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13 君に生きて欲しい
掻きむしって 悩んで のたうち回って 転がって 落ちて
沈んで 沈んで 沈んでいって
どこまでも深い闇に沈んでいく 君を見て僕は思ったんだ
「生きて欲しい」
それだけの思いを
炎に焼かれて 水底に捕らわれて 風切り裂かれて
それが君は この世界の姿だと言っている 主張している
果たせぬ約束 終わってしまった物語
僕は未練だけを大事に抱えて生きていくのか?
後悔は隣人?
そんなはずないって 君に教えたい 僕は思いたい
「……間に合え」
奇跡を奪い取らないで
君と分かる為の時間を奪い取らないで
君の抱えたもの見せて、知る為の時間が欲しんだ
「ちょっと待ってよ。一人で結論出さないで」
必死になって後追いかけて 追いすがって
伸ばした手の行く先 行く当て あるといいな
エンドマークがつく前に




