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第16話 夏休み納涼”へろへろ女”生け捕り作戦3

帯人の提案で、思井沢高原に行く前に3度の休憩を取ることになった。2度目の高速道路での休憩で、和美は懐かしい知り合いに会った。

◆出発の3日前◆

 目的地の思井沢高原は、車であれば約3時間もあれば到着するところにある。

 この、お手頃な距離に位置する所なのではあるが、3台の車は到着までに敢えて3回も休憩を挟んだ。


 それは、緒湖羅のトイレが異様に近いのが原因と言う訳ではない。

 帯人から、ある提案があったからなのである。


 帯人、庄蔵、和美のこの旅行の3人の運転手と緒湖羅は、出発の3日前に移動についての打ち合わせをしていた。

 その時のことである。


「和美さん、途中で休憩を入れましょう」

「そうね~、高速のパーキングで、1回休みましょうか」

「面倒でなければもう少し休みませんか」


「えっ、どうして?あ~わかった、緒湖羅さんトイレ近いんでしょ」

 あっけらかんと、そんなことを言われて、緒湖羅は顔を赤くして否定する。

「そんな、違いますよー。普通です、普通」


「いいのよ、出るものは拒まずってね」

 恥しがることはないと手を横に振りながら、楽に行きましょうと言わんばかりの顔付きをする。 

 帯人はそれを聞いて、ちょっと迷ったのだが一応、遠慮がちに訂正することにした。緒湖羅のトイレが近いことでは無い。和美の言葉の方である。


「和美さん、多分それは”来るものは拒まず”だと思うんですけど」

「ははは、そうだっけ、帯人くん細かいね~」

 このことは別としても、細かいのは自覚しているので帯人も否定は出来ない。


「それは置いといて、和美さん。小さい頃を思いだしたんですけどね、子供の頃って旅行の途中でジュースや食べ物を買って食べるのって結構楽しいんですよね。折角だから、みんなに思いっきり楽しんで、思い出を作って欲しいと思うんです」


