盗賊狩り2
強烈な刺激臭が鼻を貫き目が覚める、見回すと茶色の作業着の女性が手を振っている、どうやらテントのようだ。
「おはよう! どう、どう、たっぷりと寝た感想は?」
「そんなに、寝てたんですか?」
「そうだね、二ヵ月ぐらいかな、ほら。」
そう言って、持ち上げられた自分の腕は明らかに細くなっているし、ほとんど力が入らない。何かおかしい、アンに会うなら屋敷に連れていかれるはずだが、テントの外から声が聞こえるし、水の流れる音もする、川沿いで野営しているようだ。記憶はしっかりしている、箱詰めされるところまでは覚えている、すこし探ろう。
「状況が分からないんだけど、今どんな?」
「そうだね、簡単に言うと、盗賊の砦襲ったら、木箱があって、開けたら人がいた、そんなとこかな。」
「盗賊を襲撃って? その、逆じゃなくて?」
「うーんと、これ知ってる?」
そう言って、彼女は右腕をまくっていく、そこには赤いトカゲの尾だろうか、手首まで入れ墨が入れてある。
「……綺麗ですね。」
「知らないか、レッドテイルって傭兵団で、主に盗賊狩りをやってます。」
「なるほど、それは素晴らしい。」
「でしょー、義賊ってやつですよ、かっこいいでしょ?」
「……はい、とっても。」
「でも入れてあげないよ、うちは女だけだから。」
「……女性だけ……、自分は非力なのでそんな戦力になりませんから。俺はこの後、どんな扱いになるのでしょうか?」
「町まで送ってあげるよ。もちろんお金を取ったりしないよ義賊ですから、でもね、世界が平和になる為にうちらに援助してくれてもいいんですよ。」
「……なるほど、えっと自分の入ってた箱に荷物無かったですか?」
「あぁ、あるよ。」
頭の上を指しているが、寝がえりもうてない。
「あるなら、お支払い……いや援助できると思います。」
「なら、明日の夜まで歩けるように特別な薬を調合してやるぞ。それじゃ、今夜はもう寝とけ。あ、私はランね、よろしく。」
そう言うと、テントを出ていくと誰かと話している、しかしよく聞こえない。女性だけの傭兵団の噂は聞いたことがあったが、みんなビキニで戦っていると、世の男達はアホだな俺も含めて。
そして体が動かない、腕に関しては肩を少し上げるだけ、足首は少し回る程度。明日はリハビリなのだろうか、しかし一日で歩けるようになるとは、魔力でなんとかするのだろうか。
少しづつ体を動かすのを想像していたのだが、荷馬車で移動しながらランともう一人の女性に怪しげな液体をひたすら飲まされる、力が入らない為抵抗できず、ひたすら飲む。夜にはなんとかすり足で歩けるようになる、外にでると確かに女性しかいない、もちろんビキニではない、作業着というか戦闘服だろうか、露出はすくなめで年齢層が広い。
「夜外にでちゃだめだよ。」
そう言いながら、アンが歩いてくる。
「魔物がでるんですか?」
「うーん、100人の男の中に女一人で、しかも町を離れて10日も経つとどうなる? 男女が逆だったら?」
「テントに戻ります。」
「よしよし。」
翌朝には握力も少しもどった為、誰もいない隙をついて木箱を開け、ランに支援の為のお金を渡す。とても喜びご褒美といって、女性4人に押さえつけられながら、怪しげな液体を一日飲まされる。
夜にはテントの中をだいぶゆっくりだが、歩けるようになる。そして、ご褒美だよーとランがやってきて、目隠しをされ、後ろ手に手枷を付けられ、全裸の女性が連れてこられる。
「捕まえた盗賊なんだけど、町で衛兵に渡したら吊るされちゃうから、気にしないで好きにしていいよ。」
「いやいや、待って待って、義賊って言ってなかった?」
「盗賊が何するか知ってるでしょ? うちの団の子に手を出してトラブル起こされてもこまるから、これで発散しといて。」
これって、目元は見えないが、結構美人さんぽいし、スタイルも悪くないというか、腹筋割れてる……、腕もかなりたくましい、座っているがたぶん背丈は同じか少し高いか。しかし、発散しとけって、しかしこれは、超えてはいけない所のような気がする、しかし、目隠しに手枷はエロい!




