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日常

4月25日にまた一つの命が誕生を迎えた。


「おぎゃー!おぎゃー!」


助産師は産まれたばかりの赤ん坊を取り上げ赤ん坊の母親の目の前持っていき「元気な子が産まれましたね!」と母親に語りかける。


赤ん坊の母親は出産の苦痛を乗り越え笑顔で息子を抱きかかえ「クラルテ…。元気に産まれてきてくれてありがとう。」と泣きながら呟いた。


赤ん坊の父親も側で嬉し涙を流しながら赤ん坊の母親へ向け「お前をよく頑張ったな!」と言葉を送っていた。


そして今産まれたばかりの赤ん坊の名前は

【クラルテ・ド・ルーガス】

ルーガス家の長男であり初めての子供であった。


赤ん坊の生まれた家は決して貧しくなく一般的な家はと比べると裕福な家庭だろうと思われる貴族とも呼ばれている家だ。


そんな家族は順風満帆な生活を送っていて10年の月日もの経過していた。


この世界では7歳になったら学園へ通い言語の勉強や数式の勉強などをする事が貴族や裕福な家庭では習わしとなっていた。しかし、クラルテは5歳の頃から様々な勉強をしており成績は常にトップクラスだった。


クラルテは7歳の頃から3年間通ってる事から学園にも慣れて既にクラルテにとっての日常となっていた。


「ただいま〜」

「おかえりなさいませ、クラルテ様」

「マランさん、様付けは大丈夫っていつも言ってますよー。」


メイドのマランがクラルテの学園からの帰宅への挨拶に赴きクラルテから「様付けは辞めて欲しい」と言われるが「いえ、この私は雇われの身なのでそんな恐れ多いです!」とマランは返事を返す。


「…気にしなくて大丈夫です!っていつも言ってるのにマランさん酷いですねー!」


と言われるがマランは「ははは」と苦笑いで誤魔化していた。


そんな会話をルーカスと交わしていたら2階からクラルテの母親【クアレ・ド・ルーガス】がクラルテの帰宅に反応し走って抱きして来る。


「おかえりなさい、クラルテ!」

「ただいまです。お母様苦しいです…。いきなり抱き付くのは辞めてください!!」

「だって!クラルテが居なかったから寂しかったのよー!!」

「…。」

「あ!そうだ!明日はルミエールちゃんが家に来てくれるそうよ!」

「え、僕は何も聞いてないのだけど…。」

「あっ…。言っちゃ不味かったかしら…。でも明日はクラルテの誕生日だから私も張り切っちゃうわよー!!」

「お母様、大丈夫です!そんな、誕生日何て祝って貰わなくて大丈夫です。」


クアレはクラルテの言った事が耳に入らなかったのか、鼻歌を奏でながら上機嫌に2階にあるクラルテの父親が居る書斎へ戻って行った。


クラルテは1度自分の部屋で着替えを済ませクレアも入って行った父親が仕事などをしている書斎を訪れる。


「お父様、だだいま戻りました。」

「クラルテ、おかえりなさい。」


父親は優しくそう答えた。

そして、そんな父親の名前は【ラールテ・ド・ルーガス】この家の大黒柱である。


ルーガス家はラーテルの祖父の時代に貴族として成り上がり男爵位を継いでいてラーテルは3代目でクラルテは4代目になろうとしていた。


「お父様、今日は少し疲れたので自室で仮眠をしていますね!」

「あぁ、今日は魔法の練習はしなくて大丈夫なのか?」

「はい、魔法の練習は明日しますね!」


いつもならクラルテはラーテルに教えて貰いながら魔法の訓練をしていた事からラーテルはクラルテに意外そうな顔をして「分かった」と了解の意を伝えた。


そんな会話をしてクラルテは書斎を出てラーテルに伝えた通り自室へ戻り仮眠を取って、家族3人で夕食も済ませ、この日は何事もなく終わっていった。

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