旅立ち~その二
そのあと私はここのボスらしい狼と並走しながら詳しいことを聞いていた。
「・・・つまり30年前の戦争で獣系統の魔物を従えていた魔王が死んじゃって、新しい魔王を探していたと」
「そういうことです。」
ちなみにこの人・・・じゃない狼喋れたらしいんだけど警戒してたかららしいが
「今は私たちの元拠点、最南端の土地。ティル・フイングへ向かっています。この大陸はそもそもいくつかの剣を封印するため、古代の魔同士が作り出したと言われていますからね。」
「ほー、初耳だわ。」
そーいやなんか前世にそんな剣があったような
「まあ、ほんとかどうかわかったもんじゃないんですけどね」
「ありがと。ちなみにここなんて名前なの?」
「ここは人間領クラウ・ソラスですね。ちなみに剣が二本あると言われているところもあります。ここも
あなた様の領もです」
「どんな剣があるんだ?」
「今わかっているもので、デュール・ヴイング、クラウ・ソラス、ダインスレイブ、デュランダル、グラム
、クリュサオル、バルムンク・・・今記憶してるのはそれぐらいです。」
「聞きたいことは聞いたしいそご?」
「承知」
三日月を背景に気高き獣の声が響き渡った。
3日後
「あれが・・・魔族領?人多いな」
「もしかしたらなのですが、誰もいないからと人が占領したのかもしれないですね」
マジかーこの量殺すの面倒だなー
「よし決定」
「襲撃ですか?」
「違う違う。まず始めることそれは・・・ずばり情報収集だ」
ギルドにて
私はギルドを訪れていた
「嬢ちゃん。ここはお前さんみたいなちっちゃいのは来るとこじゃねえぞ」
なんて言われたりもしたがガン無視でカウンターまで進んだ
「登録お願いします」
「おお?・・・あの~冒険者登録は14歳からなのですが」
「そこをなんとか」
「何の騒ぎだ?」
「ギルドマスター!」
ん、この人・・・