「私も良いと思います。みんなの喜ぶ顔が見たいです」

 諸湖羅は胸の前で手を合わせて、自分の発言に頷いている。

 横では、庄蔵も一緒に頷いている。


「帯人くん、以外と優しいのね~」

 和美は以外とばかりに、帯人の顔を覗きこむ。

 帯人は、

「普通に優しいです」

 和美に、キャラクターを勝手に決めつけられない様に一応否定する。


 和美はそんなやり取りが好きなので、楽しくなって行く。

「ははは、私も優しいから大賛成。この際だから、3回位休んで、メンバーチェンジでもしながら楽しみながら行きましょうか」


「『はい』」

 帯人達3人は和美の乗りが良く、気さくな性格に一気に好感を持ってしまった。


◆休憩大合戦◆

 と言うことで、1回目の休憩は高速前のコンビニでのジュースタイムである。

 一斉に押し掛ける12人の団体に最初、店員さんは少し引き気味であったが、以外にも行儀が良いので安心した様子である。


 子供達は、ジュースを買うだけで楽しそうに盛り上がっている。帯人達3人が子供達と一緒の目線で盛り上げてくれているのが和美には嬉しかった。


 ちょっと、以外だったのがレイラの目が一番輝いていたことである。

 レイラはもえちゃんと二人で中々店の中から出て来ないのである。


「どうしたんだろうね。お金忘れたのかな」

 健太くんが心配そうである。

「ちょっと、見てこようか」

 靖子ちゃんが店の中に戻ろうとした時に、二人はご満悦で戻って来た。


「みんな早いのね。沢山あって迷っちゃった。ね、もえちゃん」

「うん、凄いね。コンビニってオレンジジュース以外にも沢山あるんだ」

「何でもあるんだねえ」

「ねえ」

 普段、商店街でしか買い物をしない二人にはコンビニが新鮮であった。 


 それを見た健太くんが、

「ああ、そうだね」

 他の子達も

「うん、うん」

 と頷く。


 子供達を初め、和美や帯人達みんなも、ちょっと知らなかった二人の一面を見て改めて驚いたが、それぞれの家庭の問題と思い、敢えて頷くだけに留めた。


 この後、乗車メンバーチェンジで、子供達はワイワイと一騒ぎになった。



 そして、次の2回目の休憩は、高速道路のサービスエリアでの休憩である。3台の車は次の休憩地点に向けて出発した。


 高速道路に入ると、気分転換に車の配列を変え様と、帯人が追い抜きをかける。すると、子供達は猿のようにキャッキャキャッキャと大騒ぎである。

 庄蔵も、それを横目で見てしまうと、つい調子に乗ってしまう。再度抜き返しパフォーマンスを見せてしまう。

 この後何度か繰り返してしまい、帯人と庄蔵は後で、緒湖羅に怒られ小さくなることになる。


 3代の車は、高速道路を約一時間程走った小仲沢こなかさわサービスエリアの入り口で左折をした。

 サービスエリアの駐車場に車が止まると、誰よりも早く緒湖羅が小走りでトイレに向かって行く。

「なんだ、やっぱりトイレ近いんじゃない」

 と言いながら、和美が周りを見るとみんなトイレに向かっている。


「ジュースの飲み過ぎかな。まあ、今回はいいか。みんなに家に帰ってから言わない様に口止めしなきゃ」

 そう、呟きながら、一人トイレに行かない和美は、売店や食堂のある建物のに向った。階段を昇り、自動ドアの前に立った所で、後から走って来たヤンキーに脚を勢いよく踏まれてしまった。


「痛っ~」

 顔を顰めて睨みつける和美に、走って来たヤンキーは、

「すいませ~ん」

 振り向き様に軽く頭を下げ、さっさと行ってしまった。


(何なの!)

 と、一瞬思ったが、

(まあ、いいか、一応謝って行ったから。今日は気分も良いことだし)

 和美は通り過ぎて行ったヤンキーの方を、そう思いながら眺めた。

 ヤンキーは先に建物の中に居た仲間らしきヤンキーに向ってまっしぐらである。二人は和美の時代のヤンキー姿である。


(待たせ無い様に走ったのかしらね?もしかしたら、気のいい子なのかもね、根は」

 その時は、あまり気にならなかった。


 それよりも、その時に和美の鼻を擽った香ばしい匂いの方に気が魅かれていった。

「あ~ら、美味しそうね」

 目に入ったのは、野沢菜のおやきである。


(みんなで食べたら美味しいだろうなあ~。みんなに買ってあげようかしら)

 余り小さなことは気にしない和美は、もうすっかり、足を踏まれたこと等忘れている。


 和美がその先見ると、あげ餅に、あげ芋もまである。奥に目を向けるとソフトクリームもある。

(うわー、迷うわね。ちょっと、どうしましょう)


 なんて、乙女心?を迷わせながら、ふと裏口の方を見ると、感じの悪い今っぽいヤンキーの3人組み(長身のいかつい男二人と、ちょっとキツ目の可愛いお姉ちゃん一人)に促され、こちらは、少し格好に押された感じの昔風ヤンキー男2人組が、建物の陰の方に向かって歩いているのである。


「さっきの足を踏んだ子達ね。あら~こんなに良い天気なのに、もったいな~い。初めてしまいそうだわ、困ったものね」

 そう苦笑いしながらも、自然と足は二組の後をつけてしまう。

(お節介かな?)

 そう思いながらも、和美はヤンキーの争いには黙っていられないのである。

 

 平日の金曜日で建物の影とは言っても、この季節はそこそこの人がいる。当然周囲の人達は、巻き込まれない様に見ない振りをして徐々に遠ざかっていく。

 そんな中、和美はその人の流れに逆行しながら、近づいて行った。


 すると、

「おや、始まっちゃった」

 若いお姉ちゃんが後の二人の男を縦に虚勢を張り出している。後の男二人はおねえちゃんに乗せられている様に和美には見える。

 方や、もう一方の二人組も可愛いお姉ちゃんに大きく出られては引くに引けない。


「おまえら、いい度胸じゃねーか」

 お姉ちゃんが、昔風ヤンキーの細身の男の胸倉を掴む。

「私に色目を使おうなんて十年早いんだよ」


「な、何で、お前見たな不細工に使うかよ、ボケ」

「なんだと、この糞が」


 そんな言葉が和美の耳に届いて来た。

(あのに遊ばれちゃってるわね)

 和美には、足を踏まれてから短い時間にそんな行為があったとは思えない。先に中に居たヤンキーもそんな感じではなかった。

 

 二組の状況は次第に曇って来ている。


「鏡見て来いや」

 昔風ヤンキーの細身の男がお姉ちゃんに掴まれた胸倉の手を振り払った。その瞬間に、お姉ちゃんの後ろに居た、いかつい長身の二人の男の内一人が前に出て来て、細身の男に掴み掛かろうとした。


