魔獣ハンターとして23
すべて埋葬し地面に剣を立てる、やっと持ち上がるでかい剣、振り回す人がいるとは信じたくないが、あのマッチョ達なら軽々振れるたのだろう。そして、話した傭兵のおじさんから団の残りは10人のマッチョ軍団。装備を手配して一週間ほど遅れてやってくる、そっちが本隊らしいが、ちょっと意見が合わずに、先発隊だけでしとめて、とんずらする気だったそうだ。しかも残りの団員の仕留め方も教えてくれた、見晴らしのいい場所で馬車の前輪が落ちる程度の落とし穴を掘り、待ち構える。村まで1日以上かかるその場所では、まだ油断して全員が相当に酔っ払ってまともに走れる奴はいない。最初に派手な帽子被ったすかしたリーダーを仕留めれば、負けなない。あいつらも死んでしまえばいいんだと、仲間をそんなに恨んでいたのだろうか。
すべて、指示された計画通りにすすんだ、酔っ払いが達が盾で綺麗な壁を作れるわけもなく、移動しながらの長距離射撃で一人づつ仕留める、最後に逃げだした3人を仕留め、一晩かけて埋葬しすべて終わった。
確かに俺は悪魔なのかもしれない、中世の装備とスナイパーでは勝負にならない。だか課題も残った、一人プレートの胸当てを付けている傭兵がいたのだが、一発目はすこしよろけただけで、鎧が矢を受け止めた。焦らず次の矢は足を狙い仕留めた、検証の為プレートを外して撃ってみたが、あっさりと貫通する。鉄の盾に魔力を通せば、一発は守れるのだろうか、これは一人では検証できないし、手伝ってくれた人が死亡する確率が高い。どっちにしても、こんな見通しがきき、相手が酔っ払いでなければ、10人も相手には出来ない。これからずっとこんな事が続くのかと思うと、ため息がでる。
しばらく街道がギリギリ見える森を進む、山の中で野宿などすれば魔物に食われそうなので、矢でロープを飛ばして高い木の上に寝床を作り、移動は昼のみにする。木に登れる魔物がいない前提だが、そこまで考える余裕はない。
町に入り、真っ先にフード付きのコートを買う、こんな顔を隠していては、怪しい人ですと言っているようなものだが、同じ格好の人をたまに見かける。
酒場に入り、入口脇に似顔絵とその下になにやら書いてある、明らかに俺の顔だとわかる張り紙もあるが、綺麗にひげをそってあるもので、がっつり伸びた今の状態ならあっさり判別されることはないだろう。
宿は取らず、広場で出発の用意をしている荷馬車隊に声をかけてまわり、西へ向かう隊列に金を払い乗せてもらう。数か月ぶりに元の生活に戻っただけ、村での平和な生活など、俺には贅沢すぎたのだ。




