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言うのだろう。
友達で。
友達のままで。
いてくれますか。
ひどいことをした。
ひどいことを言った。
ひどく、傷つけた。
君なら大丈夫だと思っていた。
いや、
思っていなかった。はずだった。
わからない。
どうして僕は。
どうして僕はあの時君に。
わからない。
君は優しいから。
「許す」なんて言ってくれるのかもしれない。
でも、でも僕は。
許してほしくない。
こんな僕を、見放してほしい。
こんな最低な僕を。
どうか、突き放してほしい。
突き放して、僕が泣き出すまで、傷つけてほしい。
傷つけて傷つけて、僕が崩れ落ちるまで傷つけてほしい。
そしてその時。
僕が傷ついたとき。
きっと僕は初めて君の気持ちがわかる。
きっと僕は、初めて。
初めて気づくのだと思うから。
どうしてあの時君に、あんなことをしてしまったのか。
その時に。
僕はきっと君に言う。
心の底から。
友達のままで。
いてくれますか。
と。
ネガティブになりそうなとき。
ポジティブになれるように。
この詩を書いている間、そんなことばかり考えていました。