきた。



「うわっ!」



そのまま姿勢を崩して前のめりになり、脚に力を込めるも間に合わず線路に落ちる。

そして、横を向けば甲高い音を鳴らしながらホームに入ってくる電車。


ーーあっ、これ死んだわ。


最期に俺が考えたのは、

(あぁ、ここがソシャゲの世界なら課金石でコンテニュー出来るのにな……)

ということだった。


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