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1.招待状

私、深香は先ほどから、手に持っている招待状をじっと見つめている


それの招待状は、高校から片思いを続けていた先輩の結婚式への招待状だった


確かに、先輩には婚約者がいると聞いたことがあった。だからそれには、あまり驚いたり悲しんだりと言うことがなかった


しかし、その先輩の結婚相手が、私の気持ちをどん底にまで突き落とす。その相手とは、私の幼馴染で元親友だった多恵だった


元親友、というのも、私と多恵が中学生の頃に絶交したからだった。絶好の理由なんてほんの些細なもので


多恵が気になっていた人が、私のことを好きだって知った多恵が私を階段から突き落としたんだ


それの理由を知らなかった私は、何度も多恵に理由を聞こうとして接触した。けど、多恵は私に会おうともしないで・・・・・・


そんなある日だった。突然、多恵が家に来てこう言ってきたのだ


『もうあんたとは絶交するから!これ返す!!』


これ、とは、私と多恵が知り合った時にペアで買った兎のぬいぐるみのストラップだった


その時の多恵の顔は今でも忘れられないし、脳裏に焼き付いて忘れたくても忘れられない。罪悪感と憎しみが混じった顔だった


仲直りできると事件直後からずっと思ってたのに、そんなことを言われたショックは酷かった


そして、その一週間後に多恵は遠くに引っ越してしまったのだ


それからはずっと疎遠で。まぁ確かに連絡とりあってたら絶交じゃないし


あれから何年経つんだろう・・・・。そう思った私は指を折って数えてみる・・・・・・・・・数えた結果、6年も経っていることに気付いた


先輩の結婚式には行きたい、けれど多恵に会って何を話せばいいのだろうか


「・・・・・・・・・・・・・・・寝よう、かな」


考えるのも疲れてしまった私は、招待状をテーブルの上に置きそのまま寝てしまうことにしたのだった


そしてベッドの中で思った


―絶交したあの親友と仲直りしたい



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