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第10話 ユウの戦闘スタイル

遅れてすみません!! プライベートが忙しくなるのでこれから更新が遅くなります。

 

 「おい。マックス、大丈夫か?」


 

 ユウは、マックスの思考がまだ麻痺しているようなので声を掛けてみる。



 「………あっ。大丈夫だ。多分……。」


 マックスは、少し遠い目をしている。


 

 「……まだ、大丈夫じゃなさそうだなぁ。」


 

 

 ユウは、マックスの思考が戻って来るまで少し待っている。



 「今度こそ大丈夫か?」



 申し訳なさそうに頭を掻いてる。



 「……すまないな。余りの驚きで自分でも訳がわからなくなってしまった。」



「いやいや。こっちこそ驚かしてしまってすまない。」


「まさか、君がこんなに凄いヤツとは思ってなかったからさ。でも、冒険者ギルド協会のマリアナ会長に認められるなんて凄いよ。」


「冒険者ギルド協会の会長?ギルドマスターじゃなくて?」



 ユウは、マックスの言っていることが意味がわからずちんぷんかんぷんである。ユウの顔を見てマックスはマリアナの事を教えてくれた。


「ユウは知らないみたいだけど、彼女はラックスのギルドマスターであり、この大陸の冒険者ギルド協会のボスだよ。それに、冒険者ギルド協会の中でも数少ない、Sランクの冒険者でもある。そして、冒険者達の憧れの存在なんだよ。」


 マックスは少しうっとりした顔をしながらまた遠くを見ている。



 「へぇーー。そうなんだーー。」



 ユウは、まだイマイチ、マリアナの凄さがわからないのであったが、一応、冒険者ギルド協会のお偉いさんで美人なのはわかった。


マックスは、ユウの返事を聞いて苦笑いをしながら真剣な目でこう言って来た。


「 ユウは余り理解してないみたいだけど、冒険者ギルド協会のボスが認めた凄い力を持ってるだよ。だからマリアナ会長が言っていたみたいにドラブルには気を付けたほうがいいよ。」


 マックスの言いたい事は、ユウもわかっている。それは、力を持つ者は、国の権力争いや己の欲望のために走る者達から目を付けられてドラブルに巻き込まれることである。



 「わかった。気を付ける。」


 「ならいいよ。この話を置いといて、早くユウの武器を買いに行こう。」


 「おう。」


 

 マックスは、ギルドの通りから脇道に入ってすぐのところに古びた感じの建物に案内された。そこには、武器屋と書かれた看板があった。


 「ユウ ここで装備品を調達しょう。古びた感じだけどなかなか質のいい武器や防具などがあるから心配しないで。さあ。中に入ろう。」



 マックスとユウは、武器屋に入って行った。武器屋の中は武器や防具で埋め尽くしていた。武器の種類は、豊富で大剣、片手剣、弓、ナイフ、トンファー、鞭、棍棒、双剣などそれ以外にも置かれていた。余りの種類の多さにびっくりしながら店主に声をかける。



 「すまない。金貨10枚でモンク系のいい装備品はあるかい。」



「モンク系の装備品ですか?また、酔狂な戦闘スタイルですね。余りありませんがこれぐらいですかね」


 店主が出して来たのがトンファー、ナックル、クロー、鉄製の手甲とスネ当て、皮の胸当て、皮鎧であった。


 「すいませんがこれぐらいしかありません。多分、他のお店もこんなもんだと思いますけどね。」


 「ありがとう、少し見させてもいいですか?」


 「ええ、いいでよ。どうぞ」


 店主は、マックスに装備品を渡す。


 「ありがとう。…………なかなかいい質ですね。」


 店主は嬉しそうな顔をして答える。


 「うちの店は品質を第一に考えてやってますので嬉しい御言葉です」


 ユウも装備品を見て鑑定スキルで確認してみる。全部の装備品に品質+と表記されている。マックスは、伊達に商人を名乗ってるだけあって見る目がある。


 「ユウ、どれにする」


 「武器はなくてもいいか?俺の基本スタイルは素手だから防具だけで大丈夫。手甲とスネ当てと皮の胸当てでいい」


ユウは、一応、武器の使い方や技の型などは分かるのだが素手のほうが強いので正直に言うと邪魔なのである。まあ、武術をもう少しで極めるところまで来ると余り武器を必要となくなるのだ。


 「お客様、流石に武器がないと硬い鱗がある魔獣や魔物が相手になると手足が出ませんよ。使わなくなもいいから持っていたほうが宜しいのでは?」


 「ユウ、店主の言う通りだよ。いくらユウが強いと言ってもここらの魔獣や魔物は強い奴らが多いから持っていたほうが安全だよ。」


 正直、スキルの神の肉体によって強化されてるので拳や足は、強力な鈍器なのでここで買った武器は一度も使われずにある人物に渡されるのであった。そんなことを知るよしもない二人は、無理矢理にユウを説得するのであった。ユウも二人の説得に心が折れて武器を選ぶ。


 「ならトンファーでいいよ」


 「良かった」


 マックスと店主は、少しほっとする。武器がなくて死ぬ事はなくなるので安心する。もし、これでユウが亡くなった日には、マックスと店主は、寝覚めが悪くなる。しかし、二人の心配は無駄なのであるけどこの時は、まだ知らないのであった。




 ユウとマックスは、必要な装備品を買い終えて武器屋を出る。


 「マックス、ありがとうな」


 「大丈夫だよ、君とはそういう契約だろう」


 マックスはニカッと笑っている。因みに、トンファーが金貨3枚と銀貨5枚、鉄製の手甲とスネ当てが二つ合わせて4枚、皮の胸当てが金貨2枚である。合計で金貨9枚と銀貨5枚にもなった。日本円に直すと九万五千円にもなったのだ。この世界では、かなりの大金である。ユウとしては、もっと安い装備品でもよかったと思っていたが今さら言えない。



「そうだったな、これからどうする?」


「すまないがもう一度、冒険者ギルドに戻って依頼物を届けたい。ついでに、何か依頼を受けるかい?」


 どうやら、マックスは最初の出来事で自分のクエストの事を忘れていたらしい。


 「そうだったな。ギルドに戻ろう。そして、クエストも受けてみようかなぁ 」


 二人は、冒険者ギルドに向かって歩き出した。



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