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レベル99の幼女と最弱パーティー  作者: 癸識
地下迷宮(ダンジョン)探索をしましょう
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リーンのダンジョン作成

 五十個確認されているダンジョン。

 だが、その内の一つだけは『枯れたダンジョン』と呼ばれている。

 その理由はダンジョン内の魔物を狩りつくしてしまい、ダンジョン特有の魔物がいなくなってしまったからである。

 それが原因なのかどうかは不明なのだが、通常は(理由不明だが)時間経過と共に再設置される罠も設置されなくなり、特殊な環境も徐々に元通りになっていく。

 つまり枯れたダンジョンとは、ただただ大きな地下空間である。

 そうなってしまえば冒険者は寄り付かなくなる。

 その為、冒険者組合は元より、国からもダンジョンに潜る冒険者に『ダンジョン内の魔物を狩りつくす事なかれ』というお達しがあった。

 狩りつくしてしまったらダンジョンに価値は無くなるし、ダンジョンが枯れてしまった原因にも関係があるかもしれないという学者や研究者の意見を尊重した結果である。

 が、冒険者からすれば枯れたら枯れたで違うダンジョンに潜ればいいだけなので、このお達しはあまり守られてない。国や冒険者組合も潜るのに許可や入場制限を設けていないのも、守られない一因であろう。

 そんな枯れたダンジョンにこれ幸いと近辺の魔物は住み着いたが、冒険者組合はこれに対して時折魔物の観察と数を減らす依頼を出しはするが、基本的に静観している。

 その理由としては、枯れたダンジョンに魔物を放ち、放置しておけば、そこから特殊な個体が生まれてひょっとするとダンジョンが復活するのでは? と考えている為である。ちなみに今の所は特殊な個体が現れたという報告は上がっていない。

