表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
孤独な人狼はまだ先を目指す  作者: 古明地・剣・ヴォーパル
5/15

そして狂気の人狼は

(くそが、なんで今日森に行っちまったよ)

自分のことを責めてもどうにもならないなそれより急ぐ。

(無事でいてくれ)


アジト前


木の陰から中の様子をうかがう。どうやら宴会中らしい


その瞬間自分の中の何かが壊れる音がした。そして唐突に

『負の感情の増幅を確認 能力を10%開放します』

なんかよくわかんないけど強くなったみたい

でも今は関係ない。そのまままっすぐ歩き出した

作戦はとりあえず突っ込んだ

「おいおめぇらぁあんまのみしゅぎんにゃよぉ」

ぐでんぐでんによってやがる。勿論村から奪ったものだろうそう思うと自分を抑えられなかった。

ナイフが首を切り裂きそのまま思いっきり殴りつける。切り傷が広がり頭が落ちる。

飛び散った血を見て異変にきずいたらしい。

「っおい、お前ら敵だ」

「なにぃ」

「どこにいやっがはっ」

思いっきり殴りつける

「おいおいがきじゃねえか」

「・・・お前らか。」

「ああ?・・・あぁ村か?そりゃあそうだろ」

「そうか」

今ならできる気がした。今の私なら。

「『狂狼』」

その時身体が激しい高揚感に満たされ、口角を吊り上げ目を見開いた

「お、お前まさかじんろ」

ナイフを心臓に突き立てる

「あは、あははは・・・死ねっ死ねよ、ハハッ」

狂気的な笑い声を立てながら、何度もナイフをねじりこみ肉を断ちそして、食い漁った。


そのあと


私はみんなが捕まっている檻を見つけていた。しばらく触っていなかったのだろうかその牢の前に引きずったような跡があったからすぐわかった

魔力で強化した左手の爪で錠前を真っ二つにした

中には母さんたちがいた。目立った外傷はなかった

「ディア・・・?あなたなの」

「そうだよ」

「ちょっと待ってあなたその血はどうしたの」

「盗賊がいた。全部殺してきたんだ」

その時後ろから―――潜んでいたのだろうか―――切りかかってきた・・・が

「ぐさっと」

手を一撃で腕を落とした

「もう邪魔」

蹴り飛ばして牢屋に入れる

急に聞かれた

「その耳は何」

あくまであまり表情を変えずに聞かれる。

あ・・・忘れてた。言うしかないな、今母さんしか聞いてないし

「実はね・・・私、人じゃないんだよ。まあ今は10パーセントも力だしてないから耳だけだけどね」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