領主10
出兵といってもフィールには元々そんなに兵はいない、にもかかわらず反乱でかなりの人数が亡くなり残った者も重症者がおおい、その為下級兵士扱いと決まったばかりの元貴族も強制徴収となった。
下級兵士とは言っても扱いは市民と変わらず給料も安い、そして貴族から落ちた家は今回の騒ぎで成人した男は出せない、そんな事情でも兵を出せないとは言えないので、武器の似合わない子供がかなりの数参加する事となった。
それに加えて、今回中立もしくはほぼ決着がつくまで兵をださなかった貴族もかなりいたわけで、処罰されないまでも、今後冷遇される恐怖からかとりあえず参加する。
移動中に入って来た情報では、逃げた貴族が山に入り猪の群れを刺激して町まで連れてきてしまったらしい。ほんとに迷惑な話だが、猪っていっても象ぐらいのもいるので群れとなると町や兵にもかなりの被害がでることを覚悟しなければならない。この時点で子供は帰せばよかったのだが、他にも帰りたいなどと言い出す者がでると寄せ集めの隊が崩壊しかねない、解決策のないまま町の手前で陣を張る。
狼などの肉食の獣に比べて、雑食や草食の動物達はあまり魔物とは呼ばれない、縄張りを荒らしたりしなければ襲われる事はないし、火を怖がるので追い払う事は簡単だからだ。それも人から魔力がとれると気が付くまでだ、一度人が美味いと分かれば火を恐れたりはしない、狂った様に人をおそいだすので肉食獣よりもやっかい。
報告では、町は火の手が上がっているが猪達は気にせず食事中、数は80~100でほとんどが大型5m越えが20以上、建物も城壁もボロボロで生存者は地下室などに隠れている数人と思われる。
頑丈な城壁や堀のある町でなければ魔物の群れには対処できない。こんな時の通常の対処方法は道を通行止として橋も落し、一帯を侵入禁止とするのだがここはフィールから徒歩でも半日、王都へも近すぎる。放置するわけにはいかないのだ。
道はほぼ真っすぐだが、町からこちらへは少し登り程度であいつらが疲れてくれるとは考えにくい、両側は林で騎馬も使えない、そもそも騎兵は数えるほどだ。安全な策は何もないが、柵と杭を立てて堀をほる、5mの獣相手にほぼ効果がないことは分かってはいるのだが、無いよりかましだろう。
「ヒロさんの矢でさくっと倒せないんですか?」
「チャラ男……、お前が一列に並べて動かない様にしてくれるなら、半分ぐらいはなんとかなる。」
「とんち比べみたいな話は今はいいです。」
「お前が言ったんだろうが、幾らでも打てる矢は人ぐらいしかた倒せないんだって言ったろ。戦車砲なみの威力のも撃てるけど、10発撃てるかどうかだし威力の調整が難しい、それに精度が落ちるから遠距離では使えない。前に倒した時は一匹だったし、運よく一発目が足に当たったからなんとかなったけど今回はきびしい。」
「つみましたね。」
「なんか弓以外でアイデアないのか?」
「待ってるキヨちゃんの為にも、がんばってください。」
「今余計な事かんがえさすなよ。」
「俺にできるのは、応援ぐらいですからね。」
「もう帰れよ。」
今までも魔物討伐で兵を出して陣をはり、机に地図を広げて案をだした。違うのは、前にいた貴族達は敵にまわり亡くなったので俺しか残っていない。死んだ方がこんな難しい事考えずにすむので、幸せなんじゃないかと思う。
深夜になって火事も鎮火し中の様子はさっぱりわからない、双眼鏡でのぞいても月の無い夜にはなにも見えない。照明弾とかないんだろうか?
