第一話 プロローグ
初めてラノベ?(と言えるかも分からないけど)を書いてみました。趣味程度なので評価等はお手柔らかにお願いします。
学生なんで、更新できるかどうかはわかりません。
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時は現代。場所は日本。
ここに一人のそれといった特徴を持たないそこそこ若い男がいた。
いや、唯一にして最大の特技を持っている。それは、絵。
男はそれなりに名の売れた、顔も名前も出さないイラストレーターだったのだ。
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「今日はいい天気だ。」
まさに写生日和といったところかね?
河川敷にでも行こうかな⋯っとと、自己紹介がまだだったね。
僕のペンネームはアーティ。本名は明かさない主義なんだ。
職業はイラストレーターで、絵を描くのが得意なんだ。まあそれしかないんだけどね⋯。
自分で言うのも何だけど、結構有名になったと思うんだ。
なにせイラストレーターの仕事だけで食って行けてるからね。
これでも26歳。結構すごいと思わないかい?
最近は風景画を描いて売ってみたりもしてるんだよね。
と、まあこんな感じかな。
で、今何をしてるかだって?
それはね、絵の具と色鉛筆が足りなくなってたから買いに来ていたんだよ。
これがなかったら仕事ができないからね。
「よし、これで必要なものも揃ったし、帰ったらとことん⋯あ!」
買ったばかりの色鉛筆が転がっていく!バラで買うんじゃなかった!
側溝の方に行くんじゃねぇぇ!
「ふぅ、なんとか落ちずに済んだぞ。ん?」
パアァァァァァァ!
この時、走ってきたトラックにはねられて、僕の短い人生は、あっけなく幕を閉じた。
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そこは、暗い場所だった。
(僕は、死んだのか?)
何も無いさみしい場所だった。
(もしかして、死んだらこんなに何も無い所に永遠に?嫌だ!絶対に嫌だ!)
その時、一つのその淡い光の上に、一筋の純白の光が差し込んだ。
(なんだ?なんなんだあの光は。よくわからないけど、なにか優しいものを感じる。誰か、僕をここから解放してくれる存在がいるのかもしれない!誰か!ここから僕を助けてください!誰か!誰か…!)
その淡い光は輝きを増す。
すると、それに呼応するかのように、純白の光も僅かにだが光を増した。
ーーー⋯れか⋯誰か、いるのですか?まさか、魂の状態で意識を保っている者がいるとは。おお、可哀想に。ひとまず、この天界に連れてきてあげませんと!
謎の言葉が聞こえたと思ったと同時に、僕は優しい光に包まれた。
少しでも読みやすくなるように、ちょっとずつ前話の列とかに変更を加えます。 2025/6/29/15:11