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白と黒の特異点〜家族を殺された復讐者2人、お互いが仇同士〜  作者: 福岡へむ
第二章 死にたがりの灰人
29/64

17 後悔(白)

 23時50分、廃倉庫に入ると既に2人いた。


「ミスモルモン、調子はどうだ?」


「ベルクさん、私は順調ですよ。明後日に闘技場で大会があるので、出場するために色々動いてましたが、無事に参加券を獲得したので今は相手の情報を収集してます。」


「バトルゲームか!羨ましいな。俺も出てみたいものだ。」


 先に来た2人が任務について話していると、倉庫の扉が開く。


「こんばんは。お二人とも、お早いですね。」


「ヴァルスくん、来ましたね。調子はどうですか?」


「ええ。順調です。」


「その手はどうしたんですか?まさか誰かにやられたとか?」


「いえ、これはお恥ずかしながら、…訓練中に自分でやってしまったんです。」


話していると扉が開いてさらに2人が入ってくる。


「おっ!みんないるじゃねえか。俺たちが最後だな。」


「そうだねー。みんな早く来てて偉いねー。それじゃ始めようか。」


「おい、チャムトが見当たらないが、トイレにでも行ってるのか?」


「いえ、私たちも見てませんが。」


「ミスンレナ、チャムトボーイはどこだ?」


「チャムトくんはー、初日から連絡が一度も来てませーん。みんなも知らないならー、多分もう死んじゃったかなー。」


その発言に皆が戦慄する。


「おいおい、マジか。」


「オーノー。まさか信じられん。」


「チャムトさん……」


 皆がショックを受ける中、ヴァルスだけは落ち着いて考えを巡らせていた。


(どういうことだ?この街には革命派はリシェルしかいないはず。彼女が嘘をついている?いや、それはないな。とすれば別の勢力による襲撃か?少しきな臭くなってきた。)


「ヴァルスくんー?そんなに考え込んじゃって大丈夫?今日は君のために集まったんだよー。早速本題を話してよ。」


「分かりました。実は…



ヴァルスはリシェルの事と彼女から聞いた事を話した。ただし、彼女に襲われた事と彼女の目の事は言わなかった。


「やるじゃねえかヴァルス!まさか、革命派の女と仲良くなっていたとはな!」


「そうだねー、これはとってもびっくりしたよー。」


「ハッハッハ!!ベリー面白いなヴァルスボーイは!!」


「笑い事ではありませんよ、皆さん。それでヴァルスくん、君は彼女をどうするつもりですか?」


「リシェルは帝国を憎んではいますが、ただ孤児院の子供達を守りたいだけなんです。だから、俺たちがいなくなれば、彼女は何もしてこないと思うので、彼女は放置すべきかと思います。」


「それは無理だねー。革命派を見つけた以上、最低でも拘束、本来なら即刻殺すべきだからねー。その子は確かに無害かもしれないけど、闘技場の人を革命派にスカウトしてる時点で私としてはアウトかなー。ヴァルスくんは彼女を助けたいかも知れないけどー、仕事に私情を持ち出しちゃだめだよー。」


「でも…彼女を殺してしまったらあの孤児院は…子供たちはどうなってしまうんですか!」


「そうだねー。第二軍で引き取っていいか隊長に確認しようかー。」


「それは…まさかあの子達を軍人にするんですか!?」


「まぁ、セルタス隊長は金にならない慈善活動なんかしないからねー。軍で幼少から戦闘を叩き込んで、精鋭部隊にするって言うだろうねー。」


「そんな……俺は反対です!!俺は…あの子達の笑顔をこれ以上奪いたくないんです!!」


「ヴァルスボーイ、ユーの気持ちはアンダスタンドするが、このまま放置するのはノーだ。そのガールがチェムトボーイをキルしてるかもしれない。どちらにせよ、そのガールはキルだ。」


「私もこのまま放置するのには賛同できません。私たちは革命派を討伐する目的でここまで来てるんです。ですが…子供たちを私たちが引き取って、軍人にするのは反対です。他に良い策があるはずです。」


「おいおい、俺はヴァルスに賛成するぜ。第一、無抵抗の女を一方的に殺すなんていうダセェ真似は俺には出来ねぇ。もちろんそれをお前らがやろうとするのを見過ごす事もな。俺はそんな事をする為に軍人になったわけじゃねぇ。俺が憧れたリミエル隊長はそんな事絶対にしないからな。」


「シュリスさん…」


「シュリスさん、感情的にならないで下さい。これは感情で判断していいことでは無いんです。仮に私たちが殺さないとしても、戻ってこの事を報告すればセルタス隊長はきっと殺害指示を出すでしょう。ヴァルスくん、君の気持ちはよく分かります。もし、リミエル隊長が生きていたら貴方の案を支持したでしょう。ですが…もう彼女はいないんです。」