 その枯れたダンジョンはファーストから少し離れた場所にぽつんと存在している。

 そんな枯れたダンジョンの最下層に一人の幼女が前触れも無く現れた。


「え~っと、魔王さんが言っていたコアは……」


 一人の幼女、こと、リーンは最下層のごつごつとした壁に手を遣り、ゆっくりと時計回りに歩く。


「えっと、これ、かな?」


 地下空間とは思えない程に広い最下層を半周程歩いた所で、リーンはふと足を止める。そこは周囲と何一つ変わらない壁があるだけである。


「壊れていなければこれに魔力を注いで――と、壊れてはいなさそうですね」


 リーンが壁に少量の魔力を注ぐと、そこの部分が一瞬だけ、気のせいだと思ってしまうくらいに微かに光る。


「確か、注いだ魔力量に応じて稼働するんでしたっけ? ……で、一体どれだけの魔力でどれだけ稼働するんでしょうか?」


 リーンは首を傾げながら、コアに魔力を注いでいく。すると、今まで薄暗かった空間が急に明るくなり、コアの下に透明な板が出現した。


「これで、再稼働したんですかね? う~ん。でも、直ぐにまた動かなくなっちゃうと困るのでもう少し入れときますか」


 そう言って、暫く魔力を注ぎ続けるリーン。


「……う~ん。これくらいですかね。え~っと、次はコントロールパネルを操作するんでしたっけ?」


 恐る恐るとコアから手を離すと、リーンは出現した透明な板に手を伸ばす。

 リーンの指先が触れると、その透明な板に様々なアイコンが浮かび上がる。


「あっ、おおよその稼働可能日数も表示されるんですね……少し魔力を入れ過ぎましたね。まぁ、長い事に越したことは無いので良しとしましょう」


 板の右上にはおおよその稼働可能日数が表示されており、そこには『残り稼働可能日数。約百五十年』と表示されていた。


「ふむ、ふむ、これが各階層で、その中にある項目がその階層の環境操作や罠の設置。おっと、色んな魔物も作れるんですね――まっ、とりあえずはここを森林地帯に」


 言って、試しに自分のいる最下層を森林地帯に変える操作をしてみるリーン。

 すると、何も無かった壁や地面から草木がにょきにょきと生え、見る間に立派な森林と化した。


「おお、これは凄いですね。流石は魔王さんのペットハウスですね」


 魔王のペットハウス。

 リーンが言った一言がダンジョンという存在の答えである。世の中に蔓延る様々な説はどれも不正解である。

 昔、魔王は様々な魔物を飼う事を趣味としていた。

 飼うだけではなく、雑多な魔物の交配や合成。新たな魔物の創造などに時間を費やした。

 しかし、魔王は既にそれらに飽きており、世話を一切せずに放置している。

 その放置された魔物を育成する環境がダンジョンである。その数は世界に数多く存在している。ただ、その多くは未だに隠ぺいの魔法が効果を発揮していて見つかっていない。

 現在確認されている五十個のダンジョンは隠ぺい魔法の効果が切れたものである。

 そして、ダンジョンとは与えられた魔力を動力源としており、魔力が尽きれば動かなくなる。

 隠ぺい魔法が切れたものが稼働中のダンジョンで、魔力が切れて稼働が停止したのが枯れたダンジョンという訳である。

 つまり、これからも隠ぺい魔法が切れたダンジョンが次々と現れるし、魔力が無くなって稼働停止して枯れていくダンジョンも次々と現れる。


「あれ? 稼働日数が減っていますね。環境を操作したからですかね?」


 リーンが言うように、板の右上に表示されていた稼働可能日数が百四十年となっている。


「つまり、この操作にはおよそ十年分稼働する魔力が必要という事ですか……これは森林地帯だから? 他の環境だと必要な魔力量は変わるんですかね?」


 物は試しと言わんばかりに、リーンは今いる最下層を吹雪舞う豪雪地帯に変更してみる。