 その時、和美の体は咄嗟に動いていた。

 いつの間にか、和美が両者の間に割って入っていた。長身の男の手は空振りをする。


「お譲ちゃん、一緒に鏡を見にトイレに行こうかしらね」

 和美の対応は、落ち付いている。


「なんだ、このババー」

「ババ~かどうか、やっぱりトイレで見てみる?結構良いもの持ってるのよ。私、フフフ」

 実は、和美はトイレに連れ出すことに馴染んでいる。昔の習慣だ。


「おばさん、出しゃばってるんじゃないよ」

 長身の男が空振った手を持ち直して、和美の胸元を掴んだ。


 そこで、和美は一応被害者と言うアピールで、あまり周りに聞こえない声で、

「キャー、助けて~」

 と淡々と言葉にすると、私が被害者と言う目つきで、昔風ヤンキーの細身の男と、その連れに同意を求めた。

 すると、「間違いない向こうが先だ」とばかりに二人は頷く。


 それを確認した後で、和美は、

「助けは求めたと、言うことで」

 と言いながら、長身の男の手首を左手で掴み、軽く捻る。

 すると、男は体制を崩してひざまずく。

 

 捻った手首の間接を摘まみあげると、長身の男は痛みで動けなくなる。そこにもう一人男が近づこうとするところを和美が鬼の形相で睨みつけると。一瞬男は怯んだ。


 それを見て、腹を立てたお姉ちゃんが、

「粋がってんじゃないよ、くそババー」

 糞まで付けて蹴りを放つが、和美はその蹴りを楽々と空いている右手で受け止める。

 軽く持ち上げると、お姉ちゃんはペタンと、尻餅をついた。


「若いって良いわね、可愛いパンツがお似合いで」

 和美がにっこりと笑うと、お姉ちゃんの怒りは頂点である。しかし、脚を掴まれた腕力が強すぎて何も出来ない。


「調子に乗ってんじゃないぞ、こらー」

 そこに、もう一人の長身の男が両手の塞がった和美に掴み掛かろう手を振り上げた。

 が、その男の行動を邪魔する様に誰かが肩を叩く。

 男はこんな時でも、習慣で振り向いてしまう。


 振り向いた先には、熊のような太い二の腕をした巨体の庄蔵が、鋭い目付きで微笑んでいた。

「こんにちわ」

  庄蔵が声を掛けた。


「だ、誰だお前は」

 と、男は一応凄んでみせるが、既に圧倒されている。

 

 庄蔵は、普段は子供好きの、フリートークに弱い優しい男であるが、信念を持ったことに対しては神経は屈することを知らない。男に覆いかぶさるように胸を合わせる。


 頭数が揃ったところで、和美はお姉ちゃんの脚を掴んでいる右手を離した。お姉ちゃんは這う様に後ずさりをする。

 続いて長身の男の手首を離す。そして、男が手を引き戻すよりも素早く、男の掌を握手の様に握り直した。

 一瞬の早業である。

 マジシャンの様な早技に男は唖然とする。


「引き分けってことで、握手しましょうか」

 和美が握った手を強引に「よ・ろ・し・く」と、4回手を振る。凄い握力である。


 和美が、

「痛かったでしょ、ごめんなさいね」

 と頭を下げると、今っぽいヤンキーの3人は

「気をつけろ」

 と言って帰っていった。


 和美と庄蔵は、去っていた三人組を優しい目つきで見送る。

「フフフ、何に気をつけるのでしょうか、庄蔵くん」

「さあ~、何でしょう。それより、和美さん、余計なことしてすみません」

「いや、助かったわ、手は2本しかないもんね~。もう一人をどうしようかと思っちゃった。ありがとう庄蔵くん」

 和美は庄蔵に深々と頭を下げた。


「和美さん蹴ろうと思ってたんでしょ?」

 庄蔵は和美の体制から、予測をしていたのである。


 和美は、流石と言う目つきで、庄蔵を見る。

「ハハハ、怪我させないで済んで良かったわ」


 和美と庄蔵がお互いのコンビネーションの良さに笑っていると、それまで、唖然として眺めていた細身の男が、記憶を辿る様に考え出した。


 最後の「よ・ろ・し・く」と言って握手をする変てこな仕草に記憶があった。それと、名前にもである。

 どこかで聞いたことがある。いや、見たことも薄っすらと記憶にある。


 何だ?誰だ?


