プロローグ
おはようございます皆様。
このお話は現実世界で起きた嘘のようなホントのはなし。
白の魔王と呼ばれた愚者と、黒勇者と呼ばれた英雄。
この2人が世界の中心、この2人がいるから世界が成り立っている。
そんな脆くて儚くて夢のような世界。
存分にご堪能あれ。
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ある日、この世界に隕石が落っこちた。
それも1つや2つではなく、1度に9つ。
そりゃあもう連日ニュースで大騒ぎ。
詳しくは覚えちゃいないんだが、日本に1つ、ロシアに1つあとはなんだっけ…なんかその辺にもう1つと、あとは各々の大陸にひとつずつ、アメリカだけは2つ落ちたんだっけか?
まぁいいや。これってまぁすごいよね、全部ちゃんと陸の上、それも人が居ないあたりに落ちたときた。
まるで狙ったかのようだネ!
その隕石の落ちた先には、洞窟があったそうだ。
あ、そうそう。隕石が落っこちたって言ったんだけどね?観測されたのは大きかったくせに周りへの被害がなかったんだとさ。
要はクレーターがなかったんだよ。ほんとに、あったのは洞窟だけ。
まぁそこである少年は、たまたま目の前に落ちてきた隕石の、その元にあった洞窟に潜ったわけだ、まぁそりゃ不思議に思うわな。
その少年は当時15歳。
好奇心に負け、危険であろう洞窟へと足を踏み入れた。
数歩進んだ先はもちろん真っ暗。
あかりなんて持っておらず、手探りで進んだ。
所がどうだ、少し進めば明るい小部屋に出た。
訳わかんないよな、洞窟なのに明るいんだぜ?もちろん陽の光が届くような場所じゃあない。
その小部屋の奥には両開きの仰々しい扉があった。
少年はその扉を開け奥へと――――進めなかった。




