28/194
9月18日 『星の遊園地 ②』
やあ、僕の名前はマルク。みんな覚えているかい?今の今まで星の遊園地に遊びに行っていたんだ。ついさっき帰って来たところだよ。学校までまだ時間があるから、少しだけ遊園地のことを教えてあげる。
そこはね、観覧車とか、メリーゴーランドとか、コーヒーカップとか、遊園地らしいものは何一つなくてね。延々と星の海が広がっているんだ。じゃあ何をして遊んでいたのか、不思議に思うだろう?
僕はずっと、夢を見ていたんだ。夢の中でずっと、僕のしたいこと、なりたいもの、全部になって来たんだよ。お菓子屋さんにもなりたいし、サッカー選手にもやりたい。絵描きもいいし、歌手なんかも素敵だね。もちろん誰にも言ったことはないよ。お菓子作りもボール遊びも、絵を描くのも歌を歌うのも、リックが下手くそだからやめろって言ったんだ。だから、みんなには内緒なんだよ。
でもね、星の遊園地ではいいんだよ。好きなことをしていいんだよ。むしろ、しなくちゃいけないのさ!
おっと、そろそろ母さんが起こしに来るぞ。また今夜も行くつもりなんだ。そうだ、今度は君のことも教えてよ。どんな夢をみるのが夢なんだい?
「じゃあ、行ってきまーす!」




