行ってみよう!2
なかなか効くぞこれ。
足痛いんだよ。すごく。
歩く度にズキズキするよ。
僕が何をしたって言うのさ!!
……蹴ったさ。思いっきり蹴飛ばしたとも。
わかってるよ!!だって開かなかったんだもん!!
はぁ…洞窟入って結構経っちゃったぞ……。
覗くだけのつもりだったのに…え?そんなこと言ってないって??
バカ言うなよ、覗くだけに決まってんだろ。
にしてもひろい。ながい。なんもない。
びっくりするくらい平和。
ありんこ1匹いやしない。
いやまぁよく見てないからいたかもしれないけどさ。
「階段あるじゃん…」
洞窟の中に階段ってあるのね。
結構綺麗になってるじゃないのここ。
え?やっぱ誰かいたでしょここ。今更か。
「にしても足が痛い。」
痛いのだよ。すっごく。
ズキズキ通り越してズンズンするよもう。
わかんないか。
と、まぁ階段を降りたわけなんですが。
「なんも変わんねぇ……」
1階程度降りただけじゃ何も変わらないようです。
足の痛みは増すばかりなのに。
さすがにさ、痛すぎない?
休みたいよ僕。
「いいとこにお部屋あんじゃん」
こいつなかなかやるな。
いい感じに休めそうな小部屋まで完備とは。
ふかふかのソファとコーヒーメーカーがないのは残念だが。
まぁコーヒー飲めないんだけど。
「え?」
宝箱あるやん。
部屋の奥にゲームとかで見たまんまの宝箱あるやんけ。
きっと中は金銀財宝が!!!
なわけないか、まだ2階だもんな。
「期待はしてませんよっと…」
そう言って宝箱を開けると、
………瓶が出てきた。
なんか入ってる小瓶。
これは例のやつだな。回復ポーションだな?
さすがに2階で毒とかでないよね…ね?
喉もかわいたことですし、いただきますかぁ。
「賞味期限とかないよな……」
小瓶の蓋をキュポンッと開け、グイッと煽る。
「うへぇ…」
コーヒーとか言ってごめんやん。
味まで再現しなくていいって……。
飲みもしないブラックの味で来られても不味いだけだよ…。
でもまぁ、後ちょっとだし飲んじゃうか。
不味かったわ。次見つけたらコーヒー愛好家の人たちにあげよう。
そんな知り合いおらんけど。
さて、遊びすぎたしそろそろ行こっかな。
もちろん先へ進む。
だって戻りたくても1階の道順覚えてないんだもん。
さぁて、体も元気ですし走り抜けちゃいますかぁ!
僕は走った。
沈む太陽(見えない)の10倍の速さで走った。
……無理だろ。
「まい……ご……なっ…ちゃっ……たぁ……」
息もたえだえにそう言って愚痴をこぼす。
はぁ…はぁ…はぁ…あ?
足が!!痛くない!!!
ブラックコーヒー(仮)よ、ありがとう!!!
君の苦味のおかけで痛みなんて吹き飛んだようだよ!!
にしてもあれ色半透明な黄色っぽい色してたんだけどな……。
あれだね!洞窟の中だから!!色分かりずらいんだよ!!きっと。
お腹も下してないからまぁセーフでしょ。
にしても広い。
同じところをぐるぐる回ってるんじゃないかってくらい広い。
……いや多分そうなんだけどさ。
マップとか作れないし、目印作るの面倒だし、男なら自分だけを信じて走り抜けるのみ!!
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「み…つけ…tぐぇっほげっほげっほ」
死んじゃう。
走りすぎて死んじゃう。
かれこれ15分ほどノンストップで全力失踪した。
よく生きてんなこれで。
やっと3階に行ける階段見つけたんだけどさ。
途中で足滑らせて壁にぶつかりかけたの、そしたらさ、壁通り抜けちゃってさ、息切れすぎて思考までブツブツだわ…。
そう、でさ、すり抜けた先にあったのが下がもう見えんくらいの螺旋階段ね。
降りようとしたの。
でもね?暗くて深いとかもう怖いじゃん?
だから後回しにして先にこの階段探してたの。
ふぅ……螺旋階段降りよ。
そっちの方が早く下行けそう。
………さて、螺旋階段どこだっけ。