「ヒロさん、アイデアもってきましたよ~。」
明け方近くになって、チャラ男がなにやら大掛かりな荷物を引き連れてもどってくる。
「ほんとに帰ってたのか……。」
「命令に忠実な男ですから。」
「都合のいい時だけだろうが、なにもってきたんだ。」
「これですよ、ジャジャーン!」
「恥ずかしげも無くそんな事言えるお前がうらやましいよ、なにこれクレーン?」
太めの木材に、デカい金具がついているが荷馬車に積まれた状態ではよくわからない。
「投石機ですよ!」
「点滴みたいの繋いで、治療につかうやつ?」
「それ向こうの話でしょう! 石投げるやつですよ。」
「あー腐った牛とか投げるやつか、それって精度でないし、石あたってもあいつらには小さめの棍棒でなぐられたぐらいだろ?」
「30ありますので精度は数でおぎないます、そして投げるのは油の樽です。」
「全部燃やすのか……獣だし確かに燃えるのかも。しかし30もよくあったな。」
「今回の件で死んだ貴族と攻城兵器もうかりそうだからって、王宮から色々資料もらったりして作ってたんですよ。」
「武器商人じゃねーか、そんなの俺聞いてないぞ。」
「めくらでぽんぽんサインするからでしょ。そもそも、フィールは武器輸出してますし。」
「剣やら鎧やら作ってるな。」
その後、明るくなってきたので再度偵察を出すと数は200以上とあっさり悪い方に傾いたのだが、町から西にのびる細い道は谷間を抜けてかなり大きな川まで続いていることが判明、しかも川に向かって下り坂になっておりうまく誘導してタイミングよく橋を落とせば大半を川に落とし残りを油で焼いてしまえば一気に解決。せっかくの投石機を使わない流れになったが、チャラ男は気にしてないようだ、俺だったらなんとか使う案を押し通してしまいそうだが、分かってたけど奴は意外と大人だ。
なんとか昼までに谷間の道に油樽をしこみ、猪がこけてくれるかどうかわからないが、水をまいてぬかるみを作る。
「ヒロさん、大将みずからおとりになるってベタじゃないすか?」
「狩りでもやるけど、黒に振れててさらに魔力がおおい俺の血は魔物に人気なんだよね。」
「そうだとしても、乗馬へたですよね。」
「すこしぐらいは乗れるぞ、全力で走らせるのはケツが痛いから……苦手かな。」
「もうすこし真面目に練習したほうがいいですよ、いろいろと……。」
「うん、すごく後悔してる。」
「それで、猪相手に走って逃げる気ですか?」
「乗り物って馬しかないんだから、大丈夫だって練習でも3回に1回は30秒ぐらいダッシュできたから。」
「計画では、10分は逃げないといけないんですけど……もしこの作戦が奇跡的に無事に終わったとしても、キヨちゃんに殺されそうな気がします。」
「やらないとフィールも危ういんだから、って理由で説明しといて。」
「自分で説明してくださいよ。」
チャラ男の心配はたぶん別の所だ、俺は戦争で味方を犠牲にするような策を使えないのかもしれない。今回の反乱で俺を守って死んだ人間がさらに増えた、それを子を無くした親や、夫を亡くした妻に告げるのは俺でもつらい、いつも自分が死ねばよかったと落ち込む。そんな弱い領主では、大事な者は守れない……。
欲をいえば町の周りを一周して全て釣り上げて一回で終わらせたい所だが、乗馬に自信がないので町の手前で馬上から手を切って布に血を染み込ませる。このやり方は今まで何度もやってきた、大抵は木の上から落としてその布の匂いを嗅いで確かめているところに矢を放つ、馬で獲物を誘導したことはまだない。
風向きの為かしばらく反応が無かったのだが、予定通り猪達はかなりの勢いで町を出て向かってくる、いや思っていたよりも数がおおいというか、横に広がって迫って来る。
