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報われない少女  作者: 白7
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5/8

名前 7/17

今日の天気は晴れ、だけどいきなり雨が降ってきた。

お部屋のお掃除が終わったからすこし休憩する。

一昨日からご飯を食べれてないからお腹が空いた。

窓からお外を見たらみんながたのしそうに遊んでいた。

みんなと仲良くなりたい。

そう思ってお外に出た。

階段を一歩ずつ下って裏口から庭へ行った。

みんなはサッカーをしていた。

名前で呼ばれている。

私にはまだ名前がない。

ずっと気になっていた。

私はお母さんに聞いた。

「お母さん……私の名前は?」

最初、お母さんは答えてくれなかった。

何度も聞くと、少し間を空けて言った。

「……なな」

初めて聞いた。

私の名前。

でも、その時のお母さんの顔は嬉しそうじゃなかった。

私を見つめる目は、優しいものではなかった。

私は小さな声で繰り返した。

「なな……」

自分だけのもの。

初めて手に入れたもの。

なのに。

どうしてこんなに悲しいんだろう。

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