 すると、どういった原理なのか、森林地帯が地面や壁に飲み込まれていき、その代わりに吹雪舞う豪雪地帯が現れた。


「ほぉ、ほぉ、また十年分減っていますね。つまり、環境操作は一律で十年分の魔力を使うと言う事で間違いなさそうですね」


 それを確認すると、リーンは再び森林地帯に変更する。


「さて、環境変化はここだけで良いでしょう。次は罠なんですけど……」


 リーンは透明な板を操作して設置された罠を確認していく。


「うん。殺傷性が高すぎですね……殺傷性が低いもの……無いですね……ん? 罠も自作出来るんですか、じゃあ、作っちゃいますか」


 言って、リーンは黙々と板を操作し続けた。




「はぁ~。ここが枯れたダンジョン、ですか」


 何の変哲もない洞窟の入り口を見てメンスが興味深そうな声を上げる。

 蒼真、拓也、リーン、メンスの四人は枯れたダンジョンの前にいた。その理由はリーンが枯れたダンジョンを見てみたいと言ったからである。

 まぁ、観光みたいなものだろうと蒼真達は判断してそれを快諾した。


「もう、ただの洞窟と区別がつかないけどな」


 枯れたダンジョンに行く道すがら偶々メンスと会い、この事を話したらメンスも興味があるとの事で一緒にきたわけである。ちなみに、理沙とカリナとましろは不参加である。


「どれくらい前に枯れちゃったんですか?」


 言って、小さく首を傾げて蒼真に問いかけるメンス。


「え~っと何時だったか、昔聞いたことがある気がするんだが……う~ん」


 蒼真は首を捻りながら、拓也にお前は覚えていないか? と目で問いかける。


「確か、三十年前位に枯れたんじゃなかったか?」


 拓也もうろ覚えだったのか、眉間にしわを寄せながらそれに答える。


「へぇ~。そんなに前なんですね。確か、ダンジョン特有の魔物を狩りつくしちゃったのが原因なんでしたっけ?」


「そう言われているが、諸説あって理由は未だにはっきりしていない。中には、ダンジョンは生きていて枯れたダンジョンは寿命を迎えた。何て言う説もある」


 そんな拓也の言葉にメンスがへぇ~っと関心の声を上げる。


「まぁ、ダンジョンとしては機能していなくても魔物は住み着いているんだ、油断せずにいこう」


 言って、蒼真は刀を構える。


「そ、そうですね」


「ああ」


 蒼真の言葉に二人は頷く。


「あっ、私は先に中を探索してますね」


 気を引き締めた三人とは対照的に、リーンはそう気軽に言って洞窟内に消えていった。


「……じゃあ、行くか」


 そんなリーンを見て、何だかしまらないなと蒼真は苦笑いを浮かべる。


 まぁ、枯れたダンジョンを見たいと言ったのはリーンだし、楽しそうなら何よりか。


 そんな事を思いながら蒼真は洞窟内へと足を踏み入れた。

 すると、直ぐに魔物を数匹見つけ、これを倒す。

 この洞窟内の魔物なら余程油断をしなければ三人が遅れを取ることは無いだろう。


「――うわぁあぁ!」


 不意に洞窟内に響き渡る悲鳴。

 蒼真と拓也は周囲を見回す。

 すると、先程まで確かに後ろにいたメンスの姿が無い。


「――メンス!?」


 蒼真は慌ててメンスの名を呼ぶ。


「せんぱい! せんぱい!」


 すると、メンスが上ずった声を上げる。だが、肝心の姿が見えない。


「くそっ」


 蒼真は舌打ちをしながらメンスのいた方向に走る。

 すると、そこには大きな穴が開いていた。


「メンス!」


 大きな穴の中を見ると、そこにはメンスの姿があった。どうやら落とし穴に落ちたらしい。


「せんぱい! せんぱい!」


 突然の出来事でパニックに陥っているのか、メンスは涙を浮かべながら、必死に穴の底から蒼真に向かって手を伸ばしている。そんなメンスにまとわりつく水色の物体。


 スライム?