俺の嫌な予感は残念な事に大抵は当たる、圧巻な勢いで駆けてくる大型の猪にびびって何度も振り返ったためか手綱が緩んであっさりと落馬して地面を転がる、映画なら口笛ふくと馬がかえってくるところ……だが練習で日に数分乗る程度では馬との絆などなく、軽くなった馬はさっそうと逃げていく。
そしてせまりくる猪達、軽くするため剣どころか鎧すら着ていない、剣なんかあってもどうしようも無さそうだが……ダンプにひかれるぐらいのダメージだろうか、今回は逝ったなとあきらめていると、ヒロさーんと
優秀な宰相が馬で走って来る、手をのばしてなんとかしがみつく。
「チャラ男ナイス!」
「やっぱり最初から数騎つけとけばよかったんですよ。」
「つか落ちる事みこして、近くにいたのね。」
「9割落ちると思ってましたからね。」
「ひどいな、ちなみに今ので肩外れたっぽいから最後のロープ登るのは無理っぽい、橋渡るほうに変更ね。」
「今更! あの橋って徒歩専用ですよ、馬ですら怪しいのに追いつかれたら俺らも川に落ちますよ。」
「そん時は、泳ぐ。」
「肩外れてるのに? 俺も鎧きてるし……、それに二人で乗ってるせいで追いつかれはしないですが、さほど引き離せそうもありません。」
「練習不足だな。」
「ヒロさんに言われなくない。」
チャラ男の読み通り、少しは差が開いたが下馬して鎧を脱いだり、肩の治療をしている暇はない。
「ヒロさんまずいっす。橋がありません!」
登り坂が終わり、下りに入った所でチャラ男が前方を指さしながら、恐ろしい事を口走る。たしかに川に向かって道があるが、その先に橋はない。
「そういえば、念のため落としとこみたいな話してなかったっけ?」
「最終的には、落とさないって……いやヒロさん今はそんな事どうでもいいです。ロープは2本あるはずなので、先に登ってひっぱり上げます。予定では川手前には人は配置してませんが、誰かいるかもしれませんし、最悪俺一人で引っ張ります。」
「おー、なんか忠実な部下みたいやん。」
「忠実とか置いといても、ヒロさんになにかあったらうちの家系ピンチですし、なによりキヨちゃんに殺されます。」
「こわー、笑える。」
「笑うとこじゃねーし、ちっとは自覚してくださいよ!」
「フィールが消えるよりかましだろ、先に登ってとりあえず点火の合図な、片手でも少しは登れるだろ。……可愛い嫁を救う最善を選べばいいんだって、全部思い通りにはいかないさ……深く考えるな。」
「我が身可愛い上司も困りますけど、もうすこし頑張って生きてもらわないと下が困るんですけど。」
「こういう性格だからな、あきらめろ。」
橋は見事に落とされているが、ロープは2本設置されている。予定通り上に人はいないようだ、二人乗りに気が付いて誰か来てくれるかもしれないが、時間的にはきびしそう。チャラ男は身軽に登っていく、俺も両手使えればさっさと登れる、それぐらいこっちに来てから木に登ったのだが、右腕だけではやはり厳しい。チャラ男が引いてくれているようだが、そんなに早くは上がらない、そして遠近感がおかしくなりそうなでかい猪がせまってくる。
結果的には、戻って来た騎兵に引っ張ってもらって、すこし地面を転がされたがなんとか間に合う。上から眺めていると気持ちいぐらいに足をすべらせて川まで落ちていく……のも前半だけで、後半の団体は途中で詰まり立ち往生、たっぷりと油を仕込んでおいたので火だるまにしてやったのだが、必死に崖を登って来た数匹が火がついたまま暴れまわり、かなりの数の重傷者と3名死亡、一人はまだ12歳になったばかりの少年も含まれていた。それでもチャラ男からこらえてくださいと言われ、救護の支持と逃げた小型数匹の追撃支持をだしていく。
