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英雄は最後に笑った  作者: 蝶佐崎
第二章
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玲奈:キナ臭い


 玲奈が借りた馬に荷物を乗せていると、国王と享が何事かを話しながらやってきた。

「あ。陛下、楓さん」

「リョクがいい」

 毎回突っ込まれるが、長年染み付いたものはとれないだろう。

「五十嵐からの調べ物はどうだ?」

「どうもこうも…………キナ臭いキナ臭い」

 五十嵐から頼まれた調べ物は、何故か全て一致していた。

「やから一回その村を巡ってみようかな、と思てます」

 そこで冒頭の馬に荷物を乗せる、に戻る。

「剣は有りますネ?」

「はい」

 大剣を掲げる。既に大剣(これ)を使ってのリハビリは終えてある。アル達に感謝だ。

 馬に乗ると、享が含み笑いをした。

「君が丹洪に着いた時に居たという雑木林、あそこに行ってアンヌさんと呼んでみて下さイ。今かなり暇でしょうから」

 馬が動き出した。

 数日前までの慣れ親しんだ感覚が薄くなっている。そういえば組織に馬や乗り物も無かったな、と頭の隅で思った。

 一件目の村に着いた。お偉い様が来たと思われたらしく、慌てて村人が全員集合する。いや、ただの使いっ走りなんですが。

「こんな辺鄙(へんぴ)な村に何のご用でしょうか?」

 だが、楽に仕事を進めることが出来たので、正直助かった。

 数人を呼び、質問する。メモ用紙も持参済みだ。

 質問を終えさて、と玲奈は二件目の村に向かう。着くと、一件目の村とほとんどそっくりな光景を目の当たりにする。

 これも一応、と玲奈は書き留めた。





 いつの間にかお気に入り登録が増えていました・・・

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