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8/7「膨張」

 天気予報というものはいつだって嘘つきである。


 いや、分かっているさ。あくまでも予報だから100%当たりはしない。

 最近では精度も上がって時々嘘つきになるだけだってのは。


 でも俺の場合は違うんだよ、いつだって重要な用事がある時に限って嘘つきになる。




 今日だってそうだ。

 一大事業の最後の仕上げをするために、わざわざこんな片田舎にまで来たっていうのによぉ……。


 俺の目の前には巨大なスライムが道を塞いでいるんだぜぇ~?


 ったく冗談だろ?しかもこういう時に積み荷はヤバイやつなんだよ。


 ちょっと刺激すれば爆発してしまう魔石を大量にだ、研究で使うらしいが運ぶ人間の気持ちを考えろってんだ!


 しかし幸いなことに馬車ごと呑まれなくて助かったぜ。


 それにしても道端にいたなんの変哲もなさそうなスライムがなんでいきなりでかくなったんだか。


 今はもうそこら辺の屋敷は軽々と丸呑みにできてしまうくらいに膨れ上がっている。


 てかこれ、今も大きくなってね?

 おいおい嘘だろ……


 とにかくこの状況を何とかしないとな。

 武器はあるがスライムは物理攻撃には強いからなぁ、魔法にもわりかし耐性あるらしいが。


 いや、そもそもこのサイズは物理とか魔法とか関係ないだろ。


 とにかくスライムには核みたいなのがあってそれを壊せば討伐できる。


 少しかわいそうだが自然界の摂理だ。


 強いものが勝つ!!


 おりゃ!よし!核に剣が刺さった!


 これでこのでかぶつは……ん?


 なんだあの青い球体は?

 いや、確かに、こういう仕事をしていればなれるものだ。


 うん、こっちが核だな。

 それにしてもじゃあこっちの球体は一体……?


 なんか見覚えあると思ったが……そうだ思い出したこれがさっき言った魔石の原……


 ……次の瞬間、……


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