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プロローグ

　200X年――

　とある計画が国家レベルで法案される。

『クズ排除法令』

　ここは、とある普通の高校……

　だが問題があった。

「だから、このクラスは全員死亡させなければならない」教員は強く校長に祈願する。

「殺すと言うのもね……」校長は渋る。

「何をおっしゃいます。僕が見たところこのクラスはみんなクズの集まりです。どう思います市長？」

「悪い目は早いうちに積んどかないといけません」市長は学級崩壊のVTRを見てうなずく。

「これは国家レベルでのクズ抹殺計画なのです」教員は強く校長に訴えかける。

「よし、許可しよう二年二組を抹殺しよう。特に的矢幹治をね。彼が中心となり学級崩壊させてるからね」

　これにより国家レベルで二年二組のクズ抹殺計画に踏み入った。

　計画は順調に進んだ。

　そして、Xデーの前日にあの世の案内人が現れ教員はおろか市長や校長、法案を提示した議員たちが謎の死を遂げた。

　これによりクズ排除法令は取り消された。

　だが、だが一人だけ死んだ者がいた……