 まるでゼリーをかけられたようなメンスの姿の下で蠢く物体を見て蒼真はそう判断する。

 スライムとは魔物ではあるが、何でも食べる雑食性と子どもでも倒せる弱さ、高い繁殖力で、最早家畜化された魔物である。

 何でも食べて、何でも消化出来るが、その消化速度は遅く、人が食べ残した肉を一切れ消化するまでに三日は掛かる。

 ただ、取り込める量は多く、限界までため込んだスライムはゴミの塊と見間違えてしまう程である。


「メンス! 落ち着け! ただのスライムだ!」


 穴の底までは二メートルちょっとだろうか? 蒼真が穴の中に手を入れると、メンスがそれを力強く握りしめた。


「せんぱい!」


 ずりずりと穴から引き上げると、メンスは蒼真の胸に飛び込んでくる。その肩はガタガタと震えている。


「落ち着け。もう大丈夫だ」


 蒼真はそんなメンスを優しく抱きしめて、何とか落ち着かせようとする。


「……ご、ごめんなさい」


 暫く蒼真に抱きついていたメンスが、ゆっくりと蒼真から離れる。


「落ち着いたか? 怪我は無いか?」


「はい、大丈夫です……その、ご迷惑をお掛けしました」


 言って、頭を下げるメンス。


「……そ、その、この前の事が頭を過っちゃって」


 そのまま、メンスが消え入りそうな声で言う。


 ああ、ついこの前だからな、しかも同じ落とし穴……そりゃ、パニックにもなるか。


「そういう事なら仕方がない、なぁ拓也……ん?」


 蒼真は何て声を掛ければいいのか、分からずに拓也に話を振る……が、拓也の姿が見えない。


「おい! 拓也!」


 蒼真は叫ぶように拓也を呼ぶ。


「……ここだ」


 すると、地面からにゅっと拓也が姿を現す。その姿はゼリーをかけられたかのようにベトベトしている。


「……まさか、お前も落ちたのか?」


 蒼真は安堵と呆れが混じったため息を吐いて、そう問いかける。


「ああ」


 言いながら、地面に跡を残しながら拓也が向かってくる。


「いつ、落ちたんだよ?」


「蒼真がメンスちゃ――君。の落ちた穴に向かっていった時にな。全く気付けなかった」


 言って、眼鏡に付いたスライムの欠片を拭き取る拓也。


「そうか、怪我は無いか?」


「ああ、落ちた時に擦りむいた位だ」


「そうか……誰かの悪戯か?」


 枯れたダンジョンの罠はもう発動しないはずである。で、あれば誰かが悪戯で穴を掘って、その中にスライムを放ったとしか考えられない。


「だとは思うが……万が一という事もある。どうする? 調査するか?」


 言って、メンスを見遣る拓也。


「ボ、ボクなら大丈夫です」


 そう答えたメンスの顔はまだ少し強張っている。


「まっ、ほぼ確実に悪戯だろうが、一応調査してみるか」


 言って、ベトベトになった三人は先ほどよりも慎重に歩き出した。




「なぁ、メンス。俺たちはダンジョンにあまり詳しく無いんだが……これは、罠、なのか?」


 あれから、蒼真たち三人は慎重に階層を下り、今は三階層に下る階段の前にいた。

 ここまで、多くの落とし穴を確認した。

 あからさまに穴の上に草が置かれていたものもあったし、巧妙に隠されていたものもあったし、一見すると地面と見分けがつかないものもあった。

 そのどれもが底にはまるでクッションのようにスライムが置かれていた。

 更にはある場所を踏むと、柔らかいボールが発射されるようなものもあった。

 また、ある場所を踏むと、そこに設置されたロープで足をくくられ逆さ吊りになったりもした。不思議なことに、これは時間と共にゆっくりと下ろされていった。

 何と言うか、罠というよりは手の込んだ悪戯と言ったほうがしっくりとくる。だが、数が多すぎだし、あまりにも手が込み過ぎている。これが、人の手によるものなら、作ったやつは相当の暇人である。


「わ、分かりません。ダンジョンの罠というのは普通、もっと危険なものなので……でも、罠と言われれば、そんな気もします」


 メンスは困惑しながらそう答える。


「以前に来た時より、魔物が少ないのも気になるが……まぁ、次で最下層だから最後まで調査してギルドに報告すれば良いか」


 言って、蒼真達三人は階段を降り、驚愕する。

 そこはそれまでの岩肌とは違って、完全な森林となっていたのである。前に来た時とは全く違う環境に蒼真は思わず言葉を失う。


「……一体、どうなってんだ?」


「――ダンジョンが復活でもしたんじゃないですか?」


 呆然と呟いた蒼真は急に予期せぬ方向から声を掛けられて、思わず振り向く。


「リーン」


 すると、そこには単独行動をしていたリーンが立っていた。


「ほ、本当だったら凄い事ですよ!?」


 リーンの言葉を聞いて、メンスは興奮気味に声を上げる。


「そんな馬鹿……いや、そう考えたほうが自然か」


 蒼真は咄嗟にリーンの言葉を否定するが、ここまでの罠らしい物といい、何より目の前に広がる森林を見て否定の言葉をのみこんだ。


「そうだとするならこれ以上の調査は危険じゃないか?」


 もっともな事を拓也が言う。これ以上は未知であり、危険であると。


「そ、そうだな。一度戻ってギルドに報告した方が良いよな」


 蒼真も拓也の言葉に頷く。

 一方のメンスは物凄く残念そうな顔をしている。


「あっ、軽く探索しましたが、特に危険な罠や魔物はいませんでしたよ? ですので、ここも皆さんで探索してから帰りましょう。安心して下さい! いざとなったら私が助けますよ!」