(かずみ?一美?和美!あっつ)

 少し考えて思い出した。


「そうだ!もしかして、あなたは、伝説の・・・和美さんじゃないですか」


「あの、”暴さん”達5人に女3人で殴り込みを掛けたと言う伝説の・・・」

 驚きと、尊敬の眼差しで和美を見つめる。


早百合さゆりの弟の弘史ひろしです。覚えていませんか?」

 伝説と言う割には、会ったことがある様である。庄蔵は首を傾げるが、和美は気に掛けていないので、黙っておくことにした。


「さゆり?、小百合?、早百合!で、ひろし?宏?弘史!。ええっ、あの弘史くん!!泣き虫のー」

「そうです。実向弘史さねむかいひろしです」


 今度は和美が驚く。

「へえ~、あの?大きくなったわね」

 細い体系ではあるが、自分と同じ位の背丈になった弘史を繁々と見つめる。


 弘史は、

「泣き虫じゃあ無いですって」

 と、一応弁解しながら、

「カッコ悪いところ見せちゃいました」

 バツが悪そうである。


「今時、その格好の方がカッコ悪いわよ」

 和美は、まだ目を細めて弘史の全身を舐める様に見ている。そして、頭で視線を止めた。


「そんな~、ちょっとメットで潰れちゃいましたが」と、弘史は内ポケットから櫛を出して、丹念に髪の毛を手入れする。

「どうですか?」

「古いね」

「気づ付くな~」

 

 庄蔵は二人の会話のテンポが、妙に合っていることに関心してしまう。


「それより、早百合は元気なの?」

「はい、結婚して子供が二人います」

「二人!いや~良かった。幸せにやっているのね。けど、負けたわね。私は一人なのよ」

 和美の負けず嫌いさが妙な所にも出没する。


「多い方が勝ちなんですか?」

「そう。子供手当ても多く貰えるしね。ハハハ。しかし、こんなところで会うなんて偶然ね~」

「ホントです。感激です」



 二人が盛り上がっているところに、何度も割って入ろうとチャンスを伺っていた庄蔵が、やっと言葉を発した。

 庄蔵はこう言うところで気が弱い。楽しんでいる中に加われないで、様子を伺ってしまうのである。


「和美さん”暴さん”に殴り込みかけたんですか?」

 驚きの表情をやっと人前に出すことができた。


「やだ~、もうそんな訳ないじゃない、人の話って何でこんなに大きくなるのかしら」

「あんた達がへんなこと言うからよ!もう」

「すみません。でも・・・」

 そこにレイラが小走りで和美の方に向かって来たのが和美の視界に入った。。


(何で、みんないいタイミングで現れるのかしら)と思いながら、

 和美は弘史の言葉を遮って話出した。

「もしかしたら、彼女なら相手が誰であっても、5人や10人は平気だったりして」

 と、レイラの方に視線を向ける。


 その視線の後を追って、弘史が見る。

「また~そんな」

 身長だけなら、自分と同じ位はある。が、華奢な体のレイラを見て、当然の様に冗談だと受け止める。

「見た目じゃ分んないものよー。大人はね」


 自分のことを話されているとも知らず、4人が話しているところにやって来たレイラは、不思議そうに4人を見回す。


「和美さん、今何か無かったですか?」

「ああ、ちょっと遊んじゃった。ねえ、庄蔵くん」

「はい、ほんの少しだけですけど」

 庄蔵はニタニタと笑っている。弘史と、その連れの昌史まさふみも楽しそうである。


 レイラは、それを見て既に解決したのだと察して安心した。そして、知らない2人がいることに疑問を投げかけた。

「この方達は」

 と和美に尋ねる。すると、和美は、

「後輩達よ、私がバカやって時のね」

 と言った後に、しまったと言う顔して、

「ああ、これは陽太には内緒ね」

 と、口に人差し指を当てた。


 そこで、気を利かせた弘史は、

「今、悪い奴らを一緒にやっつけたところです。ねえ、和美さん」

「ハハハ、その通り」


 格好に似合わず、以外と丁寧な言葉使いのヤンキーにレイラも安心して、

「だったら、いいのですけど」

 と、レイラは知らず知らず少しだけ入ってしまった気持ちを静かに納める。


「それよりさ、庄蔵くん強そうよね。ちょっと腕相撲してみましょうか。負けた方がみんなに揚げ餅をごちそうするの、どう?」

 と、和美が腕まくりをすると、女性の腕相撲大会で優勝しそうな位の二の腕が現れた。

「面白そうですね、負けないですよ」

 力に自信のある庄蔵も乗り気で、力瘤作って見せる。


 それを見た和美は、ちょっと疲れさてからじゃなきゃ無理と思い、

「ウン~、二人じゃ面白くないからみんなでやりましょうか」

 そう、提案をした。



 そこに、陽太くんと雄大くんが走ってやって来た。

「な~んだ、こんな所に居たのか~、何処に行っのかと思ったよ~。探したんだから」

 ちょっと、怒っている。


「あ~、ごめんごめん。陽太それより、これから母ちゃん達、腕相撲大会するから。応援してよ」

「へ~ホント、面白そう。ちょっと、待っててみんな呼んで来るから。まだ始めたらだめだよー。行こう、雄大」

「うん」

 そう言って、二人は残りのみんなを呼びに行った。


 <つづく>


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