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詩集01  作者: 透坂雨音
5/29

05 雪解けの心



 ――私は感じた


(冷たい氷に覆われた心を、固く閉ざされた心を)

(とかしていく光の気配。太陽の存在)

(私は感じていた)


 失った思いの分だけ

 奪われた心の分だけ

 私ですら知らない輝きを

 貴方達は思い出させてくれた


 ひどく ひどくて

 つめたく つめたくて

 いたくて かなしくて


 ずっと封じ込めていた感情のかけら

 太陽の光浴びて芽を出した


 私ですら知らない 感情の在りか

 私ですら気づかなかった 心の存在


 思い出せてくれた 引き出してくれた


 ――貴方は私の命だった


(私の命は心となる、心は感情となって動き出す)

(封じられたものなど存在しなかった)

(凍てついてしまった者など存在しなかった)

(それはとりもどせないものなどではなく……)

(ただ気づかなかっただけのもの)


 ずっとそこに 一番近くにあったもの


 

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