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詩集01  作者: 透坂雨音
12/29

12 不可能世界



 崩れ行く世界の中から失踪

 かき消した景色 逃げ込んだ世界はまた同じ場所で


 どうやったって逃げられないんだって 思い知った今日


 後戻りできない なら進むしかない……なんて

 そんな風に開き直れたら 

 今 こんな場所にいたりしないよ

 嗤って 聞いた君の質問に答える


 どこまでも続く迷宮

 いつまで いつまでも

 出口は見つからなくて

 迷子だった 迷い込んだから


 歩いて 

  歩いて

 捜してく

  どこまでも 彼方までも


 右に曲がって 直進 袋小路だったねって

  言われても 素直に回れ右 するしかないから


 壁を打ち破れ なんて言われたってそんな方法分かんない

  そもそも一人の力じゃ 足りないしって 嘆く言葉すら聞いてもらえない


 そこが限界何かじゃないんだって 知ったかぶった外野の声

  やればできるなんて そんな事

 じゃあ、 アナタ私と変わってよ


 不可能だらけの世界から逃げて 結局ここも不可能世界だったねって

 開き直って笑えたなら




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