今回の唯一救いとなったのは、町自体が旧鉱山の上に開かれた町であった為、かなりの町人が地下に退避し人的被害は少なかった。本来なら見捨てられるはずのところを自らを犠牲にして町を救ったと、かなり誇張の入った新任ミラ広報官の宣伝もあり、町はボロボロなのにお祭り騒ぎとなった、いい方に転がったと解釈できなくもないけど、なんか罪悪感が重くのしかかる。
とりあえずミラを残してフィールへ戻る、さんざん上司だなんだと言っておきながら、馬車の向かいで嫁に膝枕されてすやすやと眠るチャラ男、いろんな意味で大物なのだと感心してしまう。
「まだ肩痛みますか?」
まるで子犬でもなでるように、チャラ男の髪をなでながらも俺の事も気にかけてくれる、ほんとにチャラ男にはもったない嫁のメイ。
「弓はしばらく持てないけど、まぁ大丈夫。しかし、ほんとよく躾けた犬みたいだな。」
「礼儀が……いまさらですね、領主様以外の人にはきちんと出来るんですけど。父の前では特に。」
「あの厳しそうな頑固おやじが、よく結婚を認めたな。」
「それは・・・、一人娘のせいか他家にくらべて私にはかなり甘いので、外ではそんな素振りも見せませんけどね。」
「なんかいいな、家族って感じの話は貴重だからな。しかし君らはほんと仲いいな、何十年もよりそった夫婦みたいだ。」
「もう20年も一緒にいますからね、体の一部みたい……。」
「まてまて、それって君がまだ、何歳の時の話?」
「5歳です。」
「ちょっと、詳しく聞いてもいい?」
「はい。領主様ですから。」
「いや、いやならいいよ。」
「そんな事ないです、父からは止められてましたので誰にも話せなかったんです。」
「父親よりも権限が上の人間なら無効にできるって事か。」
「その通りです、一番大事な人に初めて出会った日の話なのに誰にも話せずつらかったんです。」
「……気軽に聞いていい話じゃなさそうだけど、もう今更なので話してくれる?」
「はい。その日は商人が生け捕りにした小型の狼を館に運んで来ました。荷馬車の上に檻を乗せていたのですが、はく製にされると気が付いたのか暴れ出してしまい、馬もあばれだし檻が壊れ、呑気に見物していた私の前に狼が立ち尽くします。」
「なんていうか、話せて嬉しいってのがすごく伝わってくるよ。」
「はい、この人にも止められていたので、嬉しいです! すぐに護衛が狼を囲みますが、剣では歯が立たず全滅、邪魔者がいなくなり再度、私の前にゆっくりと歩いてきます。大きな口が開き、ずらりと並んだ牙が恐怖で動けない私に迫ります、もうダメと思った時、全裸の男が現れて私を抱きしめます。その男は私の代わりに狼の牙に捕らえられ、振り回され、私は彼の血を全身に浴びて悲鳴をあげます。槍を持ってもどってきた父達に狼は仕留められますが、彼は重症で誰も身元を確認出来なかった為に、その場で処刑の判断が下されます。私は彼に覆いかぶさって、彼を殺すなら私は二度と食事を口にしない、キズナを失ってまで生きていく意味はないと父に言い放ちました。しばらく悩んでいましたが、結局は彼の手当をするよう指示をだしました。回復してからは、私が読み書きやマナー、乗馬から剣術まで貴族の基本を教えて良き夫になると父を納得させました。」
「……うん、すごいな君を宰相にするべきだったかもと本気で思ってるよ。何個か質問していいかな?……あの、夢者ってこっちの世界に現れる時って、全裸なの?」
「あまり記録も無いですが、全裸で空から降りてくる話がおおいです。」
「それは、降臨ってやつかな、なんか大げさに修正されてるっぽいな。俺も全裸で来たのかな……。」
「覚えておられないのですか?」
「聞いた事なかったけど、覚えてるもんなの?」
「この人は、空から落ちてきた記憶があるって言ってました。」
「なるほど、こんど詳しく聞いてみよう。あと、さっきのキズナって、なんか家族の絆とかと違う意味で使ってる?」
「はい、キズナとは夢者とこの世界のたった一人結ばれる者と繋ぐ見えない糸とか鎖とかって言われる物です。」