蒼真が踵を返そうとすると、まるでそうはさせんとばかりにリーンが力強く言い放つ。


「そ、そうですよ! 帰るにしても、少しだけ! 少しだけ探索してから帰りましょうよ、せんぱい!」


 主に迷宮探索をしているメンスにとっては興味深い出来事なのか、目をキラキラさせながらリーンの提案を後押しする。


「そうだ、そうだ」


 リーンに言われたからなのか、つい先ほどまで主張していた自らの意見を翻す拓也。


「……了解だ」


 蒼真は大きくため息を一つ吐くと、三人に同意した。




 ――くそっ! 嫌な予感はしたんだ!


 迫りくる木の枝を払いのけながら蒼真は後悔していた。


「――んっ~んんっ、ん~」


 目の前には木に囚われたメンス。

 この木には知性でもあるのか、メンスに魔法は使わせんと言わんばかりに、その小さな口に軟体生物のように、くねくね、うねうねと動く枝を目いっぱい突っ込む。

 木々に咲いた真っ白な花の真ん中にある柱頭からは、白く濁った液体が溢れ出ており、それが囚われたメンスにかかる。

 ヒールツリー。

 リーン曰く、あの白く濁った液体の中にはこの木の種が埋まっており、人や動物を捕えては種をまとわりつかせて運ばせるらしい。

 この白く濁った液体は無害、それどころか、種を保護する為に存在しているからか、とても効能の高い傷薬になるという。

 その為、この木は乱獲され、その数を大幅に減らしてしまった。今となっては絶滅を危惧されているレベルである。

 乱獲以外の原因としては、この木はある程度大きくなるまではとても弱く、無事に成木する確率は低い。

 故に、より多くの種を出して、運ばせようとする。


「んっ! んっ! ん~~~!」


 今も捕えたメンスにこれでもかと種の入った白濁した液体をかけている。


「くそっ! どうすりゃ良いんだ!」


 囚われたメンスを助けようと蒼真が近づけば、ヒールツリーは蒼真も捕えようと、無数の枝を伸ばす。

 ヒールツリー自体はさほど強くない。さほど強く無いから乱獲出来たのだ。今の蒼真なら倒せるだろう。


「蒼真さん。倒しちゃ駄目ですよぉ。ヒールツリーは貴重ですし、あの液体は傷薬になりますからね~。倒したなんてギルドに報告したらきっと怒られますよ~」


「そうだぞ! 蒼真! 少しでも多く液体を回収しよう! だからお前も捕まれ!」


 遠くから蒼真に叫ぶリーン。それに追従している拓也は自らの意志で木に囚われて、嬉しそうに白濁した液体をかけられている。

 そう、リーンの言う通りなのだ。倒せるが倒すのはまずいのである。

 だが、望んで捕まっている拓也はともかく、明らかに嫌がっているメンスを放って置ける訳も無く、こうして倒さないように気を付けながら蒼真は四苦八苦しているのである。


「俺は遠慮しておく! リーン! これ! 知っていたろ!?」


「危険な魔物じゃないですよ~。メンスさんも拓也さんも暫くしたら解放されるんで心配いらないですよ~」


「ん~! ん~! ――んっうぅん!」


 囚われたメンスは口を塞がれて、苦しいのか、涙を浮かべながら助けを求めて、身をよじらせる。


「あ~! もう!!」


 それから、蒼真は何度もヒールツリーに挑むが、悉く上手くいかずに、結局メンスはヒールツリーの気の済むまで囚われたままであった。

 その後、この枯れたダンジョンの探索結果を報告した蒼真達には少なくない報奨金が出てた。

 また、何故ダンジョンが復活したのかは謎のまま、様々な憶測が広まった。

 余談だが、最下層のヒールツリーはギルドに保護され、設置された安全性の高い罠と、あまり強くない魔物のおかげで、このダンジョンは入門コースとして賑わう事になる。

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