表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集01  作者: 透坂雨音
13/29

13 君に生きて欲しい



 掻きむしって 悩んで のたうち回って 転がって 落ちて

 沈んで 沈んで 沈んでいって


 どこまでも深い闇に沈んでいく 君を見て僕は思ったんだ


「生きて欲しい」


 それだけの思いを


 炎に焼かれて 水底に捕らわれて 風切り裂かれて

 それが君は この世界の姿だと言っている 主張している


 果たせぬ約束 終わってしまった物語


 僕は未練だけを大事に抱えて生きていくのか?


 後悔は隣人?


 そんなはずないって 君に教えたい 僕は思いたい


「……間に合え」


 奇跡を奪い取らないで


 君と分かる為の時間を奪い取らないで


 君の抱えたもの見せて、知る為の時間が欲しんだ


「ちょっと待ってよ。一人で結論出さないで」


 必死になって後追いかけて 追いすがって

 伸ばした手の行く先 行く当て あるといいな


 エンドマークがつく前に




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