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遅刻と再会

自分も若返っているということに驚きを隠せない私を、お母さんがまた起こしに来て私のパジャマの襟を引っ張って食卓まで連れてきてしまった


私はしょうがなく、食卓に並ぶお母さんの作った、友達にザ・日本食と言われたものを食べることにした。しょうがなくだからね?決してお腹が空いてたとかそんn(ry


久しぶりに飲んだお母さんのお味噌汁が胃に入って行くのをゆっくり実感したかったんだけど、学校に行かなきゃいけない?らしいから2倍速で食べて制服に袖を通す


懐かしいなぁ・・・なんて思っていれば、またもお母さんに急かされ、スクバを持って家を急いで出た


腕時計を見れば、学校に着かなければならない時間が刻々と迫ってきているのが分かって、私は駆け足で学校まで走った。うっ、急いで食べた朝食が揺れる・・・・


しかし、そんなことに構っている暇もない為、竹刀を持って校門前に立っている先生の横を通ってなんとか一時間目に間に合った


「もー、深香ってば遅い!いつもの場所に待ってたのにいつまでたっても来ないからあたし心配したんだけど!」


席について早々、懐かしい声を聞いた。多恵の声だ、いや、目の前に多恵が見える


私が神妙な面持ちで多恵を見ていれば


「なにその変な顔!ちょっと、深香聞いてんの?!」


そう、仲良くしてた時期の、明るいいつもの口調で話しかけてくれた


「多・・・・恵・・・・」


久しぶりで、懐かしくて、嬉しくて・・・・・私は思わずそう呟いて多恵に抱きついていた


「え?!ちょ、深香?!く、苦しいんだけどっ・・・・!?」


多恵は私の突然の行動に驚きながら、そう言って私を引き剥がした。周りは何事かとこっちを見ている


「一体どうしたってワケ・・・?!って、何泣いてんの!」


私が突然泣き出しても、一度ベシッと頭を叩いた後に自分のハンカチで涙を拭ってくれる多恵の姿に私はなんでもないよ、なんて言いながらまた泣いて・・・・


先生が来る前までになんとか泣きやんだけど、充血した眼を見られて先生にまでびっくりされたのは言うまでもなかった


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