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白の魔王と黒勇者  作者: いーちゃん
白の魔王と黒勇者
3/5

行ってみよう!2

なかなか効くぞこれ。

足痛いんだよ。すごく。


歩く度にズキズキするよ。

僕が何をしたって言うのさ!!


……蹴ったさ。思いっきり蹴飛ばしたとも。


わかってるよ!!だって開かなかったんだもん!!


はぁ…洞窟入って結構経っちゃったぞ……。



覗くだけのつもりだったのに…え?そんなこと言ってないって??

バカ言うなよ、覗くだけに決まってんだろ。


にしてもひろい。ながい。なんもない。


びっくりするくらい平和。



ありんこ1匹いやしない。

いやまぁよく見てないからいたかもしれないけどさ。


「階段あるじゃん…」


洞窟の中に階段ってあるのね。

結構綺麗になってるじゃないのここ。

え?やっぱ誰かいたでしょここ。今更か。


「にしても足が痛い。」


痛いのだよ。すっごく。


ズキズキ通り越してズンズンするよもう。

わかんないか。


と、まぁ階段を降りたわけなんですが。


「なんも変わんねぇ……」


1階程度降りただけじゃ何も変わらないようです。

足の痛みは増すばかりなのに。


さすがにさ、痛すぎない?

休みたいよ僕。


「いいとこにお部屋あんじゃん」


こいつなかなかやるな。

いい感じに休めそうな小部屋まで完備とは。

ふかふかのソファとコーヒーメーカーがないのは残念だが。

まぁコーヒー飲めないんだけど。


「え?」


宝箱あるやん。


部屋の奥にゲームとかで見たまんまの宝箱あるやんけ。

きっと中は金銀財宝が!!!

なわけないか、まだ2階だもんな。


「期待はしてませんよっと…」


そう言って宝箱を開けると、


………瓶が出てきた。

なんか入ってる小瓶。


これは例のやつだな。回復ポーションだな?

さすがに2階で毒とかでないよね…ね?


喉もかわいたことですし、いただきますかぁ。


「賞味期限とかないよな……」


小瓶の蓋をキュポンッと開け、グイッと煽る。


「うへぇ…」


コーヒーとか言ってごめんやん。

味まで再現しなくていいって……。

飲みもしないブラックの味で来られても不味いだけだよ…。


でもまぁ、後ちょっとだし飲んじゃうか。



不味かったわ。次見つけたらコーヒー愛好家の人たちにあげよう。

そんな知り合いおらんけど。


さて、遊びすぎたしそろそろ行こっかな。


もちろん先へ進む。

だって戻りたくても1階の道順覚えてないんだもん。


さぁて、体も元気ですし走り抜けちゃいますかぁ!


僕は走った。

沈む太陽(見えない)の10倍の速さで走った。

……無理だろ。


「まい……ご……なっ…ちゃっ……たぁ……」


息もたえだえにそう言って愚痴をこぼす。


はぁ…はぁ…はぁ…あ?


足が!!痛くない!!!



ブラックコーヒー(仮)よ、ありがとう!!!

君の苦味のおかけで痛みなんて吹き飛んだようだよ!!

にしてもあれ色半透明な黄色っぽい色してたんだけどな……。

あれだね!洞窟の中だから!!色分かりずらいんだよ!!きっと。

お腹も下してないからまぁセーフでしょ。


にしても広い。

同じところをぐるぐる回ってるんじゃないかってくらい広い。


……いや多分そうなんだけどさ。


マップとか作れないし、目印作るの面倒だし、男なら自分だけを信じて走り抜けるのみ!!


*************************


「み…つけ…tぐぇっほげっほげっほ」


死んじゃう。

走りすぎて死んじゃう。

かれこれ15分ほどノンストップで全力失踪した。

よく生きてんなこれで。


やっと3階に行ける階段見つけたんだけどさ。

途中で足滑らせて壁にぶつかりかけたの、そしたらさ、壁通り抜けちゃってさ、息切れすぎて思考までブツブツだわ…。


そう、でさ、すり抜けた先にあったのが下がもう見えんくらいの螺旋階段ね。


降りようとしたの。

でもね?暗くて深いとかもう怖いじゃん?

だから後回しにして先にこの階段探してたの。


ふぅ……螺旋階段降りよ。


そっちの方が早く下行けそう。




………さて、螺旋階段どこだっけ。

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