第2話 ユウと神様
天使が微笑みながらユウの周りを飛んでる。そして、自分の部屋の天井を通り抜けて外に出てしまった。 ユウは夢を見てると思い。自分の頬っぺたをつねってみたが痛いだけで何もかわらない。
「ヤベ~~!!もしかして徹夜のやり過ぎで御愁傷様してしまったかなぁ?」
この時、ユウの答えは半分正解で半分間違いである。
すると、段々と高度が上がって来ると厚い雲が見えてきた。雲の中を通り過ぎると豪華な大きな神殿が見えて来た。 天使達は、神殿の入口まで案内をしてくれ。中に入れという仕草をしている。
ユウは恐る恐る中に入ってみる。
「……。めっちゃデカイじいさんだなぁ。」
巨人族のじいさんが凛とした感じで大きな玉座に座っている。多分だが神様だと思われる。彼の後ろから眩しいぐらいの光りを放っている。ユウは天使達と共に神様らしきじいさんの前まで歩いて来て一応神様だった時のために片方のビザを着いて待ってみる。
「………………………………………………」
神様からの反応がない。気がついてないみたいだから声を掛けた方がいいかなと思っていると天使達が神様に近づいて擦り始めた。
すると
「ほぇ。」
と情けない声をだしながら周りきょろきょろと見渡している。
こいつ、いや、神様、寝てたんかいと思わずツコミを入れたくなってしまったが機嫌を損ねて地獄に落とされてはいけないと思い。心の中で止めた。
神様は何事もなかった様に話し掛けて来た。
「おおー。佐藤 一郎 まずは100歳の天寿を全うしたことを祝福しょう。…………佐藤 それにしてもかなり若いな。まだ20代に見えるのはわしの気のせいかね?」
はい。気のせいではございません。
まだピチピチの20代です~~~~。
神様は間違えて俺を殺してないだろなと思わず脳裏を過る。一応、確認をしてみるとするか。
「神様、申し訳ありませんがわたくしは佐藤 一郎殿ではございません。 わたくしは 八神 優 と言う者です。まだ二十歳の若輩者です。」
すると神様の顔がヤベーーという顔になったいる。神様は、俺に背を向けて資料らしき本を取り出して一生懸命調べている。神様のオーラが段々と青ざめてるの俺の気のせいだろうか。
「バターーン」
と勢い良く資料らしき本を閉じてこっちを向いた。
「えーと、そちの名前は確か…… 八神 優 と申したな?八神は何をしにここに来たのだ?」
あ~~~。調べるの諦めやがった。そして俺に聞いて来やがった。「おまえ、本当に神様か?」と言いたくなるが逆ギレしていちゃもん付けられたらたまったもんじゃない。一応ここは、失礼のない様にと心にいい聞かせる。
「神様、申し訳ありませんがわたくしも何がなんだかわからないままに連れて来られました。神様は何もご存知ないのですか?」
と逆に質問してみる。
「…………。」
返事がない。黙り込むのでこっちが思っている本題を振ってみることにした。
「神様、失礼なことをお聞きしますが佐藤殿とわたくしを間違えてしまったのですか?」
すると
俺の前に恐い顔をしながら歩み寄る。 そして恐ろしいくらいに威圧感を出しながら俺の顔を見つめる。
ヤバイ、神様を怒らしてしまった。俺は何てことをしてしまったのだと後悔をしながら神様を見つめている。本当は土下座をしたいが余りの威圧感で体がガタガタと震えて動けない。
「 八神!! 」
「はい。」
「 すまん。間違ってお主を天界に連れて来てしまったみたいだ。ガハハハー。」
神様は反省する気がないみたいだな。謝りながら最後に大笑いをしてやがるぜ。だけど笑っているぐらいだから帰れる方法があるのだろうと安心して安堵する。
「 そうですか。神様も間違えがあるのですね。」
と愛想笑いをして肝心な帰る方法を聞いてみる。
「 ところで神様。わたくし急いで元の世界に帰りたいのですが帰して頂けますか?」
とまだ大笑いしてる神様が答えを教えてくれた。
「 すまん。すまん。 久しぶりにドジてしまって笑いが止まらなかったわ。ハハハー。 すまんが神々のルールによってお主を元の世界に帰すことはできんのだ。すまんが我慢してくれ。ガハハハー。」
「…………。」
目が点となりユウの全ての機能が停止してしまう。
今、こいつは何て言った。帰すことは出来ない。『 おまえふざけるなぁーーー。死んで地獄に堕ちて詫びろや。そしてまた地獄に堕ちろや。』と心の中でぶち撒ける。本当は、口で言いたかったがさっきの威圧感が頭に残っていたので本能的に言えなかった。
「本当にすまんなぁ。ワシは仕事の都合で死んで地獄に堕ちて詫びることが出来ないが元の世界とは別の世界に連れて行ってお主を強くことは出来るがどうする♪ww」
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