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英雄は最後に笑った  作者: 蝶佐崎
第二章
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丹洪国王:会話



 丹洪国王は、渡された石をどうしようか、考えあぐねていた。

 何やら凄く危険な物だと言っていたので、人には見せられない。一応、肌身離さず持つことにする。

 赤い石は血のようにぬめぬめと輝き、危険な気配を漂わせていた。まるで生きているかのように。

『生きている、といえば生きているのだろうね』

 いきなりの男の声に、思わず国王は石から飛び退いた。

「な、ななななななななななななななな」

『驚いたかな? これは済まない。てっきり慣れていると思っていたよ』

「何者だ」

 声は間違いなく、石から聞こえてくる。さらに心を読むらしい。

『私かい? 一応機密でね。名前は付けないで欲しい。呼ぶときはお前でいいよ』

「わ、分かった。いや、分かっていない! お前は何者だ!?」

『うーん。言うなれば』

 男はひょうひょうと告げた。

『賢者の石の精、かな?』



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