「そんな…」


「3対2だねー。それじゃあ、早速その子を殺しに行こうかー。どこにいるのかなー?」


 そう言って立ち上がるンレナとベルクに対してヴァルスも立ち上がる。


「俺はリミ姉に誇れないような事はしたくないんだ!!だからお願いします!!彼女を助けたいんです!!」


そう言ってヴァルスは皆に土下座した。


「うーん、その子がどこにいるか分からないから、君から聞きたいなー。まぁ君が言いたくなくても、無理矢理聞くけどねー。」


 ンレナがそういうと、後ろからベルクがヴァルスの前に出てきた。その手にはベルクの武器である棍が握られていた。

 それに気づいたヴァルスは即座に立ち上がって、臨戦態勢を取る。

 それを見たシュリスもヴァルスに加勢しようと動くが、モルモンが間に入る。


「みなさん!落ち着いてください!ここで戦うのはダメです!」


「ミスモルモン、そこをどいてくれ。ヴァルスボーイから革命派のガールの事を聞かなきゃならん。」


「俺は…彼女を助ける!」


 そして、戦闘が始まりそうになった事で、モルモンはヴァルスを説得するために話し始める。


「…ヴァルスくん、君には言って無かった事が一つあります。…リミエル隊長の死因についてです。」


「おい!モルモン!!それは」


「リミエル隊長の胸には深々と刀が突き刺さっていました。その根本の部分には『山下』と彫られていたんです。『山下』とは7年前にリミエル隊長が単独で壊滅させた極道組織の山下組の事です。リミエル隊長はあの日の事を私に話してくれました。当時まだ幼かった女の子を見逃したと。その子は組長である山下正二の一人娘であり、密偵からの情報ではその子がその刀を受け継ぎ、使っていたそうです。つまり…その子がリミエル隊長を殺害したんです。

 リミエル隊長は……自分が過去に見逃した相手に殺されたんです。だから…私は…リミエル隊長の様な甘さは捨てました。ヴァルスくん、私は最期に彼女から君の事も託されました。君には隊長の様に死んでほしくないんです!!いいですか、どんな理由があっても革命派は敵です!!殺すべきなんです!!」


「クソッ!今それを言うのは卑怯だぜ。モルモン!!」


「リミ姉が…そんな…」


 ヴァルスは衝撃の事実を聞いて膝から崩れ落ちた。 その時、倉庫の扉が開いてリシェルが叫びながら入ってくる。


「もうやめて!!」


 そう言って、膝をついたヴァルスの前に両手を広げて立った。


「リシェル…なんで来たんだ…」


「ヴァルス、もういいの。私のためにありがとうね。…帝国軍人!私が革命派のリシェルよ!」


「リシェルダメだ…殺されるぞ!」


「私は簡単に死んだりしないわよ。貴方はそこで見てて。

すぅぅ〜、私は誇り高き革命派のリシェル・カルヌーイ!!さぁ!かかってこい!!皇帝の犬ども!!」


 そう言ってリシェルはフードを外してそのオッドアイを顕にする。その目が合った瞬間、皆の雰囲気が少し変わった気がした。


「勇敢なガールだ。俺がやろう。サレンダーするならペインなくキルしてやるが?」


「お前らに投降するぐらいなら苦しんで死んだ方がマシだ!!行くぞ!!」


 リシェルは懐から毒ナイフを抜いて投擲するが、ベルクは棍で簡単に弾く。

 その間にリシェルは小刀で斬りかかっていた。袈裟に振り下ろされたその一刀は回転させたベルクの棍に簡単に止められる。逆にベルクは棍で小刀を押し返して隙のできたリシェルに前蹴りを放つ。リシェルもギリギリで反応してバックステップで回避するが、その前蹴りはフェイントでそのまま踏み込んだベルクは再び棍を回転させリシェルに打ち込みを入れる。リシェルは咄嗟に腕でガードする。 

 しかし、かなりの勢いで打ち込まれたにも関わらず、リシェルは吹き飛ぶどころかその場から一切動かず、ノーダメージだった。


(何よこれ!痛みが全く無い!何か来る!!)


