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僕の絵本日記  作者: 高冨さご
9月

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9月3日 『友人』

 友人といる時、ふと我に帰る時がある。目の前の友人ではなく、自分の内側に目を向けているような。今の自分を上空から見下ろしているような。そんな感覚だ。


 (今の僕は、僕らしく要られているのだろうか。)  と。


 親しき中にも礼儀ありとは言うが、果たしてそれは偽りの僕ではないのだろうか。


 何を言えば楽しませられるだろうか。退屈させてはいないだろうか。相手の時間を奪ってはいないだろうか。好きな話題でもふってみようか。いや、今は話を聞く場面だ。


 そんなことまで考えながら一緒いる必要はあるのかと考えることもあるが、人と関わる限り相手のことを考えるというの第一選択であるのではないかとも考えたり。


 「もうそんなことイチイチ考えずに、好きなようにしなさいよ!」


と言われたら、じゃあ僕は


 「来てもらったところ悪いけど、今すぐ旅に出たくなったんだ。あいている飛行機の便を確認しなきゃいけないから。またの機会に」


って飛び出してしまいそうだ。 自分で呼び出しておいたくせにね。


 それにさえ笑って「君らしいね」と言ってくれる友人は、今の僕にいないだろうか。


 君からして、これって僕の我儘かい?だとしたら僕は今、


 友人というよりも、同じ人生の目的を持つ、相棒が隣に欲しいところさ。

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