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11月19日 『夢の在処』
物持ちがいいと良く言われる。昔からそうだった。オモチャに付属して来たものは全て残していた。遊び終わったら必ず袋に入れて箱へと戻した。小さなパーツは毎回数を数えていたし、トランプは決まってAからKまでを順で並べた。オモチャの位置も決まっていた。傷が付くのが嫌であまり遊ばなかった。正直言ってオモチャ側からだと面白みのない子どもだったかもしれない。もっと壊れるまで遊んで欲しかった。そんな声も聞こえたりする。
物には居場所が存在し、その居場所を開け渡さない限り新たな物は入りにくくなるらしい。あれほど部屋に溢れかえっていたコレクション達は、ほとんど姿を消した。誰かに譲ったり、感謝を込めてサヨナラをした。
新たに空いた居場所。そこに入る物こそ僕の夢だ。