 そう思った瞬間、リシェルの全身から力が抜けてその場で前のめりに倒れてしまった。


「ベリーグレイトな一撃が入ったからな。しばらくムーブはインポッシブルだろうよ。」


 器属性であるベルクの棍の能力は、ダメージと込めた波動量に応じて相手の自由を奪えると言うモノだ。これはベルクの攻撃力と敵の防御力の引き算で効果が変化するので、波動量に大きな差がある2人においてリシェルに立ち上がれないほどの行動の不自由を与えた。


「リシェル!!」


 ヴァルスは立とうとしたが足が動かない。先程のショックで身体がすくみ、動く事を拒んでいた。


「ベルクくんー、そのまま運んじゃおうか。しっかり拷問して、情報を吐かせなきゃねー。」


 その言葉に反応したのはシュリスとモルモンだった。


「おい待て!……この子を殺すならせめてこの場で一息に殺させてくれ。お前ら、生え抜きの奴らのやり方は知らんが、俺が見ちまったからにはこれ以上この子を苦しめるのは許さん!」


 先ほどまで、殺す事に反対だったシュリスはこの場で殺すことを提案した。


「私も同意します。この子はヴァルスくんに心を開いている様子。先程の情報が全てでしょう。せめてこの場で痛みなく殺してあげましょう。」


「ユーたちはベリースイートね。まぁ俺はどっちでもオーケーだが?」


「うーん。ここまで言われちゃしょうがないねー。でも隊長に報告する時はそうやって言ってねー。私は反対したって。怒られるの嫌なんですからー。」


「…待っ…て」


 ヴァルスは言葉が出なかった。そしてリシェルの方を見ると、他に伏せながらもヴァルスの方を見つめて最期の願いを伝える。


「ヴァルス…ありがとね。あの子達をお願い…」


 リシェルは消え入りそうな小さな声でヴァルスにそれだけ言うと、最期に微笑んでから気を失った。


「リ…シェル…」


ヴァルスの声はリシェルには届かなかった。


「すまねぇな嬢ちゃん。あんたは最期まで立派だったよ。」


 そう言ってシュリスは気絶したリシェルの首を刎ねようと左手に波動を込めた。

 ヴァルスは膝をついたままその光景を眺めていた。


(ああ、リシェルが殺されてしまう。助けないと…でも……いや、仕方ないんだ。リミ姉も彼女みたいな子に情けをかけたから殺されたんだ。モルモンさんの言う通りだ。善意で人を助けても、相手は恨みを持ってる可能性だってあるんだ。彼女は革命派なんだ…殺されて当然だ。みんなが正しい…助けようとしてる俺が間違ってるんだ……)


 身体が動いてくれないヴァルスはそう思って、現実を受け入れようと、リシェルを見捨てることを正当化しようと必死だった。

 ヴァルスは走馬灯のように長い時間の中で今は亡き姉のリミエルの事を思い出していた。


(リミ姉…これでいいんだよね。リミ姉は自分の逃した子に殺されて、悔しかったよね。後悔したよね…あの時、殺しておけば良かったって。だから、俺は後悔しないように……




「その子を助けろ、ヴァルス。」


 目の前に突然現れた亡き姉の幻影がヴァルスにそう告げる。亡き姉に対してヴァルスは反論する。


 リミ姉…なんでなの?リミ姉はそうやって情けをかけた相手に殺されたじゃないか。ここでこの子を殺さなくちゃ、俺もリミ姉みたいにこの子に殺されるかもしれない!だから俺は!


バチっ!!

 ヴァルスはリミエルにビンタされた。いきなりの事でヴァルスは何をされたか全く理解できなかった。それはリミエルからの無言の激励だった。そのままリミエルはヴァルスに一つ微笑んでから霧のように消えてしまった。


 リミ姉…ありがとう。目が覚めたよ。俺はあの時、この子を守るって約束したんだ。()()()()って。後悔なんかしない。この子は必ず守ってみせる!

今度こそ…必ず!)


「うぉおお!!」


「じゃあな…何っ!グワァ!」


 ヴァルスは立ち上がり、シュリスの顔面を思い切り殴った。殴られたシュリスはそのまま吹き飛んで、倉庫の壁に激突して倒れた。


「な!何を!」


「おいおい、やってくれたなヴァルスボーイ。」


「もうー。何やってんのー。」


「皆さん…すみません。俺はコイツと約束したんです!何があっても()()()()って!もう、誰も死なせない!彼女は俺が守る!!」


 そう言って倒れたリシェルの前に立ちはだかり、剣を構える。


「オーケー、すぐにダウンさせてやるよ。」


 その言葉に対してベルクが棍を構える。呼応するようにヴァルスもベルクに向かって突っ込む。左手は包帯で巻かれているので、右手に剣を持って斬りかかるがベルクに止められる。

 しかし、ヴァルスは右腕に波動を込めると、ヴァルスが徐々に押し始めた。ベルクは両手で踏ん張っていたが、堪らず棍を斜めにして、剣を滑らせる。

 そして、回転の勢いを使って体勢の崩れたヴァルスに強烈な打ち込みを入れる。

 それはヴァルスの横腹にヒットした。その瞬間、ベルクの能力が発動して、ヴァルスの力が抜け、剣が手から落ちる。しかし、倒れる前にギリギリで踏ん張りを見せて踏み止まった。


