表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4人の彼氏候補  作者: 和藤ユヒリ
17/20

14話 林間学校3日目 朝!?

 林間学校3日目 最終日


夜風 (息が……苦しい!)


 バッ!!


 夜風は勢いよく起きた。


夜風 「おーい!!なんで同じベッドに寝てるんだよ!」

 

 今の状況は夜風のベッドにイケメン4人が一緒に寝ている。昨日は光輝と一緒に寝たはずなのに。


夜風 「炎の腕が私の首に当たって、息出来なかったわ!」

   「てか、5人で1つのベッドに寝るなんてあり得ないだろ!」


 光輝はベッドから落とされたらしく、足だけがベッドに乗っている。他3人は夜風を下敷きにして重なり合うように寝ている。


炎  「う〜ん。おはよう、夜風」


夜風 「おはよう、じゃないわ!なんでお前らが一緒のベッドにいるの?!」


紫音 「え?……なんで俺、夜風のベッドに寝てるんだ!?」


夜風 「昨日もこの会話があったような気がするけど、デジャブか?」


氷  「俺は夜中にちょうど起きたからそのときに夜風のベッドの中に入った」

   「そのときは夜風と光輝しかいなかった。紫音と炎はいなかった」


夜風 「いや!なんでベッドに入るんだよ!」


氷  「夜風と寝るチャンスなんて滅多にないから」


炎  「俺、なんで夜風のベッドに入ったか覚えてない」


紫音 「俺も」


光輝 「俺は炎にベッドから落とされた」


夜風 「私も炎に首締められた」


紫音 「大丈夫か?!」

   「おい!炎、なにやってんだ!」


 炎は1番寝相が悪い。今日は大の字に寝ていて、その伸びていた腕がちょうど、夜風の首の上だった。


炎  「ごめん」

   「夜風に嫌な思いさせた」


 炎はものすごく反省していて、悲しそうな顔をしている。


 私はその悲しそうな顔にキュンときた。


夜風 「全然大丈夫だよ!寝相の悪さは小さい頃からそうだもんね!」

   (小さい頃に5人でお昼寝したときも同じようなことあったな)


炎  「ありがとな」


 レイカとひよりが起きた。


紫音 「俺と炎が夜風のベッドに入ってたところ知ってる?」

   「全く記憶になくて、不思議なんだよ」


レイカ「知らないよ」


 ひよりも首を振っていて知らないみたいだ。



◆ ◆ ◆


 誰も知らないから回想してやる!



 今日の朝方。


 夜風のベッドには夜風、光輝、氷だけだ。他のベッドは紫音と炎で寝ている。


 紫音は炎の寝相の悪さで、起きた。水を飲み、また寝ようとした。元いた炎と一緒のベッドに入ろうとしたが、夜風たち3人が寝ているところを見た。3人は行儀良く寝ていて、きつそうではない。まだ1人ぐらいのスペースはありそうだ。それなら夜風のベッドで寝よ。炎の寝相の悪さには驚くなぁ。(氷のベッドは今、誰もいないので、そこで寝ればいいのに……by夜風)そうして、夜風のベッドには4人寝ることになった。


 夜風が起きる直前。炎は寝相が悪すぎて、ベッドから落ちた。それでも起きなかった。寝たまま、床から這い上がって隣のベッドでまた寝た。その隣のベッドが夜風のベッドであった。こうして、5人が一緒のベッドで寝ることになったのだ。


◆ ◆ ◆



夜風 「次、宿泊行事があったとしても、一緒の部屋では絶対に寝ないからね!」


4人 「え〜」


ひより(次の宿泊行事があったら、炎くんのベッドに入り込む!一緒に寝てても炎くんの寝相の悪さを理由にできそう!)


 こうして騒がしい朝が始まった。


 次は朝食だ。ペンションを運営してくれている、オーナーのおじちゃんが朝食を作ってくれた。


 朝食の内容はミネストローネ、ベーコンエッグ、おいしそうなパン、ゼリー、紅茶だ!


クラスの人々「わぁ〜!!」

      「おいしそう!!」


光輝 「皆さん、席に着いてください」

   「朝食を作ってくださった、オーナーさんに感謝の気持ちを持って、食べましょう。いただきます!」


クラスの人々「いただきます!」


夜風 (なんとなく、小学生のような雰囲気だけど、これは高校生だよね?)


ひより「おいしい!!」


紫音 「うまっ!」


 みんなも、おいしそうに食べている。

 オーナーさんは私たちの笑顔を見て、にっこりしていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