六人の勇者3
しかし、どうなってる?
「ステータス表示」
名前:武藤誠 真名:河上誠
Lv:1
状態:ふつう
スキル:変身・開放・強制ステータス閲覧
装備:変身ブレスレット
……これは。
スキル欄に必殺やセイバー召喚。飛行能力すら書かれてない。おそらく変身の対になる変身解除がないせいで元の姿に戻れないのだろう。どうなっている?
開放のスキルはちょっとわからない。
「ちょ、ちょっと君、今の何、何したの!? っていうか何見てるの! まさか、ステータスか!」
大悟が突然喰い付いて来た。
今は面倒なのだが、相手をした方がいいだろう。
「ステータス表示と答えれば出て来るぞ。自分のステータスが見れるだろ」
とある駄女神が俺のクラスメイト達に与えていたスキルだ。話には聞いていたのでこの世界でももしかしたらと思ったが一応使えるらしい。
まさかとは思うが、この世界もあいつが関わっていまいな?
「ステータス表示! お、おおおっ! すげぇ! アイラブファンタジーっ!!」
大悟がとても煩い。
しかし、これは困った。セイバーがなければ武器もない。これでは普通に役立たずだぞ。
「ふふ、ははは。見てよこれ!」
名前:冨加津大悟 真名:冨加津大悟
Lv:1
状態:ふつう
スキル:剣術Lv1・地魔法Lv1・モンスタースカウター・デッドラインアッパー
装備:服?・靴?・道具袋?
「なんだそりゃ?」
「ステータスだって浜崎」
「オイコラ、なに親しげに呼んでんだテメェ?」
「ひぃっ!? い、いいだろ。この世界ではお互い勇者なんだ。普通なら名前呼びでもいいくらいなんだぞ!」
どうでもいいことを話し合う二人を放置して、見せられたステータスを見る。
スキルが四つもある。俺は変身スキルとよくわからないスキルだけだったのに。
装備の三つは多分異世界の服とかだから対応出来てないのだろう。防御力も皆無のようだ。
……そうか、俺、変身ブレスレットしか持ってないし、スーツは装備に含まれないのか。一応、スーツの強化は有効なのが幸いといったところか。
「それで? 剣術と地魔法はなんとなくわかるけどそのモンスタースカウター? とデッドラインアッパーってなに?」
若萌の言葉に大悟がステータスを操作する。するとスキルの詳細が表示された。
そんなのできるのか。俺、全く気付かなかったんだけど?
モンスタースカウター:
魔物専用技。相手のステータスを確認する事が出来る。
デッドラインアッパー:
HP25%以下で発動。全能力にプラス補正。自動発動。
魔物専用の鑑定スキルと死に掛けになったときに全能力の上がるスキルか。結構使えるな。まさに勇者っぽいスキルだと思う。
土魔法の方は土玉が使えるだけらしい。後で庭を貸して貰って魔法撃ちたいと大悟が興奮していた。
「折角だし皆のステータスも見せてよ! ほら、MEYから」
「えー。メンドーなんですけど、ってかサンくらい付けろよメガネ。まぁいいけど」
MEYがすっとステータスを出して来る。
名前:MEY 真名:???
Lv:1
状態:ふつう
スキル:槍術Lv1・火魔法Lv1・スペクターカウンター・フラッシュスピア
装備:服?・靴?・小型通信機?
真名が見えない?
ソレにまた見なれないスキルだ。槍使いなのは理由でもあるんだろうか?
ああ、でも小型通信機? は何か分かった。スマホの事だ。
「おい、なんか真名のとこ表示されてねぇぞ?」
「んー? 隠したいと思ったらこうなったけど? それよりすぺくなんとかって何~?」
スペクターカウンター:
受けた相手の攻撃をそのまま反撃として返すスキル。
フラッシュスピア:
残像付きの槍の一撃を放つ。
「……え? ちょっと使えなくね?」
MEYが思わず顔を顰める。槍とか扱ったことねぇーんですけど? と困った顔をしていた。
スペクターカウンターもダメージ受けないと返せないカウンター攻撃らしいし、確かにあまり良いスキルではなさそうだ。
名前:??? 真名:浜崎玲人
Lv:???
状態:ふつう
スキル:魔術Lv1・詠唱速度Lv2・闇魔法Lv1・チャームアイ・モンスターテイムLv1(0/4)
装備:服?・靴?・小型通信機?
そしてこいつはバカ確定だろう。名前隠してどうする。それと結局初期段階だからレベルは1だろ。隠す意味がない場所隠してどうするんだこいつ。
でも、他の二人と比べると魔法特化な上にスキルが5つもあるのがイラッとくるな。
チャームアイ:
相手を見つめることで魅了するスキル。相手の魔力抵抗に依存する。
モンスターテイム:
魔物を仲間にする能力。Lv上昇に伴い魔物捕獲率と所有数が上昇。今の上限は四体まで。
なんだろう。このスキルを見るとイラッとする。モンスターテイムとか俺が欲しいんだけど。
チャームアイとか、まじで欲しいんですけど!? リア充専用スキルなのか畜生!