表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

5話 新戦力

地球の環境と似た星だが違った文明を持つ世界の物語

 先日ダンジョンでメデゥーサを仲間にし装備ではファンクションガントレットを手に入れ戦力が整ってきた、更に一心同体と睡眠学習で経験値を共有して飛躍的に強くなった

 あとはメデゥーサが憑依出来る身体探しだが女性の盗賊や殺人対象って普通に考えて少なく探し辛いと思っていたが、メデゥーサの言う綺麗な身体とは五体満足に揃っていると言う事らしい、しかも人ではなく人形でも大丈夫と言う事だが実物サイズの人形なんてあるのか?と思っていたが子供のおもちゃのクマの人形でも憑依後に魔力で変形させる事が出来ると言う、仕上がりの外見との違いの大きさに比例して、変形に時間と魔力がかかると言っていた

 俺は人形店に行き1番大きなクマの人形を買ってきて憑依させた、その後数時間かけて変形して人化したメデゥーサはとても美しい女性の姿になった

 「メデゥーサだよな?」

 「人化するところ見てたでしょ」(メデゥーサ)

 間違いないのは分かっているが元は大蛇だし、憑依したモノはクマの人形だから信じられなかった

 メデゥーサは人化してもスピリットウォリアーズと意思疎通出来るが俺のストックルームに入る事は出来なくなった、能力は大蛇から引き継がれるモノもあるが本人にもどの程度か分からないらしい、ファンクションガントレットでメデゥーサの能力値を見ると戦闘力72と表示された、俺の戦闘力はステータスと念じると出て来ると分かったが戦闘力は81だった、これは俺単体の戦闘力でスピリットウォリアーズの戦闘力は含まれていない、もっと詳しく言うと剣術か体術の物理攻撃で高い能力の戦闘力と最も得意な魔法属性の戦闘力の合計値である

 ただ戦闘力の数値はあくまで目安、能力の相性や装備で1〜2割程度の数値の差はひっくり返るらしい特に俺のように4属性持ちは1つに特化していないので実際の戦闘力は表示より上になるそうだ、ハンターランク5つ星で戦闘力が100前後の事が多いと言う事なので3つ星の俺が戦闘力81と言うのは上出来なはず

 今のところファンクションガントレットは簡易鑑定?の機能と魔法障壁しか分かっていないがモニター画面の右下に?マークが表示されている、表示を押せば使い方の説明等が見れるが今はモニターとマジックシールドの説明だけだ

 俺は自分の強さもだいたい把握できたので旅を再開させる事にした、此処までは歩いて来たが小さな荷馬車を買い馬車の旅にする、野営時にテントを張らないでよくなる事とメデゥーサが一緒だからと言うのが理由だ

 ラングルを発ち南へ向かう、道すがらメデゥーサに本人の能力を聞くと石化に毒と再生の能力があると言った

 石化や毒で犯された身体は再生魔法で元に戻せる怪我や病気を治す事も出来る、ヒーラーとしても役立ちそうな能力、毒と再生で拷問にも使える

 ダンジョンで俺が石化されなかったのは能力を使う前にスピリットウォリアーズに倒されたからで、スピリットウォリアーズが無傷だったのは霊体は石化出来ないかららしい

 人化したメデューサは硬い棒状の武器を希望している、石化した敵を砕く時にも使用するため刃物は刃毀れするので使いづらいそうだ片刃の剣でも良いみたいだ、次の町で何か本人の気に入ったモノを見つける事にした

 ファンクションガントレットについては大昔に戦った人間が着けていたもので、その男がメデゥーサをあの部屋に閉じ込めたらしい、戦闘前にモニターで戦闘力を計測されたあと、戦闘中に見た機能は魔法を弾く機能と鉤爪を覚えていると言う他にも機能があるかもしれないが覚えているのはそれだけと言う話しだ

 それとは別にこの世界には大昔からファンクション装備とインテリジェンス装備が数種存在する、ファンクション装備は使用者の意思と魔力に反応して機能が進化する装備、インテリジェンス装備は装備が意思を持っていて使用者の役に立つように装備自らが考え進化する装備らしく、剣や盾の他に鎧等もあるらしいが現在どこにあるか不明と言う、この話が本当なら過去の能力には関係なく俺の思う能力に進化するはず、魔力量には自信がある魔力不足で進化出来ないとなる事は無いと思う

 馬車での会話でメデゥーサから俺の知らない情報を数多く得た、特に他のファンクション装備とインテリジェンス装備は何処かでお目にかかりたい、旅の目的が1つ増えた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