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英雄は最後に笑った  作者: 蝶佐崎
第二章
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レキ:見えない思惑


 改めて、異界の主は溜め息をついた。となりでレキも溜め息をついている。

 あの女性はにこにこと底の見えない笑みを浮かべつつ、最大限に二人の混乱を引っ掻き回してどこかにとんずらした。

「もっと知りたかったのに…………」

 ぶつくさ呟くレキをよそに、異界の主が立ち上がり、名簿を手にとる。確か、異界の者の名前を記した名簿だったはずだ。

 レキが主の横から名簿を覗き込むと、ちょうど彼は頁をめくる手を止めたところだった。そこに書いていた約五十名のなかの一人の名前を、主は凝視している。

「主?」

「イルードゥを覚えているか。あいつを使いたい」

 彼を忘れるはずもない。

「使う、って」

 だって、彼は。

「彼、確か異界(あなた)を裏切ったんじゃありませんでしたっけ?」




お久しぶりです!

そして短くなってすみません!もう一本上げます!

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