「あー、なるほど結婚式とか神父さんがやたらと使うからなんか違和感あったけど、そういう事だったのね。……初めて会ったのに、こいつが、そのキズナってすぐに分ったの?」
「私もキズナなんて物語だけの事で、実際にキズナ同士という人は会った事なんてありませんでした。それでも何より大事な存在、あの時から今でもこれからもずっと、この人もそう思ってくれてると信じられます。」
「そ、それはすごいな、超真面目キャラならともかくこれを信じられるとは、尊敬するよ。……ん、もしかして俺の周りに、俺のキズナがいるのかな? こんな使いかたであってるのかな?」
「あってると思います、私の解釈ですがこの世界の案内役、もしくは夢者の方を守る存在と思われます。領主様もキズナの方は、今はお近くにはおられないかと。」
「そうなのか、キヨとかお互い大事に想ってそうだけど。」
「キズナ同士は魔力の向きがほぼ同じです、私と彼の誤差は王宮にある測定球でなければ測れないほどです。領主様のキズナの方なら黒振りのはずです。」
「なるほど、これから会うのか。」
「……それは、ほぼ無いかと。」
「そうなの?」
「はい、夢者の方はキズナの近くに現れますので、この世界に来られた時にはすでに近くにおられたはずです。」
「うーん、きずいたらベッドで寝てたしな、みんなそうなのかと思ってた。……もし、最初にこっち来た時にすれ違ってたら、後であった時に気が付くのかな?」
「どうでしょう、物語なのでは大抵全裸で見つめあってお互いをキズナと認め……。」
「展開早すぎだな、話終わってしまわないのか?」
「夢者方は総じて魔力が多くほぼ歳をとりませんから、大抵は悲しい終わり方になります。」
「……あー、もしかしてこいつは会った時から見た目は変わってないのか?」
「はい、今でこそ同じ歳に見えますが、これからは私だけ歳を重ねていくんです、ちょっとだけ腹立たしいですね。」
「そんな事を想えるのも、うらやましいんだけどね。……キヨは、自分が俺のキズナじゃないって気付いてるのか?」
「キヨ様はかなりの読書家とお聞きしてますから、ご存じかと。」
「好きな相手がいつか現れる運命の相手に惚れるかもしれないって、ひどい話だな。だれかあきらめた方がいいって説得しないのか?」
「本気でキヨさんに領主様のことを忘れさせようとお考えなら、そちらをあきらめたほうがよろしいかと思います。」
「キヨは人望があるなぁ。」
「キズナじゃなくてもあそこまで大事に想われてるんですから、羨ましいです。」
「あぁ……。」
「領主様私なにか……。」
「いや、館を囲まれた時にキヨをかなり強引に王都に逃がしたんだけど、その後二人で話をしてなくてな。かなり気まずい。」
「……あの、追い打ちかけるようですが……。キヨ様は、領主様の寝室でお待ちかと。」
「なぜ? ……いや、そうか俺が勢いで待ってろって言ったからかぁー!」
「まだ暗いうちに、この人と屋敷を出ましたが部屋の明かりはついてましたので、お戻りになると分かれば寝室でお待ちかと。」
「……なにか、キヨが納得する言い訳というか、なにか妙案かアドバイスないか?」
「えぇっと、キヨ様に睨まれる様な事は出来れば避けたいので……。」
「……逃げ出したい、キヨには落馬して死んだ事に……。」
「領主様……、冗談でもそのような発言は……。」
「わかった、キヨにはだまってて。」
「わかりました。」
呑気な会話だと笑顔で誤魔化しつつも、本気で逃げ出したい。今まで女性と長持ちしなかったのは、こういう逃げ腰なところが原因だったのかもしれない、こっちに来てからはかなり押しの強い女性がおおかったから忘れていた。弱気な自分が好きではないし、人からも好かれないと思考がループする。




