魔剣。
「魔剣?マジにあったんだ」
「そりゃそうじゃん。ていうか何ドラゴンの群れでも来たの?」
「そーだよ」
「えええぇぇぇぇ」
プックク
「嘘嘘。面白」
「ひっひどいっ」
この魔剣面白いな
「よし決めた。お前を持って帰る」
「あー、やめた方がいいと思うよ。私、よっぽど魔の適性のある人じゃないと触ったら死ぬから」
「魔王ならいける?」
「え、そりゃあ一応魔王用だしね」
ならいける
「今どこだ」
「え、来るの」
魔剣の祭壇-----前
「これか」
「そうそう。ねえ、何すんの」
「決まってんだろ・・・持って帰んだよ」
「えっちょっと待った、さっきの説明聞いてた?よっぽど魔が」
「わかってる。そのうえでだ」
俺は迷わずアイツの柄を握る
「わぁぁぁぁぁああああしぬぅぅぅぅぅううう」
いや、死ぬとしたら私じゃん
「おいおい早とちりすんな」
「え、え、えぇぇぇぇぇえええええ。なんで持てるの、ていうかあんた何、ていうか何でここまでこれたの」
「答え、私が魔王だから、私は人狼のディストピア、星屑の渦を撃ったら穴空いちゃった」
「あ、あんたが魔王?どう見ても3歳くらいじゃん」
「でも、強いよ?・・・だって・・・私は・・・私が・・・【魔王】だから。だから私は負けない」
瞳が狂気に染まっている
「っこの威圧は・・・」
「ね、わかってくれた」
少女は満面の笑みを浮かべた。