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4章 意地悪なし
〈4章〉意地悪なし
(私以外におもちゃができたの?そんなの…嫌。)
彼に意地悪されている私はまるで、彼の「おもちゃ」である。
それも、最近悪くないと思ってたのに…
「今日からちゃんと教科書持ってくるから。」
朝1番に飯田にそう言われた。
それって、もう私の教科書を取らないって事だよね?
うれしいけど…
さみしいよ。
なんで?どうゆう心境の変化?
私以外にいいおもちゃが見つかったとか?
好きな人が出来て、そっちに手いっぱいとか?
「あれ?よろこばねぇの?」
そうゆう飯田に、涙がこらえきれなくなって…
-ポロッ
1粒の涙がこぼれた。
これはヤバい。教室から出なければっ!
と思ったのもつかのま
-グイッ
飯田にうでをつかまれた。
「お前、泣いてんの?」
やばい、ばれた。
「ごめん…なさ…い。」
それだけ言って、私は教室をかけだした。




