表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

45/337

二章プロローグ

「ほほぅ、この地に人間が?」


「ハッ。まだ詳しい確認は取れておりませんが、幾つかの街で報告が、人間と戦闘し敗北したモノが居ると」


 とある部屋に、二人の男がいた。

 その部屋は暗がりで、室内の様子は分からない。

 そんな部屋のドア前で、彼女は一人、ドアに耳を押し付け聞き耳を立てていた。


「ふむ。エルフの森が突破されたのは報告されていたが、未だ砦を建築している段階ではなかったか?

 奴等が不用意に我が領土を脅かすとも思えん。まだ準備も整っていない今、我が軍に攻められるのは向こうもあまり良い顔はしないのではないか?」


「私もそう思います閣下。ただ、噂では女一人、あるいは魔族の女と一緒に居た二人組という噂も、二人組の方には片方、見なれぬ風貌の赤い身体をしていたとか」


「見なれぬ風貌? ゴホッ、ま、まぁいい。それより各所の防備は?」


「今のところはまだどこも危険な地域はございません。ただ人間もさるもの、一筋縄ではいかぬようで」


「だろうな。しかし……ウグッ、ゴホッ!?」


「陛下ッ、安静に、安静になさってください、このままでは」


「ぐっ、すまんな。我がこのような状態で……」


 少女はそっとドアから耳を放す。

 クスリと笑みを浮かべて鼻歌交じりに歩き出した。


「魔界へよっうこっそ、にんげんさん。ふふ、あはははっ」


 笑みを浮かべて少女は走りだす。

 愉快、本当に愉快だ。

 これから、人間と言う名の生物を初めて見る事が出来るのだから。


「朕が躾けてやろうぞ。くく、楽しみだ楽しみだ。待っていろ人間。この魔王の娘たる朕がっ、否、この次期魔王がお前を躾に行くぞぉぉぉっあはははははははっ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