「今のヒットでワンセカンドも止められぬとは。すごいディフェンスだな。」


 ベルクは少し下がって体勢を立て直す。

 次にヴァルスは落とした剣をベルクに向かって思い切り蹴り込んだ。それは回転しながらベルクの喉元に向かっていくが、ベルクも棍で弾く。その隙にヴァルスは沈み込んだ姿勢から、飛んでくる剣に気を取られているベルクの懐をとった。ベルクも完璧なタイミングで膝蹴りを飛ばすがヴァルスは額で受けた事により、意識を保った。

 そして、蹴り終わりでベルクに隙ができた事でヴァルスはカウンターを仕掛ける。しかし、膝蹴りの影響から急所は脚で隠れており、急所を狙う事ができない。


(コイツのパワーは相当だが、レッグ一本犠牲にして脳天にこの棍をぶち込む!!)


 次の瞬間、ヴァルスは左手でベルクの脚を掴んだ。そして瞬時に波動を込めた事で、強烈な電撃がベルクを襲う。

 過去、『不動』の田淵の防御力を貫通し、一瞬気絶させるほどの威力を持つこの電撃はベルクの意識を容易に刈りとった。


「ガハッ!…」


ベルクはそのまま力無く倒れ、気絶した。


「そんな!今のは…いや、ヴァルスくん!もうやめてください!こんな事をしても無駄です!今この場で私たちが殺さなくても、この子はいつか帝国軍に殺されます!!」


 そう言ってヴァルスを説得しようとするモルモンに対してヴァルスは少し間を置いてからゆっくりと話す。


「モルモンさん…夢の中でリミ姉に言われたんです。この子を助けろって、なんでって言ったらビンタされて…それで目が覚めました。

 リミ姉は…人を助けた事を後悔なんかするわけない!!あの人はいつも真っ直ぐで純粋だった。あの日だって自ら死地に飛び込んで、最期まで戦い続けて、みんなを守って、立派に死んだんだ!!あの人の人生に後悔なんかあるはずない!!この子を殺すって言うならモルモンさんでも容赦はしない!!」


ヴァルスはそう言ってモルモンに拳を向けて構えた。


「ヴァルスくん……それでも私は!」


 モルモンは悲しい顔をしながら右手を構えて、能力を発動しようとした。


「はーい。そこまでー。2人とも一旦落ち着こうか。このまま同士討ちなんかで全員再起不能になったら、それこそ私が隊長に殺されちゃうよー。ヴァルスくんにそこまでの意思があるなら、とりあえずこの子は君に任せようかなー。でも、隊長には報告させてもらうよ。私たちは帝国軍人だからねー。最低限の任務は全うしなきゃね。今日は一旦解散にしよっかー。ヴァルスくんはその子連れて帰りなねー。モルモンちゃんはこのバカ2人をよろしくー。それじゃおやすみー。」


 ンレナはそう言って眠そうに倉庫から出て行ってしまった。


「誰がバカだ!」


 顔を殴られた衝撃で吹き飛ばされて地べたで寝転んでいたシュリスが声を上げた。


「シュリスさん…起きてたんですね。」


「俺がパンチ一発で沈むかよ。でもちょっと立てねぇな。ヴァルス手伝ってくれねぇか?」


「はい!すみません!」


 ヴァルスは倒れたシュリスに駆け寄ると肩を貸して立ち上がらせた。


「歯ぁ食い縛れよー!」


「えっ!?グハッ!!」


 今度は立ち上がったシュリスにヴァルスは殴り飛ばされた。ヴァルスはその勢いで地面に尻もちをついた。


「これであいこだ。にしても、さっきのパンチは中々いいパンチだったぜ。腕を上げたな。」


「イテテテ。はい、ありがとうございます。」


 そう言ってシュリスは手を差し出した。ヴァルスは殴られた頬を抑えながらその手を取り、立ち上がった。


「ベルクさんは俺が宿屋まで運ぶから、モルモン、お前は一人で帰れ。」


「はい…ありがとうございます。ヴァルスくん…確かに君のいう通りリミエル隊長がその事を後悔していたという事はないでしょう。それでも私の考えは変わりません。それだけは覚えておいてください。」


「はい、分かりました。」


「じゃあ、俺らは先に行くわ。じゃあなヴァルス。」


「はい。おやすみなさい。」


 そう言ってベルクを抱えたシュリスとモルモンは倉庫から出て行った。


「はぁ〜なんとか助かったな。よいしょっと。」


 ヴァルスは気絶したリシェルを背中に背負うと倉庫を後にした。

 部屋に戻る帰り道、月明かりに照らされたリシェルの顔は美しく、とても幸せそうな寝顔だった。

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