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TOHO FANTASY Ⅰ  作者: PHIOW BJIJ LHJIJ LJIJ
東方近未来 ~Aliquando mundi~ -いつかの世界- 
21/40

エピローグ

オトートが「書け書け」五月蠅かったから書いた

本当は「再臨:創世の天使」で終わらせるつもりだったけど、お許しを!


あとオトートよ、もう言う事は聞かないぞ


―――時は、静かに流れていく。


それは至って普通の事かもしれない。


だが、この時間が貴重であることを彼女たちは理解したのだ。


チルノは元気になって外で遊んでいるのか?

それともやってしまった悲劇を悲嘆して身を投げたか?


それは幻想郷の住人でないと分からないであろうことだ。


ただ、あの悲劇・・・GENESISが生んだ悲劇から幾程の悠久の時間が流れたのだろうか。

家々は綺麗に並び、赤い屋敷も何事も無かったかのようであった。


・・・これが彼女たちの臨んだ「夢」なのであろうか?


―――いずれ世界は変わっていくもの、同じ固定概念に結ばれた世界は滅ぶのが世の常だ。


翡翠に込められた悲しみと夢。いつかこうなるとは分かっていたとしても―――


―――「いつかの世界」、それこそが彼女たちの住む、本当の夢なのであることを悟ったのだ。


「・・・今日もいい天気ね」


縁側に座りながらお茶を飲んで、無邪気に遊んでいる元の神の姿があった。

もう「神」という概念も、「力が桁外れに強い者」という意義では無く、別の意義に移ったのであろう。

もう神はいない。そこにいるのは妖精であった。



―――彼女は悟った。

終わりは誰にでも出来る。だが、再び始められるかが全てを変えるのだ、と。





――――――――――幻想郷は、今日も平和です。




―――人の夢に、終わりはない。



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